2016/08/10 更新

F1000


 F1000形は福井鉄道では51年ぶりの新造車両で、3車体連接の超低床電車で2013年3月31日から営業運転を開始し
た。富山県の万葉線、富山ライトレール、地鉄環状線で走っているドイツボンバルディア・新潟トランシス製のブレーメン形車両
で、初の3車体連接型。車体幅が広く2・2の座席配置で、座席定員が多いのが特徴。
 車体長30,000mm、幅2,650、高さ3,800
定員155人で座席定員は53人室内灯にはLEDが採用されている。
 製造費用3億1700万円で富山県各社の車両より約1億円高い。愛称は「FUKURAM」(ふくらむ)。
 乗り心地は、台車上の座席に座ると線路の繋ぎ目での振動が気になるが、新設軌道の足羽川幸橋上では快適な乗り心地だった。
LRVなので富山ライトレールと乗り心地は同じだった。
  鉄道友の会は鉄道線と軌道線の直通運用に対応した車両である点を評価しF1000形を2014年ローレール賞に選定した。
 第2編のF1002は2015年18日から営業運転を開始した。これに伴い200形のモハ201号車が廃車解体されてい
2015年度に第3編成、2016年度に第4編成が導入されることになっている。


F1001-1 F1001-2 F1001-3   田原町駅
 

F1002-1 F1002-2 F1002-3    えちぜん鉄道鷲塚針原駅
 

F1003-1 F1003-2 F1003-3   公園口−商工会議所前
 

F1002-1 F1002-2 F1002-3    木田四ツ辻−公園口
 

F1001-1 F1001-2 F1001-3   市役所
 

F1003F1001   田原町駅
 

F1001-1 運転席
 

F1001  車内
 

F1002-3 運転席
 

F1001-3 運転席側の車内
 

F1001-2 中間車体内部
 

出入り口
 

出入り口のシート
 

F1001-1  ディスプレー 運賃表示
 

新潟トランシスの社名 F1001
 

型式プレート
 

側面ガラスのボンバルディア社章
 

ディスプレー 次駅表示
 

新潟トランシスの社名 F1002
 

型式プレート
 

整理券発券機
 

スピードメーター
  

 

735


 
福井鉄道では2014年1月まで高知県の土佐電気鉄道で運転されていた元ドイツシュツットガルト市電の735号車を京王重
機で整備を行い、4月12日から営業運転を開始した。冷房が無いため、春と秋の土休日に福井駅前−田原町間で運転される。
 735号は「レトラム」と名付けられ、愛称は福井県内226点の応募の中から「レトロ」と2013年に導入された次世代型
低床車両「FUKURAM(フクラム)」の「ラム」を組み合わせた造語。アルファベットで「リ・トラム」と読めることから福鉄
の再建に貢献するとの意味も込められている。


田原町駅
 

福井駅
 

田原町駅

田原町駅

 

770


 
名古屋鉄道の岐阜600V路線(岐阜市内線・揖斐線・美濃町線)では初の冷房付車両で、2車体を台車によって接続する連接車
である。岐阜市内線内では道路信号や右折車等障害があるため低速であったが、忠節駅〜黒野駅間の揖斐線内における急行運転で
は弱め界磁を駆使し最高速度70km/hで走行した。4編成8両が製造された。当初はスカーレット一色で登場したが、後に199
7(平成9)年に登場したモ780形に準じた塗装に改められた。
 岐阜市民、沿線住民の理解が得られず2005年3月末で600V区間は全線廃線となった。全車福井鉄道へ譲渡されることに
なり、名鉄岐阜工場において内外装変更と機器類の改装を施された。改造は塗装の変更の他、機器類は福井鉄道用に改良された。
 福井鉄道では従来の鉄道線車両並みの高速性能を確保する必要があることから、高速運転に備えて元からあった制御装置の弱め
界磁を活用し、運転台の主幹制御器も変更した。パンタグラフはシングルアーム式に交換し、従来2基搭載だったパンタグラフは
1基のみの装備となった。ATSや列車無線装置についても名鉄式から福井鉄道仕様に交換している。
ブレーキは従来通り非常管付三管式直通空気制動のままである。2006年4月1日の福井鉄道LRT化で正式運用に就いた。


777-776   商工会議所前駅
 

770-771   浅水−ハーモニーホール駅
 

772-773   北府駅

772-773   浅水−ハーモニーホール間

777  運転台

777   車内

776の運転席付近

776の連接部

776のドア付近

774の運賃表示機

776の台車

連接部の台車

777の台車

 

880


 
名古屋鉄道岐阜600V線区間に投入された車両で、福井鉄道オリジナルの200形同様2車体を中間台車によって接続する連
接車で、日本車輌製造により全5編成10両が、1980(昭和55年)に製造された。台車は空気バネ式で、従来車両と比べて乗
り心地の改善も図られた。また、室内も連結部分が鍵穴の形となっており、座席は他の電車にはあまり見られない、プラスチック
成型のものに一人分ずつの背ずりと座布団を敷いたもので座席定員いっぱい着席できるよう工夫されている。
 600V直流電化の美濃町線・田神線から1500V直流電化の各務原線へ乗り入れるため、複電圧対応車両となっていた。1
993年までに冷房化改造された。岐阜600V区間は岐阜市民、沿線住民の理解が得られず全線廃線となり、まだ新しい車両は
福井鉄道に譲渡された。但し歯車比の変更など高速化改造が必要なため、同じく福井鉄道に譲渡された800型や770型より到
着が遅れ、2006年3月末になってようやく全車両が西武生(現:北府)車両基地に搬入された。
  福井鉄道へ譲渡にあたっては塗装の変更の他、走行機器は歯車比の変更、弱め界磁の取り付け単電圧化等の改造が行なわれた。
集電装置もシングルアームパンタグラフに交換された。


882-883   仁愛女子高校前
 

884-885   清明駅
 

882の運転台
 

882-883の室内
 

883の室内 運転席付近

882-883の室内  連接部

882の台車

 

800


 
名古屋鉄道600V区間のイメージアップを図るため日本車輌製造にて3両が製造され2000(平成12)年7月に運行を開始
した複電圧車両。車両のスタイルは、大きな窓を採用したヨーロッパのLRVに似た外観に、バリアフリー時代に対応すべく部分
低床という特殊な床構造をした3扉車となった。
 車体中央部分が低床のため、制御装置等は屋根上、空気圧縮機はパンタグラフのある側の運転台床下に搭載している。車内もス
ロープ構造となっているため座席は集団見合形の固定クロスシートとなっている。
 主回路はVVVFインバータ制御、シングルアーム式パンタグラフ、回生ブレーキを装備。乗降扉の開閉に連動して動くステッ
プを装備している。2001(平成13)年に鉄道友の会ローレル賞を受賞している。
 福井市で2001(平成13)年10月12日から11月4日までの24日間、JR福井駅前電車通りトランジットモール実験が
実施され1、モ800形802号が名古屋鉄道から福井鉄道に貸し出され、「すまいるトラム」として運転された実績がある。
 岐阜600V区間は岐阜市内沿線住民の理解が得られず全線廃線となり、福井鉄道へは以前福井市内を走った802号に加え803号の2両が譲渡された。名鉄岐阜工場にて改装工事を行った後、2005年9月末から10月初めにかけて770形ととも
に西武生(現:北府)の車両基地に搬入された。
 800形は輸送力の小ささから北府の車庫と越前武生駅に置かれていることが多いが、日中の乗客の少ない時間帯に802号と
803号が交互に使用されている。


802   家久駅
 

803   ハーモニーホール駅
 

803   運転台

803   車内

802   銘板 ロ−レル賞

 

200


 
200形は福井鉄道オリジナル車両で1960(昭和35)と1962(昭和37)年に日本車輌で製造された。2連3編成6両が
在籍していた。福武線の急行電車用として製造された車両で、福井鉄道で初めて平行カルダン駆動を採用し、2両3台車の連節構
造が特徴である。主電動機は両端の台車にそれぞれ2つが装備されている。
 車体はやや変則的な配置の2扉で前面は非貫通式、全体的に丸みを帯びた形状である。車内は扉間に片側3組のボックス式クロ
スシート
その他がロングシートである。現在までクロスシートのピッチ拡大(1300mm→1450mm)冷房化改造、両端の台車
の交換が行われている。
 2006年4月1日の福井鉄道LRT化後も定員200名と多いことから通勤、通学時間帯を中心に運用されている。運行回数
の減少から広告媒体としての価値が下がったため、3編成ともオリジナル塗装に戻された。201号はクリーム色を主体に腰部に
青色の線を引いた旧福鉄色に、202号は低床型車両に合わせ海の青・野山の緑・雪の白と福井の風景をイメージした新福鉄色に
203号は1960(昭和35)年から導入時の上部をクリーム色、下部を濃い青とし、腰部に白色帯のアクセントがある当時の急
行塗色になっている。
 3車体3台車の低床車F1000形の導入が進めば全車廃車になると思われる。F1002導入で201号が廃車解体された。


202   足羽川幸橋
 

203   越前武生  奥の201は廃車解体された
 

203-2   運転台

203-2   車内

公園口を発車した203田原町行き

 

610


 名古屋市交通局名城線の1200系の車体を利用して1999年に製作された。1998年に登場した600形と異なり、Mc
+Tc編成としたため、車体は3扉を2扉化の最小限の改造にとどまっている。室内はオールロングシートのため、600形と同
様に通勤、通学時間帯の急行に使用されていた。走行装置やパンタグラフ、冷房装置は昇圧で廃車となった豊橋鉄道1900系の
ものを再用している。610形は廃車となった300形のオリジナル塗装に変更され、現在も通勤、通学時間帯の急行を中心とし
た運用に入っている。


モ610・クハ610  越前武生駅

モ610・ク610  商工会議所前

 

600


 名古屋市交通局名城線の1000系の車体を利用して1997年と1998年に製作された。最初に作られたモハ601は10
00系の制御電動車、1111と1112の2両の車体を使って製作されている。1111の車体に1112の先頭部分を継いで
両運転台化し、1112の側窓を使って中央のドアを塞いでいる。
 室内はオールロングシートのため、通勤、通学時間帯の急行に使用された。走行装置やパンタグラフ冷房装置は昇圧で廃車とな
った豊橋鉄道1900系のものを再用している。1900系の台車は元国鉄101系のDT21。総括制御用のジャンパー栓が

く、2連運転ができない為、西武生の車両基地の奥に眠っている。F1000形導入に際し、車庫スペースを確保する必要から、
601は廃車となった。602は急行色に塗装変更され冬季の居酒屋電車、夏季のビール電車に使用されている。


モ602  北府車両基地

モ602  福井駅前交差点

 

業務用車両


 電気機関車は信越化学への貨物輸送が無くなった現在活躍の場は無いが、2両が在籍している。特に貨車の車体を持つデキ11
は北陸では珍しい存在である。散石用の貨車ホキを引いての保線作業が活躍の場。


デキ11  北府車両基地
 

北府車両基地 線路運搬貨車 TMC100BS  D101 架線点検車 
 

貨車型機関車デキ11   赤十字前駅

デキ11ホキ1641,1642   赤十字前駅