2018/08/15  更新

 えちぜん鉄道勝山永平寺線の勝山駅がリニューアルされたのと永平寺口駅が移転新築されたので、JR西日本の北陸おでかけパ
スとえちぜん鉄道1日フリーきっぷを利用して、えちぜん鉄道全線を乗車した。
 おでかけパスは2014年4月の消費税引き上げで2060円になった。鱒ずしなど便乗値上げが多い中、丁度3%の値上げで
良心的値上げ、えちぜん鉄道は800円のままだった。
 2014年5月17日、小杉駅6時42分発の422M金沢行きに乗車、車両は521系G26+G30の4両編成、金沢駅の4
番線切り欠きホームに到着した。
 521系J編成19本38両が一気に増備され、富山−金沢間の普通列車も富山以遠直通列車と、高岡への合間利用以外は52
1系が充てられている。
 38両すべてが敦賀配置となったため、敦賀のM編成15編成30両が金沢へ移動し、G16〜G30編成となった。2015
年、富山・石川の並行在来線会社にはG編成が譲渡される。石川にはJ編成も譲渡されることになっており、IRいしかわ鉄道の
中吊り広告にはJ編成の写真が載っている。
 1番線ホームへ移動して、332M福井行に乗車、J17編成2両で車内は高校生で満員。ほとんどが西金沢駅で下車、野々市
で空席ができて着席、松任を過ぎると空席が多くなる。金沢以西の混雑は松任までか。朝の金沢以西の流れは金沢に向かっている
ので対向列車は混んでいる。松任、小松で特急退避し、9時18分に定刻通り福井駅に到着した。
 改札を出るとすぐに、えちぜん鉄道福井駅に向かい、1日フリーきっぷを購入して改札を出る。2番線ホームにMC7009+
TC7010の勝山行きが停車している。休日も運用に入ったようで、7001形に乗るのは今回が初めて。
 コイルばね台車で6101形に比べると乗り心地が悪く連結面の踏板がぶつかる音がうるさい。線路状態が悪いので空気ばね台
車に交換すべきだと思った。
 10時19分勝山駅に到着。今回の旅の目的は改築された勝山駅と移転新築された永平寺口駅を撮影することで、早速、駅舎と
駅周辺を撮影する。



福井駅に到着した521332M
 

福井駅に停車中の7001形勝山行き
 

勝山付近を走るMC7009車内
 

 勝山駅は、えちぜん鉄道で最も古い駅舎の一つで、2004年に、ホーム待合所(昭和初期)と共に国指定登録有形文化財となり
2014年3月に創建100周年を迎えた。
 勝山市は2010年末に、えちぜん鉄道から駅舎の無償譲渡を受け、都市再生整備事業として2012年6月に着工。木造2階
建ての駅舎(202u)と木造平屋建てのホーム待合所(29u)を改修し、115台収容の2段式駐輪場、多機能トイレなどを新築
2013年10月19日に完成した。総工費は約1億4700万円。
 福井駅側にML6形ML6(京都電燈テキ6形)電気機関車がト68貨車を繋いだ状態で動態保存されていて、イベント開催時の
み運行される。
 


改修された勝山駅舎  
 

ホーム待合所  
 

ML6電気機関車とト68貨車
 

勝山駅舎入口の銘板  
 

窓口と改札口  
 

115台収容の2段式駐輪場
 

 駅舎の撮影を終えて外へ出ると、来るときに福井口車庫で見かけた7001形恐竜電車が2番線ホームに到着した。満席ではな
かったが、降りた乗客は駐車場側の出口から勝山交通の三菱ローサと大福交通の日野ポンチョに乗って恐竜博物館に向かって行っ
た。
 恐竜電車は5分ほど停車後、回送列車で発車して行った。恐竜電車は休日のみ運行の予約制で福井−勝山間片道のみの運行。福
井口、永平寺口のみ停車で定期列車の所要56分より、約10分早く到着する。
 特別乗車券300円が必要で車内は特別装飾され車内で恐竜の映像を楽しむ事ができる。特別乗車券は恐竜の卵形をしている。
(ヘッドマークと同じ形)
 


7001形恐竜電車
 

勝山交通の三菱ローサ  
 

三菱ローサの表示  
 

 7001形の折り返し列車で永平寺口駅へ向かう、MC6108が到着するとすぐに発車した。車窓から九頭竜川と新緑に浮か
ぶ白山が綺麗だった。
 永平寺口駅の乗降客は開業時に比べるとずいぶん少なくなった様に感じた。福井駅東口バスターミナルから永平寺への直行バス
が運行されており、メインルートは直行バスに移っている。直行バスは永平寺拝観可能時間帯は1時間に1本運行されていて所要
時間は約30分、運賃は720円。えちぜん鉄道を利用するとバスへの乗り継ぎ時間を含め約45分で860円かかる。鉄道ファ
ン以外は利用しないのか。
 


福井行き列車から九頭竜川と白山  
 

福井行き列車から白山  
 

永平寺口駅での行き違い  
 

 永平寺口駅は2014年4月10日、バス発着場側に新駅舎が完成して竣工式が行われ、11日から供用開始された。旧駅舎を
移築する案もあったようだが、最終的に新築される事になった。旧駅舎は地域交流・観光案内施設にリニューアルすることになっ
ている。永平寺口駅は以前から南北どちらへも、すぐ出られるようホームで改札を行っているので駅舎に改札口はない。
 新駅舎前に煉瓦造りの国指定登録文化財旧京都電灯株式会社古市変電所があり、永平寺町は構造補強して観光交流センターとし
て使用する。構造補強工事の完成予定は2014年8月25日となっている。
 永平寺口駅は勝山への国道416号線と永平寺への国道364号線のどちらへも道路が狭くアクセスが悪かったが、国道416
号線へのアクセス道路が整備された。現在、国道364号線へのアクセス道路の整備が行われている。
 


永平寺口駅新駅舎  
 

永平寺口駅旧駅舎  
 

ホームからバスターミナルと京福バス  
 

永平寺口駅舎入口の銘板  
 

永平寺口駅の窓口  
 

永平寺口駅の待合室  
 

構造補強工事中の古市変電所  
 

新駅舎から国道416号線への道路
 

永平寺直行バス 福井駅東口ターミナル  
 

 駅舎と駅周辺を撮影して三国芦原線に乗り換えるため福井口に向かう。目的地は田原町駅で、福井鉄道から、えちぜん鉄道へ乗
り入れるための工事が行われている。福井鉄道田原町駅は取り壊され、仮ホームが設けられている。仮ホームの先踏切まで新しい
線路が伸びている
 福井鉄道田原町駅は複線となり、行き違いが可能になる。福井鉄道とえちぜん鉄道の相互乗り入れ区間は越前武生駅−鷲塚針原
駅間約27kmで2015年春の運行開始を予定しており、費用は約22億円。大名町交差点のスイッチバック解消工事は2018
年の福井国体までの完成を目指している。
(※その後技術的問題から大名町交差点のスイッチバック解消工事は延期された)
 


福井口駅に到着したMC6108福井行き
 

福井口駅から えちぜん鉄道本社  
 

福井鉄道田原町駅仮ホーム  
 

 駅や周辺を撮影していると2014年1月まで高知県の土佐電気鉄道で運転されていた元ドイツ・シュツットガルト市電の73
5号車が到着した。乗客を降ろすと定期列車にホームを空けるため、踏切付近まで走って退避した。
 この車両には冷房装置が無く、冷房の必要がない春と秋の休日のみ福井駅前−田原町間を運行している。運転席サイドの窓は開
くが客室の窓は開かない。
 この日は高校の登校日らしく12時40分発のモ880形越前武生行きは超満員で発車して行った。
 


田原町駅に停車中のF1001越前武生行き
 

工事中の田原町駅ホームと福井鉄道735
 

田原町駅に停車中のF880形越前武生行き
 

 えちぜん鉄道ホームへ行き、三国港行き電車を待つホームは高校生で満員。しばらくして単行のMC6106が到着、車内は身
動きできないほどに混雑する。高校生からは「何で1両なんだ」という不満の声が聞こえてくる。高校生はいいが一般乗客が迷惑
する、車庫には7001形が有り余っているのに。この混雑にアテンダントと運転士は苦労していた。新田塚まではドアを全部開
いて対応していた。
 混雑は鷲塚針原駅まで続いた。最も遠くまで乗った高校生は三国駅で下車した。あわら湯のまち駅到着前に東尋坊方面への乗り
換えの自動放送が入ったが、すぐ後から、少しでもえちぜん鉄道の運賃収入が増えるように、アテンダントが「東尋坊方面へは、
このままご乗車になり、三国駅、または三国港駅での乗り換えが便利です」と放送していた。
 13時33分に三国港駅到着した。定刻は28分、混雑で遅れたが、折り返しは39分で余裕がある。
 東尋坊や松島水族館へ向かう観光客は下車後アテンダントにバス停の位置を確認してバス停へ向かって歩き始めた。私は折り返
し列車に乗って福井に向かった。帰りは先ほどの混雑が嘘みたいに空いていた。
 


三国港駅に到着  
 

三国港駅に停車中のMC6106福井行き
 

福井行き列車から九頭竜川中角歩道橋  
 

 14時29分福井駅に到着し、すぐにJR福井駅へ向かう。521系J編成を撮影することにして、芦原温泉駅にしようか、加
賀笠間駅にしようか迷ったが、農道から撮影できるかもと加賀笠間駅にした。
 福井駅で敦賀から到着したJ13+J17編成を撮影する。この列車は直ぐに待避線へと発車して行った。 
 2番線に越美北線(九頭竜湖線)のキハ120−204が停車していたので撮影する。しばらくするとトワイライトエクスプレス
札幌行きが到着する。今年度限りで廃止になるという報道があったが、機関車、客車とも老朽化が目立つ。福井駅や金沢駅は暗く
てきれいな写真は撮れない。
 福井駅14時45分発の339Mに乗車、加賀笠間駅で下車しJR列車を多数撮影後、649Mで金沢へ。金沢駅4番線から発
車する475系6連の471M糸魚川行きに乗車、土曜日だが、座席はけっこう埋まっている。本日初めての475系だか、やは
り静かな521系に比べるとモーター音がうるさい。
 津幡駅で下車しJR列車を撮影、津幡駅から473Mに乗車、車両は521系G編成4連で、18時45分に小杉駅へ戻った。
丁度12時間の旅だった。
 


521J編成敦賀行き 加賀笠間駅
 

4756連の糸魚川行き
 

小杉駅まで乗った521473M富山行き