黒部川水系黒部川 出し平ダム湖                  2012/02/18 更新

   

 出し平ダムは富山県黒部市宇奈月町黒部奥山国有林内の黒部川にある関西電力が管理する重力式コンクリートの発電用
ダムで、ダム湖の最大貯水量は9,010,000
m3、有効貯水量は1,657,000m3で小屋平ダムほどではないが相当
に土砂が堆積している。このダムから取水した水は、はるばる宇奈月ダム湖畔の新柳河原水力発電所と音沢水力発電所に
送られる。新柳河原水力発電所の最大出力は41,200kWで、音沢水力発電所の最大出力は124,000kW。
 出し平ダムの特徴は排砂ゲートを備えていることで、毎年梅雨季に下流の宇奈月ダムとの連携排砂により、黒部川に溜
まった土砂を排砂している。このダムは登山経験の無い者は黒部峡谷鉄道からしか見ることができない。出し平駅はある
が通常一般客は乗降禁止で乗降するには関西電力の許可が必要。幸いトロッコ列車のスピードが遅いので、なんとか列車
内からの撮影は可能。従ってここの写真はすべて黒部峡谷鉄道の観光列車から撮ったもの。
  関西電力は毎秒最大3トンを放流している河川維持水を利用する認可出力510kWの小出力発電所を2014年に建設
する。年間の発電電力量は約170万kW/hで約500世帯の電気使用量に相当し、二酸化炭素排出量を年間約480トン
削減することができる。
 日帰り入浴は鐘釣で下車する場合、鐘釣美山荘で大人500円。10分くらい歩いて河原に下りると鐘釣温泉旅館が管
理する露天風呂がある。女性専用脱衣所と露天風呂も河原にある。黒部川の増水で河原に下りられない場合は宇奈月駅や
車内放送で案内がある。欅平で下車する場合、欅平温泉猿飛山荘で入浴時間は9時から17時までで大人700円、小学
生400円。奥鐘橋下の展望台に設けられた足湯は猿飛山荘から引湯しており、白く濁り硫黄の臭いがする。いずれも黒
部峡谷鉄道運行期間のみの営業。


観光列車からダム湖堰堤付近

ダム湖中流部

ダム湖中流部

ダム湖中流部

ダム湖上流部

ダム湖上流部

ダム湖上流部

出し平ダム堰堤

洪水吐ゲート

堰堤天端と取水ゲート

河川維持水の放流

管理事務所

取水ゲート右岸側

取水ゲート左岸側

左岸の検査廊入口

下流側からダム湖

ダム湖上流部

出し平駅での列車行き違い

出し平駅ホーム

出し平駅の「黒部奥山国有林」の看板

新柳河原発電所への水路橋 黒薙川

宇奈月ダム湖畔の新柳河原発電所

音沢発電所