北陸鉄道には石川線と浅野川線の2路線があるが両線は繋がっておらず路線別に専用の車両が使われている。
 電化方式も異なり石川線の直流600Vに対し浅野川線は直流1500Vになっている。
 浅野川線は北鉄金沢駅付近地下化により、不燃車両を投入する必要が出てきたことや、在来車の置き換えと冷房化、1500V昇圧を目的として、京王井の頭線3000系を導入し、8800系、8900系とした。北鉄金沢駅付近地下化より一足先に行なわれた1500V化と同時に運用を開始している。
 石川線でも旧型車置き換えを目的に京王井の頭線3000系を導入したが、こちらは車体のみで走行機器は、以前から在籍している元東京急行電鉄の7000系を改造した7000系、71 00系、7200系と同じになっている。

2016/06/10 更新



浅野川線三ツ屋駅で行き違いするモハ8912モハ8911
 
浅野川線の車両

モハ8900

車両構成:片運転台 ワンマンカー
自  重:33.5t
定  員:125名(座席定員46名)
車両寸法:L18500mm×W2872mm×H4300mm
製 造 所:東急車両−京王重機工業
台車型式:TS−801A
主電動機:直流直巻電動機 TDK806/3C 100kw×4
駆動方式:中空軸平行カルダン
制御装置:電動カム軸式ES-573A
制動装置:HSC-D電気制動併用電磁直通ブレーキ
電装置:PT−4201
冷房装置:屋根上設置形交流式ユニットクーラー(RPU-2203)
          8500kcal/h×3



 北鉄金沢駅付近地下化により、不燃車両を投入する必要が出てきたことや、在来車の置き換えと冷房化、1500V昇圧を目的として、京王井の頭線3000系後期車を譲受した。北鉄金沢駅付近地下化より一足先に行なわれた1500V化と同時に運用を開始した。京王から譲り受けたのは制御車であるため、同じ編成の電動車で使用していた電気機器を使用し、電装を行った。
 前面FRPは、京王にはなかったオレンジ色で、側面にも同じ色の帯を巻いている。雪国対応として、前面に大型スノープロウを取り付けた。運転席からの操作で、レール面からの高さを調節できる。井の頭線は軌間1067mmで北陸鉄道と同じで台車は、京王時代と同じTS−801Aをそのまま使用している。その他、ワンマン運転対応関連機器としてデッドマン装置、運賃箱、整理券発券器を設置している。
  内装は京王時代とほぼ変わらない。8800系とは客扱いドアが片開きから両開きになったことと、車体幅が2800mmから2
872mmになり裾がしぼられていることが異なる。北鉄金沢駅地下化を前に1編成モハ8903+モハ8913が増備された。編成出力800kw。

モハ8910

車両構成:片運転台 ワンマンカー
自  重:35.0t
定  員:125名(座席定員46名)
車両寸法:L18500mm×W2872mm×H4055mm
製 造 所:東急車両−京王重機工業
台車型式:TS−801A
主電動機:直流直巻電動機 TDK806/3C 100kw×4
駆動方式:中空軸平行カルダン
制御装置:
電装置:
制動装置:HSC-D電気制動併用電磁直通ブレーキ
冷房装置:屋根上設置形交流式ユニットクーラー(RPU-2203)
          8500kcal/h×4


大野川橋梁を渡るモハ8911+モハ8901北鉄金沢行き
 

蚊爪−北間間を走るモハ8902+モハ8912内灘行き
 

大野川橋梁を渡るモハ8903+モハ8913北鉄金沢行き
 

モハ8901 運転台
 

モハ8912台車  TS-801A
 

モハ8800

車両構成:片運転台 ワンマンカー
自  重:32.5t
定  員:120名(座席定員44名)
車両寸法:L18180mm×W2800mm×H4300mm
製 造 所:東急車両−京王重機工業
台車型式:TS−801A
主電動機:直流直巻電動機 TDK806/3C 100kw×4
駆動方式: 中空軸平行カルダン
制御装置:電動カム軸式ES-573A
制動装置: HSC-D電気制動併用電磁直通ブレーキ
電装置:PT−4201
冷房装置:屋根上設置形交流式ユニットクーラー(RPU-2203)
          8500kcal/h×3



 北鉄金沢駅付近地下化により、不燃車両を投入する必要が出てきたことや、在来車の置き換えと冷房化、1500V昇圧を目的として、京王井の頭線3000系初期車を譲受した。北鉄金沢駅付近地下化より一足先に行なわれた1500V化と同時に運用を開始した。京王から譲り受けたのは制御車であるため、同じ編成の電動車で使用していた機器を使用し電装を行った。
 前面FRPは、京王にはなかったオレンジ色で、側面にも同じ色の帯を巻いている。雪国対応として、前面に大型スノープロウを取り付けた。運転席からの操作で、レール面からの高さを調節 できる。台車は、京王時代はPV−703だったが、北陸鉄道入線時に京王3000系後期車と同じTS−801Aに交換されている。その他、ワンマン運転対応関連機器を設置している。側面表示幕は、側窓内側に新たに取り付けた。内装は京王時代とほぼ変わらない。
 浅野川線に除雪車は配置されていないが、金沢市内と海岸部を走るため、もともと積雪は少なく、前面の大型スノープロウを使って除雪する。編成出力800kw。

モハ8810

車両構成:片運転台 ワンマンカー
自  重:34.0t
定  員:120名(座席定員44名)
車両寸法:L18180mm×W2800mm×H4055mm
製 造 所:東急車両−京王重機工業
台車型式:TS−801A
主電動機:直流直巻電動機 TDK806/3C 100kw×4
駆動方式: 中空軸平行カルダン
制御装置:
電装置:
制動装置: HSC-D電気制動併用電磁直通ブレーキ
冷房装置:屋根上設置形交流式ユニットクーラー(RPU-2203)
          8500kcal/h×4


割出−磯部間を走るモハ8812+モハ8802内灘行き
 

割出駅を発車したモハ8811+モハ8801内灘行き
 

割出駅を発車したモハ8802+モハ8812北鉄金沢行き
 
石川線の車両

モハ7700

車両構成:片運転台 ワンマンカー
自  重:33.5t
定  員:125名(座席定員46名)
車両寸法:L18500mm×W2872mm×H4300mm
製 造 所:東急車両−京王重機工業
台車型式:住友 FS−342 (西武鉄道)
主電動機:直流直巻電動機 MT-54
  600V・96kw×4
駆動方式: 中空軸平行カルダン
制御装置:電動カム軸式CS−20A
制動装置: HSC-D電気制動併用電磁直通ブレーキ
電装置:PT−4201
冷房装置:屋根上設置形交流式ユニットクーラー(RPU-2203)
          8500kcal/h×3

 元京王電鉄井の頭線の3000系で、2006年11月に北陸鉄道に搬入され整備が行われ、2007年1月31日から営業運転が開始された。浅野川線の8900系と種車は同じだが架線電圧や搭載機器の相違から別形式となっている。
  モハ7701(京王クハ3761)+クハ7711(京王クハ3711) の2両編成で、足回りはメンテナンスの関係から7000系と同じ
FS−342(電動車)とDT21T(制御車)が使用されている。
 スノープロウも浅野川線用の大型とは異なり7000系と同じものを付けているので全面のイメージが異なっている。浅野川線の8900系はモハ+モハだが7700系は7000系と同じくモハ+クハとなっている。井の頭線の3000系は当初、非冷房で登場した為運転席前面に通風の為の小窓が付いていた。浅野川線の8800系、8900系には残っているが7700系は埋められている。1編成のみ在籍
(浅野川線の8903編成は埋められている)編成出力384kw

クハ7710

車両構成:片運転台 ワンマンカー
自  重:28.5t
定  員:125名(座席定員46名)
車両寸法:L18500mm×W2872mm×H4055mm
製 造 所:東急車両−京王重機工業
台車型式:国鉄 DT−21T (JR東日本)
主電動機:
駆動方式:
制御装置:
電装置:
制動装置: HSC-D電気制動併用電磁直通ブレーキ
冷房装置:屋根上設置形交流式ユニットクーラー(RPU-2203)
          8500kcal/h×4


鶴来駅で転線するモハ7701+クハ7711野町行き
 

鶴来駅に停車中のモハ7701+クハ7711野町行き
 

クハ7711台車 DT-21T
 

モハ7000形 モハ7100形 モハ7200

車両構成:片運転台 ワンマンカー
自  重:32.7t
定  員:125名(座席定員48名)
車両寸法:L18000mm×W2800mm×H4030mm
製 造 所:東急車両
台車型式:住友 FS−342 (西武鉄道)
主電動機:直流直巻電動機 MT-54
  600V・96kw×4
駆動方式: 中空軸平行カルダン
制御装置:電動カム軸式CS−20A
制動装置:HSC-D電気制動併用電磁直通ブレーキ
集電装置:PT−4306S−B
冷房装置:床下設置形交流式ユニットクーラー 28500kcl/h

 元東京急行電鉄の7000系で、1990年7月に竣工した。導入にあたって、1500Vから600Vへ降圧改造が行なわれた。2両固定編成で運用する事を前提に制御車(クハ)+制御電動車(モハ)となった。台車はモハが西武鉄道のFS−342、クハは国鉄101系発生品のDT21T、TR64に交換された。その他、主制御器や電動発電機、抵抗器などが交換されている。
  2両編成5本の計10両が在籍しており、冷房搭載の有無、先頭車化改造の有無により3つのグループに分かれる。モハ7001+クハ7011は、冷房装置非搭載のため、冷房使用季は運用を外れていたが、7700系の導入により、廃車された旧型車両に変わって予備車的存在になっている。中間車を先頭車化改造した7200系は全面非貫通となっている。編成出力384kw

クハ7010形 クハ7110形 クハ7210

車両構成:片運転台 ワンマンカー
自  重:27.4t
定  員:125名(座席定員48名)
車両寸法:L18000mm×W2800mm×H4030mm
製 造 所:東急車両
台車型式:国鉄 DT−21T (JR東日本)
主電動機:
駆動方式:
制御装置:
電装置:
制動装置: HSC-D電気制動併用電磁直通ブレーキ
冷房装置:
床下設置形交流式ユニットクーラー 28500kcl/h


曽谷駅に到着するモハ7001+モハ7011野町行き
 

野々市工大前駅に到着するクハ7111+モハ7101鶴来行き
 

陽羽里−四十万間を走るクハ7112+モハ7102野町行き
 

鶴来駅に停車中のモハ7201+クハ7211野町行き
 

馬替駅を発車したクハ7212+クハ7202野町行き
 

蚊爪−北間間を走るモハ8902+モハ8912内灘行き
 

モハ7201台車 FS-342
 

モハ7201台車 FS-342
 

クハ7011台車 DT-21T
 

電気機関車ED201

車両構成:両運転台
自  重:29.3t
軸 配 置:
Bo-Bo
車両寸法:L11136mm×W2540mm×H3950mm
製 造 所:木南車輌製造
台車型式:住友金属工業KS30L
主電動機:直流直巻電動機 WH
5580 74.6kw×4
駆動方式:吊りかけ式
制御装置:抵抗制御、直並列2段組合せ制御
制動装置:M自動空気ブレーキ
集電装置:北鉄式

 石川線の電気機関車は2両在籍したが、ED301は2010年に廃車となった。除雪用以外に用途はなく写真の様に積雪季以外もスノープロウを付けている。ED201は出力298.4kW
廃車となったED301は7000系電車と同じ台車に交換され出力も7000系と同じ384kWで電気機関車では珍しいカルダン駆動となっていた。ED301は3013年11月25日に若桜鉄道若桜線の隼駅に搬送(無償譲渡)されオロ12を従えて展示保存されている。
 除雪用と構内作業用のDLもDL11とDL31が廃車となり2010年6月に富山県高岡市伏木のJR貨物・北陸ロジスティクスの工場へ搬送され修復された後、栃木県那須烏山市の那珂川清流鉄道保存会で動態保存展示されている。現在は2008年にJR貨物から譲渡されたDL71のみ在籍。


ED201 鶴来駅留置線
 

ED301   鶴来車両基地  若桜鉄道に譲渡された