2011/03/01 更新
  
 三国芦原線は三国港−福井口間 25.2kmの路線だが、全列車が福井駅へ乗り入れる。2003年7月20日に
西長田まで部分開通した。三国港までの全線開通は三国花火大会の行なわれた2003年8月10日。
 福井を発車した列車は複線区間(現在新幹線工事のため新福井−福井口単線)を福井口まで走る。ここで勝山永平寺
線と別れ、左へカーブして陸橋で北陸本線を越え、西進して福井大学前の福大前西福井で右へカーブして北へ進む。
番田までは北陸本線と2〜3kmの距離で平行して進む。あわら湯のまちの手前で左にカーブして三国港まで走る。列
車の行き違いは新福井、
福大前西福井駅、西春江、あわら湯のまちで行われる。
 えちぜん鉄道になって駅名変更が行なわれ、西福井が福大前西福井に芦原湯町があわら湯のまちとなった。また、
2007年9月1日には福大前西福井―新田塚間に日華化学前駅、八ツ島駅が新設開業した。

福井―新福井―福井口―西別院―田原町―福大前西福井―日華化学前−八ツ島−新田塚―中角―鷲塚針原―
太郎丸―西春江―西長田―下兵庫―大関
本荘―番田―あわら湯のまち―水居―三国神社―三国―三国港

青色=福井市  緑色=あわら市  橙色=坂井市


MC6107三国港行き  本荘−番田間

MC5001三国港行き  あわら湯のまち−水居間


 えちぜん鉄道三国芦原線は三国芦原電鉄の路線として1928(昭和3)年12月30日に福井口−芦原間(現在あ
わら湯のまち)19.9kmが開通したのに始まる。1929(昭和4)年1月31日に芦原−三国町間
4.18kmが開通
した。1932(昭和7)年5月28日に電車三国−東尋坊間1.6kmが開業した。三国−東尋坊口は観光目的のため
1944年に廃止(休止)させられている。この時国鉄三国線も休止となり、国鉄の三国−三国港間1kmを電化して現
在の路線が完成した。

 京福電鉄越前本線での度重なる列車衝突事故のため、三国芦原線も運休を余儀なくされた。収支悪化により京福電
鉄は福井鉄道部の事業継続が困難になったとして2001年10月に廃止届が国土交通省に提出した。収支悪化は衝
突事故以前からで、線路路盤や、ATS、信号システム、車両の安全設備に投資できない状態で運行を続けていたた
め運行従事者の志気も低下して事故は起こるべきして起こってしまった。
 福井県と沿線自治体は第3セクターえちぜん鉄道を設立し、信号システムの改良、ATSの設置、路盤の整備、変
電所の増設などを行い2003年7月20日に運行再開に漕ぎ着けた。その後、沿線自治体の努力により輸送人員も
増加している。三国芦原線は新田塚まで福井の市街地を走るため沿線人口も多い。
 福井口−三国港間全線が単線で行き違い可能駅は福井口、西別院、福大前西福井、新田塚、鷲塚針原、西春江、西
長田、大関、本荘、あわら湯のまちの10駅。日中はパターンダイヤになっているため、列車の行き違いは新福井、
福大前西福井、西春江、あわら湯のまちで行われる。パターンダイヤ以外の時間帯は西別院、新田塚、西長田、大関
でも行き違いが行われる。西長田駅には100台規模の県営パークアンドライド駐車場が設置されている。


MC6104福井行き   三国港駅

MC6105とMC5001の行き違い  西春江駅

MC6105三国港行き 西長田駅

西長田駅の県営無料パークアンドライド駐車場

番田駅から芦原温泉街

MC1102とMC6104の行き違い  あわら湯のまち駅



新駅誕生

 将来のLRT化・福井鉄道との相互乗り入れを想定して低床車両用のコンクリート製ホームの上に木製のホームを
継ぎ足して使用している。LRT化した場合の最大のメリットは乗り換え無しで市街地中心部へ行けることで乗客の
大幅な増加が期待できるが併用軌道区間での所要時間増加がデメリットとしてあり、優先信号の設置が絶対に必要と
なる。優先信号の設置は各地で必要性が叫ばれているが、車との利害関係から容易ではない。


八ツ島駅

日華化学前駅