庄川水系庄川 御母衣ダム 御母衣湖         2010/08/01 更新

     

 御母衣ダムの堰堤は岐阜県大野郡白川村牧にあり、ダム湖の御母衣湖は白川村から高山市にかかっている。ダム建設に
伴い174世帯230戸が水没し約1200人が移転を余儀無くされた。湖底に沈む光輪寺と照蓮寺に樹齢約450年の
桜の巨木があり、200m上に作られる国道156号線沿いに移植された。現在も桜を引き揚げる時に使用したレールが
荘川桜公園近くに残っている。荘川桜は高山市(旧荘川村)にある。左岸の湖畔を国道156号線が通っている。
 ダム湖は御母衣湖と命名され、総貯水容量3億7千万
m3、有効貯水容量3億3千万m3の巨大な湖で、堰堤左岸山腹の地
下にある電源開発御母衣水力発電所の認可出力は215,000kW。
 御母衣ダムは堤体内に傾斜した土質遮水壁を有する傾斜コア型ロックフィル式ダムで電源開発の第1号ダム。堰堤の正
面に「MIBOROダムサイドパーク御母衣電力館」があり、ダムの紹介や水力発電の仕組みを学ぶことができるほか、
館内からは御母衣ダムの巨大な堤体を人工池を挟んで真正面から望むことができ、入口付近に発電所で交換された水車が
展示されている。電力館は以前、ダムサイト(現在の駐車場)にあり、EF81形電気機関車が牽引する鉄道模型が走って
いた。土産店もあり、休日には大勢の人が訪れていたが2008年7月に東海北陸自動車道が完成し交通量が激減するこ
とから長年電力館にあった食堂と土産物販売店は撤退した。東海北陸自動車道全線開通により、国道156号線の交通量
は激減し、地元の人のマイカーと自動車道を通れない危険物運搬車のみといった状態になっている。
 御母衣ダム堰堤付近の国道156号線のトンネルは狭く、観光バスなどには隘路となっているが、新しいトンネルの建
設工事が行われている。
 堰堤下流側の国道156号線沿いの道の駅「飛騨白山」に「大白川温泉しらみずの湯」がある、営業時間は10時から
21時(12/1〜3/31は11時〜20時)で大人600円、小中学生400円、未就学児無料。毎週祝日以外の水曜日
休館(平成21年8月中は休まず営業)。
 今回、御母衣発電所を見学する機会があったので発電所の様子も追加した。ダム湖の上流部から更に約10km上流の高
山市荘川町三尾河に庄川本流唯一の魚帰滝がある。
 御母衣ダムは庄川本流の最上流にあるダムだが、支流では大白川上流に大白川ダム、大黒谷川に大黒谷ダムがある。大
白川ダムの水は、送水管で御母衣湖左岸の御母衣第2発電所認可出力 59,200kWで使用後、御母衣湖に流される。大
黒谷ダムの水は、送水管で大黒谷川左岸にある尾上郷発電所認可出力 20,000kWで使用後、大黒谷川を流れて御母衣
湖へ入る。
 御母衣発電所で使用された水は一部は河川維持水として堰堤直下へ流されるが大部分は地下放水路を通り鳩谷ダム湖左
岸にある荒谷発電所認可出力11,200kWの少し上流部へ放流される。


堰堤天端から御母衣湖

堰堤付近の駐車場から堰堤

堰堤付近の駐車場から御母衣湖

荘川桜公園から白樺と御母衣湖

荘川桜公園から荘川桜と御母衣湖

国道156号線向平谷橋から御母衣湖

国道156号線水上谷橋から御母衣湖

国道156号線尾神橋から御母衣湖

堰堤天端から御母衣湖

国道156号線から御母衣ダム堰堤

フラップゲート付自然越流式洪水吐

フラップゲート洪水吐

自然越流式洪水吐

非常用洪水吐放水路

常用洪水吐

取水塔

堰堤下の副ダム

常用洪水吐放流口

発電所からの河川維持水

放水路橋から堰堤天端

堰堤天端中央から右岸

堰堤天端中央から左岸

左岸から堰堤

堰堤天端から御母衣電力館

堰堤天端から御母衣発電所送電施設

御母衣発電所白水寮への入口

白水寮前の発電所へのトンネル入口

重量物運搬トラックも通る通路

発電所見学会

1号発電機

2号発電機の銘板

水車と1号発電機を繋ぐシャフト

520屯巨大天井クレーン

国道156号線沿いにある記念碑

御母衣電力館

電力館からの御母衣ダム堰堤

御母衣電力館前の交換した水車

国道156号線岩瀬橋から上流側

国道156号線尾神橋から上流側

荘川桜

開花直後の荘川桜

荘川桜の案内板

案内板、桜の部分加工

桜の引揚げに使ったと言われるレール

三尾河の庄川本流唯一の魚帰滝

蛭ヶ野分水嶺公園 日本海←→太平洋

御母衣発電所から鳩ヶ谷ダム湖へ放流

1998年完成の荒谷発電所

大白川温泉しらみずの湯