2016/06/24
更新

機関車

 黒部峡谷鉄道の電気機関車は1974年に導入されたEH101+EH102を除きすべてED型で、シーズ中の観光列車は重
連で、関電専用列車は単機で使用されている。凸型電機のED15、ED16を改造して生まれたEH101+EH102は重連
使用を前提に片方の運転台を省略したもので単機での運転も可能。型番にRが付いているものは増速型改造が実施された事を示し
ている。型番にMが付いているものは定格牽引力を向上されるため歯車比を変更した事を示している。運転席の前面窓が張り出し
ている。前面窓は最初2枚窓だったが1枚窓に改造された。EDR19のみ前面窓の張り出しがない。1991年と1994年に
増備されたEDM32とEDR33と1993年に凸型から箱型に改造されたEDR17は張り出しが裾まで延長されている。
 凸型電機は4両存在するが、EDS13は宇奈月駅構内でED9、ED10、ED11は欅平駅と欅平下部駅との間で入替に使
用されていて通常見ることができないが、機関車点検などで工事用列車を引いて宇奈月へ戻った時のみ見ることができる。
 黒部峡谷鉄道は11月末から4月末まで冬季運休となるが、雪害、雪崩から設備を守るため鉄橋や架線を撤去するが、その作業
車両を牽引するディーゼル機関車が2両存在する。また、黒薙駅から分岐する黒薙支線は非電化のため、ここへの貨物輸送や、架
線の補修工事にも使用される。最初DD22とDD23があったがDD23が転落事故で2000年に廃車になり、2001年に
DD24が代替製造された。その他蓄電池機関車が存在する。2012年にVVFインバーター制御のEDV34、EDV35が
増備されている。
 
黒部峡谷鉄道は軌間760mm、直流600Vで黒薙支線は非電化。


柳橋−宇奈月間を走るEHR102+EHR101牽引の観光列車宇奈月行き

柳橋−宇奈月間を走るEDR19+EDR33

宇奈月−柳橋間を走るED9

宇奈月−柳橋間を走るEHR101+EHR102欅平行き

宇奈月駅で待機中のEDS13

非電化の黒薙支線へ向かうDD24

欅平駅で待機中のEDV34+EDV35

宇奈月駅で待機中のEDR25

関西電力専用列車牽引のEDR32 宇奈月−柳橋間

宇奈月駅で待機中のEDM22
 

猫又引き込み線のDD22
 

バッテリー機関車 BB1  宇奈月駅
 
電気機関車EHV

車両構成:両運転台
自  重:
18.0 t
軸 配 置:
B-B
車両寸法:
L6900mm × W1625mm × H2730mm
製 造 所:川崎重工業 
2011
台車型式:軸ばね・ペデスタル
主電動機:かご型三相誘導電動機
TDK6412-A
  42kw × 4
駆動方式:吊り掛け式
制御装置:VVVFインバータ制御 
RG6017-A-M
制動装置:回生・
発電・空気ブレーキ



電気機関車EDR

車両構成:両運転台
自  重:
18.0 t
軸 配 置:
B-B
車両寸法:
L6900mm × W1662mm × H2730mm
製 造 所:
日立製作所 1958
台車型式:軸ばね・ペデスタル
主電動機:直流直巻電動機
HS-102Hrb
  42kw X 4
駆動方式:吊り
け式
制御装置:電気接触機、間接非児童
制動装置:
空気・
発電・手動ブレーキ



電気機関車EDS

車両構成:凸型運転台   EDR17の車体に交換
自  重:
15.19 t
軸 配 置:
B-B
車両寸法:
L6900mm × W1646mm × H2728mm
製 造 所:日立製作所 
1957
台車型式:軸ばね・ペデスタル
主電動機:直流直巻電動機
TCO-H60 35kw × 4
駆動方式:吊り
け式
制御装置:半間接
制動装置:空気・
発電・手動ブレーキ



ディーゼル機関車DD22

車両構成:両運転台
自  重:
15.5 t
軸 配 置:
B-B
車両寸法:
L7780mm × W1650mm × H2400mm
製 造 所:協三工業 
1979

台車型式:軸ばね
機  関:
E120TGM-S  208ps/2000rpm
変 速 機
Y81020F
制動装置:
空気・手動・エンジンブレーキ



蓄電池気機関車BB

車両構成:凸型運転台
自  重:
9.0 t
軸 配 置:
B
車両寸法:
L4700mm × W1600mm × H1980mm
製 造 所:神戸製鋼所 
1937
台車型式:軸ばね・2軸固定
主電動機:直流直巻電動機
KEGG
 24.62kw × 2
駆動方式:吊り掛
け式
制御装置:直接
制動装置:
電気・手動・保安ブレーキ



電気機関車EHR

車両構成:両運転台
自  重:
17.9 t
軸 配 置:
B-B
車両寸法:
L6900mm × W1662mm × H2730mm
製 造 所:日立製作所 
1974
台車型式:軸ばね・ペデスタル
主電動機:直流直巻電動機
HS-102Hrb
  42kw × 4
駆動方式:吊り
け式
制御装置:電気接触機、間接非自動
制動装置:空気・
発電・手動ブレーキ



電気機関車EDM

車両構成:両運転台
自  重:
16.8 t
軸 配 置:
B-B
車両寸法:
L6900mm × W1662mm × H2730mm
製 造 所:日立製作所 
1975
台車型式:軸ばね・ペデスタル
主電動機:直流直巻電動機
TCO-H60 35kw×4
駆動方式:吊り
け式
制御装置:電気接触機、間接非自動
制動装置:空気・発電・手動ブレーキ




電気機関車ED   9   10

車両構成:凸型運転台
自  重:
15.19 t
軸 配 置:
B-B
車両寸法:
L6040mm × W1662mm × H2704mm
製 造 所:東洋電機 
1934
台車型式:軸ばね・ペデスタル
主電動機:直流直巻電動機
TDA-587-A 30.56kw × 4
駆動方式:吊り
け式
制御装置:直接
制動装置:空気・
発電・手動ブレーキ



ディーゼル機関車DD24

車両構成:両運転台
自  重:
15.5 t
軸 配 置:
B-B
車両寸法:
L7780mm × W1676mm × H2436mm
製 造 所:日本除雪機 
2001
台車型式:軸ばね
機  関:
6SD1  169.2ps/2000rpm
変 速 機

制動装置:
空気・手動・エンジンブレーキ





















ED9,ED10,ED11,EDS13,EDR17,EDR18,EDR19,EDR20,EDR21,EDM22,EDM23,EDR24,EDR25,EDR26,EDR27,EDR28
EDR29,EDM30,EDM31,EDM32,EDR33,EDV34,EDV35,DD22,DD24,BB1,BB2


      


客車

 黒部峡谷鉄道の観光列車用の客車は窓の無い1000形、窓付きの2000形、2500形、2800形、3100形があり、
それぞれに手動ブレーキと放送設備を備えた車掌車がある。1000形以外は特別車となり、運賃以外に特別料金が必要となって
いる。特別料金は2000形が370円、その他が530円となっている。黒部峡谷鉄道での呼称は2000形が特別車、250
0形、2550形、2800形、3100形がリラックスカートなっている。シーズン末は寒さが厳しいため1000形は運行さ
れないが運賃が20%引きとなる。これらは総てボギー車で、塗装は1000形がオレンジ1色、2000形が窓周りオレンジ、
腰部焦げ茶色、3100形が白と黄緑にオレンジのライン、その他は白と赤の2色になっている。黒部峡谷鉄道の2550形は2
両のみで関西電力の2550形とは塗装が異なる。
 その他に1000形以前に使用されていた2軸客車がある。元々貨車として製造されたものを客車に改造したもので、関電専用
列車に使用されている。関電専用車両には2500形と同じ2550形が12両と2000形改造のボハ2100がある。


宇奈月−柳橋間を走る3100形客車

黒部峡谷鉄道の代表的客車ボハフ1000形 ボハフ1147

ボハ1000形 ボハ1142

ボハ2000形  ボハ2024

ボハフ2000形  ボハフ2021形

ボハフ2500形   ボハフ2511

ボハ2500形  ボハ2502

ボハ3100形  ボハ3112

ボハフ3100形  ボハフ3111

ボハ2550形  ボハ2573

ボハ2800形  ボハフ2800形

関西電力所有ボハフ2550形  ボハ2576
  

関西電力所有ボハフ2550形  ボハ2552
  
ボハ1000
車両構成:開放型
自  重:
4.1 t
  員:
27
車両寸法:
L7060mm × W1660mm × H2250mm
製 造 所:アルナ工機 
1974-1993
台車型式:軸ばね・ペデスタル
制動装置:自動ブレーキ



ボハ2000
車両構成:密閉型
自  重:
4.4 t
  員:27
車両寸法:
L7300 × W1675mm × H2420mm
製 造 所:ナニワ工機、アルナ工機 
1966-1980
台車型式:軸ばね・ペデスタル
制動装置:自動ブレーキ



ボハ2500
車両構成:密閉型
自  重:
4.9 t
  員:21
車両寸法:
L7300 × W1675mm × H2420mm
製 造 所:アルナ工機 
1988-1994
台車型式:軸ばね・ペデスタル
制動装置:自動ブレーキ



ボハ2550
車両構成:密閉型
自  重:
4.9 t
  員:21
車両寸法:
L7300 × W1675mm × H2420mm
製 造 所:アルナ工機 
1992-1994
台車型式:軸ばね・ペデスタル
制動装置:自動・手動ブレーキ



ボハ3100
車両構成:密閉型
自  重:
5.0 t
  員:21
車両寸法:
L7300 × W1675mm × H2423mm
製 造 所:アルナ工機 
2011-
台車型式:軸ばね・ペデスタル
制動装置:自動・手動ブレーキ
ボハフ1000
車両構成:開放型
自  重:
4.1 t
  員:27
車両寸法:
L7060mm × W1660mm × H2250mm
製 造 所:アルナ工機 
1974-1993
台車型式:軸ばね・ペデスタル
制動装置:自動・手動ブレーキ



ボハフ2000
車両構成:密閉型
自  重:
4.7 t
  員:24
車両寸法:
L7400 × W1675mm × H2420mm
製 造 所:ナニワ工機、アルナ工機 
1966-1980
台車型式:軸ばね・ペデスタル
制動装置:自動・手動ブレーキ



ボハ2500
車両構成:密閉型
自  重:
5.1 t
  員:18
車両寸法:
L7400 × W1675mm × H2420mm
製 造 所:アルナ工機 
1988-1992
台車型式:軸ばね・ペデスタル
制動装置:自動・手動ブレーキ



ボハフ2550
車両構成:密閉型
自  重:
5.1 t
  員:18
車両寸法:
L7400 × W1675mm × H2420mm
製 造 所:アルナ工機 
1993-1994
台車型式:軸ばね・ペデスタル
制動装置:自動・手動ブレーキ



ボハフ3100
車両構成:密閉型
自  重:
5.2 t
  員:18
車両寸法:
L7400 × W1675mm × H2423mm
製 造 所:アルナ工機 
2011-
台車型式:軸ばね・ペデスタル
制動装置:自動・手動ブレーキ


     

貨車

 黒部峡谷鉄道は 黒部峡谷に点在する発電所の建設や完成後の物資運搬が目的の鉄道であったため、沢山の貨車が存在する。撮
影できたもののみ掲載。


5屯積みの大物車に小型タンクローリー

ト320+ト248

ト形の側板を外しゴミ回収容器積載

ナチ4ボギー式長物車

チ111+オト677+チ135

上部軌道用の貨車と2軸客車