2016/08/25 更新

JR・IR金沢駅東口バスターミナル  1〜4番のりば


JR・IR金沢駅東口バスターミナル  6〜8番のりば


東口バスターミナルを発車したバス


西口バスターミナル
 

 すでに市内電車が無くなってしまった金沢市内の公共交通はバスとタクシーである。北陸鉄道は金沢市内に大バス路線網を展開
しているが、白山山麓や、奥能登では乗客が激減し、七尾バスや加賀白山バスなど分社化が行なわれている。更に減少は止まらず
末端区間は自治体から依託を受けたコミュニティーバスとして走らせている。野町駅、内灘駅、鶴来駅などでは電車と連携して運
行されている。
 浅野川沿線の内灘に運転免許センターがあり、バスの乗車券とセットになった往復乗車券が発売されている。また内灘では「医
科大病院」行きのバスも利用者が多い。金沢市内はJR金沢駅、香林坊、兼六園には何系統もの路線が走っている。
 北陸で最初にバスのICカード乗車券「Ica」を導入している。鉄道線ではIC乗車券は使用できない。鉄道線の車両はバス
に比べ僅かであるが、沿線自治体の支援がなければ鉄道線すべてを廃止するという北陸鉄道の意思表示の一つと言われている。
 ノンステップ低床バスも北陸で最初に導入し、最大両数を保有している。富山や福井では僅かしか見られない大型ノンステップ
バスが多数走っている。
 車両は小松市にジェイ・バス(旧・日野車体工業)があるため、日野の比率が多くなっている。三菱は北陸鉄道筆頭株主の名古屋
鉄道が三菱ふそうと関係があったことから三菱製も多い。富山地鉄同様、いすゞ車は導入していない。日産はバス事業から撤退す
るまで導入されている。


東口バスターミナル10、11番のりば
 

東口バスターミナル乗車券売り場・案内所
 

西口バスターミナル
 

東口バスターミナル5番高速バスのりば
 

大型ノンステップバス
 

中型ノンステップバス
 

和倉行き特急バス
 

兼六園シャトルバス
 

金沢めぐり定期観光バス
 

ノンステップバス導入初期塗装 三菱
 

ノンステップバス導入初期塗装 日野
 

和倉温泉行き特急バス 三菱
 

城下まち金沢周遊バス

 城下まち金沢周遊バス「城下町かなざわ周遊号」として1994(平成6年)7月20日にスタートした。車両は窓枠にアーチが
入り観光地がラッピングされたものだった。多くの人に認知されるようになったのは、2000年(平成12)年7月29日に小型
ボンネットバスが登場してからで、路線も観光色の強いものに変わった。3台のボンネットバスは、金沢が生んだ文豪、泉鏡花、
室生犀星、徳田秋声にちなみ、赤色は鏡花号、青色は犀星号、緑色は秋声号と命名された。
 乗客の増加から2014(平成26年)4月1日より、大型ノンステップバスによる左回りルートが新設された。
 北陸新幹線の開業により、乗客が更に増え、2016(平成28)年4月1日より右回りルートにも大型バスが投入されることに
なり、小型ボンネットバスによる運行は同年3月31日をもって廃止された。
 料金は200円均一で、子供料金は100円、500円の1日フリー券も利用できる。

2016年4月1日からの運行ルート
右回りルート
金沢駅東口 → 明成小学校前 → 小橋町 → 森山一丁目 → 橋場町(茶屋街) → 橋場町 (金城樓前) → 兼六元町 → 兼六園下・金沢城(石川門向い) → 広坂・21世紀美術館(石浦神社前) → 本多町(北陸放送前) → 広小路(大桜前) → 片町 → 
香林坊(日銀前) → 南町・尾山神社 → 武蔵ヶ辻・近江町市場 → 金沢駅東口

左回りルート
金沢駅東口 → 武蔵ヶ辻・近江町市場 南町・尾山神社 → 香林坊 → 片町 → 広小路 → 桜橋 → 本多町 → 
広坂・21世紀美術館 → 兼六園下・金沢城 → 橋場町 → 東山三丁目 → 小橋町 → 明成小学校前 → 金沢駅東口


城下まち金沢周遊バス  
 

城下まち金沢周遊バス  
 

城下まち金沢周遊バス     N
 
かつての城下まち金沢周遊バス」

鏡花号
 

犀星号  後にレトロバスに改造
 

秋声号
 

日野ポンチョ改造の鏡花号
 

レトロバス 昭和30年代の塗装
 

初代の金沢周遊バス  内灘駅
 

高速バス

北陸鉄道は北陸地区最大のバス会社であり、9路線もの高速バスを走らせている。2016年7月15日導入の新車から新塗装に
変わった。路線バス旧塗装になり、側面に「Highway Express」の青色の文字が入っている。衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警
報装置などの安全機能を装備した大型バス(三菱のエアロクイーン)を6両導入。高速バスは2両で携帯電話の充電が可能なコンセ
ントを全席に装備している。

@八王子・渋谷線(西東京バス) ()は提携バス会社
A横浜湘南線
(江ノ電バス)
B名古屋線(名鉄・JR東海バス・西日本JRバス)
C大阪線
(阪急バス)
D仙台線
(宮城交通)
E新潟線(新潟交通)
F高山線(濃飛バス)
G富山線
(富山地鉄バス)
H高岡線
(加越能鉄道バス)


高速バス新潟線       S
 

高速バス名古屋線      N
 

高速バス富山線     
 

高速バス高山線      S
 

高速バス大阪線 阪急バス  
 

高速バス高山線 濃飛バス  
 

全面広告バス

金沢市では条例でバスの全面広告が認めていなかったが、北陸鉄道では収益改善からバスの全面広告を認めるよう要求し、ようや
く条件付きで認められるようになった。厳しい規制があり、白を基調としたおとなしいものになっている。金沢市の審査が必要で
富山市で走っているような弩派手なラッピングバスは許可されない。審査には1年間10000円の手数料が必要となっている。
一般会社や商店の広告にも厳しい規制があり、それぞれに審査の手数料が決められている。京都市も同様な規制を行っている。


北陸鉄道        S
 

アーバンホーム  
 

YUKIZURI(雪吊り)  
 

北陸大学       S
 

星稜大学       S
 

宝塚大学       S
 

金沢ふらっとバス

金沢市からの委託を受けて料金100円で繁華街を運行しているコミュニティーバス
此花ルート、菊川ルート、材木ルート、長町ルートの4ルートがあり、此花ルート、菊川ルート、材木ルートが北陸鉄道、長町ルートが西日本JRバス
に依託されている。IC乗車券は北陸鉄道依託ルートが「Ica]、西日本JRバス依託ルートは「ICOCA」などの相互利用カードが使える。


此花ルート
 

長町(武家屋敷街)ルート  西日本JRバス
 

此花ルート 初期導入のクセニッツ
 

路線維持のためバス事業分社化

 北陸鉄道は、採算が悪化した路線バスを分社化して設けた子会社に移管している。本体に比べて賃金体系が低い子会社に不採算
路線を移すことで、路線を維持するとともに、本体の業績悪化を避けるのが目的。分社化しすぎた弊害から後に再統合された会社
もある。

@北陸鉄道バス   高速路線バス東京線、名古屋線、新潟線、横浜線、仙台線、高山線、松本線を運行 金沢市内路線バス 金沢周遊バス
             
 金沢市コミュニティーバス

A北鉄金沢中央バス
金沢市内路線バス 貸切バス 高速バス富山線、高岡線、大阪線
Bほくてつバス  
金沢市内路線バス 貸切バス
C加賀白山バス  
白山市、小松市、野々市市路線バス 貸切バス 白山市コミュニティーバス 能美市コミュニティーバス
D加賀温泉バス  
加賀市、小松市、加賀温泉路線バス 貸切バス
E北陸能登バス  
七尾市、羽咋市路線バス、和倉温泉路線バス 貸切バス  七尾バスと能登西武バスを統合
F北陸奧能登バス 
輪島市、穴水町、珠洲市路線バス、のと鉄道能登線代替バス 能登中央バスと奥能登観光開発を統合

 鉄道線は高校生が減少しているなかで住宅地の郊外への進展から通学客が伸びているが、路線バスの乗客の落ち込みは激しい。
路線バスは渋滞に巻き込まれるため、自家用車に比べ都市部でもメリットはない。高校生は自転車と鉄道線を利用するパターンが
増加している。路線バスの経営環境は厳しく、すべての地方私鉄で大幅な赤字を計上している。富山地鉄や加越能鉄道はもちろん
大手の名古屋鉄道でも状況は同じで、沿線自治体の補助金により運行を維持しているのが実情である。
 更に実験として金沢市の商業者で作る実行委員会が土、日、祝日に無料で運行してきた「金沢ショッピングライナーが2008
年度より、1回100円のワンコイン路線バスとして通年運行されることになった。このバスは北陸鉄道が運行を断ったため、西
日本JRバスに運行依託された。
 北陸鉄道はこれに対抗して2008年7月から「兼六園シャトルバス」の運行を開始した。1回100円のワンコインバスで、
ICカード乗車券「Ica」も使用できる。


北鉄金沢中央バス 野町駅
 

ほくてつバス
 

北鉄鉄道バス 金沢駅
 

北鉄能登バス 七尾駅
 

北鉄奥能登バス 穴水駅
 

加賀温泉バス 加賀温泉駅
 

加賀白山バス 鶴来駅
 

加賀白山バス 白山市コミュニティーバス
 

加賀白山バス 能美市コミュニティーバス
 

北鉄能登バス 和倉温泉駅
 

加賀白山バス 小松駅
 

北鉄奥能登バス 能登鹿島駅付近
 

七尾駅バスターミナル
 

七尾駅バスターミナル
 

小松駅バスターミナル
 

北陸鉄道金沢車庫
 

加賀白山バス 鶴来駅前
 

加賀温泉バス 加賀温泉駅前
 

観光バス

 北陸鉄道の観光バスはピンク、ブルー、ゴールドのラインと扇が描かれている。社名表示は分社化された社名ではなく、すべて
「北鉄グループ」となっている。観光バスは特急バスや高速バスの続行便などにも使用される。車両は日野と三菱製が使用されて
いる。


三菱製大型バス

日野製大型バス            S

日野製中型バス

小松バス

 北陸鉄道の連結子会社で、元の尾小屋鉄道、小屋鉄道は全線非電化で762mm軌間の軽便鉄道だった。太平洋戦争中の陸運統制
令による石川県内の鉄道路線統合からも外れ鉱山鉄道として独立を保った。鉄道は1977(昭和52)年に廃止され、社名を小松
バスに変更した。
 小松バスはJR小松駅を起点の路線バスと小松市のコミュニティーバス「こまち」を運行し、観光バス事業も行っている。北陸
鉄道の子会社だが、全く異なる塗装を採用している。車両は日野と三菱製を導入している。


路線バス 小松駅前バスターミナル

観光バス 宇奈月温泉

小松市のコミュニティーバス「こまち」

小松空港線小型バス

小松駅前小松空港線のりば

奥のバスが旧塗装

画像説明文中、Sは富山レールクラブ坂田氏、Nは富山レールクラブ永原氏の画像を借用