2011/03/21
更新

万葉線全線乗車レポートPART3

 2000年10月7日、長かった残暑もようやく終わり、秋晴れの良い天気になったので、久しぶりに全線乗車す
ることにした。越中中川駅近くの弟の家に車を置き、広小路電停から乗車した。12時7分発の7052号越ノ潟行
きに乗ったのは私の他に高校生が3人。車内は座席がほぼ埋まっている。
 今日は第1土曜日で学校のある日だ。次の志貴野中学校前中学校前でも高校生が乗り込み座席はほぼ満席。いつも
これくらい乗っていれば廃止問題もないのに。複線区間で7075と行き違い。車庫の様子を見るために米島口で下
車した。


広小路へ到着する7052越ノ潟行き

米島口を発車した7052越ノ潟行き


 車庫にいたのは7062、7073、7074、7076で、7053がドッグ入りして更新検査中だ。運行して
いるのは7052、7061、7075、7072、7071、7051。高岡駅前行きの電車が専用軌道から併用
区間に出るとき、警報音がなり、道路側の信号が赤に変わり、電車はノンストップで米島口電停まで進む。そして運
転士の交替が行われる。
 車庫の電車を一通り撮影した後、いつものように運転事務所で「万葉ふりーきっぷ」を2枚買った。「万葉ふりー
きっぷ」は使ったら必ず補充することにしている。しばらくすると警報音が鳴りネコ電車の7072号が到着した。
 次に中新湊行きの7061号が到着、7061は先週は国勢調査の広告を付けていたが、今日は「全国地域安全運
動」の広告を取り付けている。これはカンバス状の看板で電車の側面に簡単に取り付けられるようになっている。
 ヘッドライトの上には車号表示を隠す形で「地域安全号」のシールが貼られている。側面の車号表示も隠れている
ので看板上部に車号が書かれていた。スポンサーは高岡防犯協会と高岡警察署で10月20日まで走る予定。
 米島口電停前で電車を撮影していると加越能バスのノンステップバス第1号車と古くなって観光バスから引退した
依託スクールーバスが通り過ぎて行った。バリーアフリー法により、新車は全てノンステップバスとなるらしい。ノ
ンステップバスの購入には、もちろん国からの補助がある。


更新検査中の7053

車庫内の7073と7062

7061・「地域安全号」

運転士の交替も完了、出発進行

7071高岡駅前行き

加越能ノンステップバス第1号

加越能観光の依託スクールバス


 7061を見送り、7071高岡駅前行きを撮影して12時45分発の7075越ノ潟行きに乗った。この車両も
ほぼ満席で半数は高校生だ。新吉久で7051と行き違い、六渡寺では行き違い待ちで5分間停車。さっき米島口ま
で乗った7052と行き違い。新湊市役所前では新湊高校生が乗車。中新湊ではほとんどの乗客が下車した。
 建設中のAPAの集合住宅はシートに覆われ、全容を見ることはできない。電車はウナリを上げて内川鉄橋前の坂
を登る。東新湊で2人下車、海王丸は乗降0。越ノ潟まで乗ったのは5人で私以外の4人は待っていた県営フェリー
に乗り込んだ。越ノ潟では県営フェリー「こしのかた」と艀(ハシケ)がすれ違う様子を撮影する事ができた。


富山商船高専の練習船若潮丸

県営渡船「こしのかた」とすれ違うハシケ


 電車は30分間隔の運転時間帯なので海王丸駅まで歩くことにした。海王町には最近完成した立派なマンション風
の市営住宅が建っている。とやま国体の宿舎に使用された後、本来の市営住宅として使用される。越ノ潟−海王丸の
中間地点で7071を撮影し、更に海王丸寄りの越ノ潟口駅跡を撮影した。海王丸駅には2人の子供を連れた若い夫
婦が電車を待っていた。
 13時46分に7071号が予想通り乗客なしで到着して乗り込んだ。中新湊では中新湊止まりの7051が停車
していた。ここで5人が乗車、新湊市役所前でも新湊高校生が5人乗車して、車内もけっこう賑やかになった。庄川
口は乗降0で通過。 万葉線は、こんなケースが多いのでワンマンバスと同じく、降車ボタンを押さなければならな
い。押すとブザーが鳴り、運転席後の「次とまります」の表示灯が点灯する。但し、表示灯は暗いので日中は見にく
い。
 六渡寺で7052と行き違い、乗降無しのため、数秒運転停車。中伏木駅はコスモスが満開で綺麗だった。ここで
はオリンパスC3000ZOOMを持つた鉄道ファンらしき人が乗り込み、広小路下車したので氷見線を撮影するら
しい。吉久も乗降0で通過、新吉久で交換のため停車1人下車、1人乗車、2分くらい停車して7061と行き違い
江尻で数人下車、終点高岡駅前まで乗ったのは4人だった。


海王町の市営住宅

越ノ潟口駅の跡

海王丸−越ノ潟間を走る7071

海王丸駅

高岡駅前へ到着した7071


 万葉線鉄道区間の前身越中鉄道は昭和8年12月25日に新富山−新湊(現六渡寺)間が全線開通した。開通当時は
越ノ潟口ではなく、ここが越ノ潟だった。現在の越ノ潟付近には堀切という駅があった。当時の駅は東から、堀切−
越ノ潟−東新湊−中新湊−中学校前−庄川口−新伏木口(現六渡寺)であった。
 中学校前は旧制新湊中学(現:新湊高校)で新町口はなかった。昭和41年に富山新港築港にあたり越ノ潟の港口が
切断され、現在の姿になった。当時の駅名は、越ノ潟−越ノ潟口−東新湊−新町口−西新湊−庄川口−新湊−中伏木
−吉久−新吉久−能町口−米島口−新能町−荻布−旭ヶ丘−江尻−市民病院前−志貴野中学校前−広小路−高岡市庁
前−坂下町−片原町−新高岡となっている。
 高岡駅前は開業当時は現在のように右折しないで真っ直ぐ、高岡駅すぐ前まで乗入れ地鉄高岡という駅名だった。
広小路は湶町という名前だった。その昔高岡城の北側は一面葦原だったのでこの名前が付いた。越ノ潟の周りの水田
も肩まで漬かる沼地で湶田と呼ばれ田舟を使って農作業が行わていた。


 高岡駅前で後続の7051を撮影して、15時7分発の氷見線列車で中川へ戻った。とやま国体も近づいたせいか
氷見線の単行運転はなく、2両編成で運転されているらしい。高岡鉄道部には、いつも日中活躍している単行用キハ
53が2両駐まっていた。
 15時7分発の列車は福知山から来たキハ58+キハ28の国鉄急行色でパノラマウインドーの車両だった。車内
は北陸本線の475系とほとんど同じである。
 


7051 Welcom Takaoka&Shinminato

越中中川駅を発車したキハ283018+キハ581113

キハ283018車内

キハ283018運転台

高岡鉄道部色のキハ58系



着            12:17     13:12    13:42     14:27       15:09
発  12:07      12:45     13:35    13:45     15:07
駅  広小路----→米島口----→越ノ潟====海王丸----→高岡駅前----→越中中川
        7052      7075      徒歩    7071      キハ283018


「万葉ふりーきっぷ」 2000年10月7日乗車。

万葉ふりーきっぷ表面

万葉ふりーきっぷ裏面


発売期間 4月〜11月 (通用日2日間) 使用は通年

料金   大人 900円  子供 450円

電車・バス・船でのりつぐ、高岡・新湊−

万葉の香り、海のロマン、歴史にふれる、おもしろかるちゃー。