2011/03/01 更新

 万葉線の車両は第3セクター移行時は加越能鉄道から引き継いだ7000形、7060形、7070形で運行さ
れた。7000形は富山地方鉄道市内軌道線のデ7000形とほとんど同じでドア位置が両端に変更されたもので
デ7000形は高岡駅前から射水線を通って富山市内線へ乗り入れていたため、富山地方鉄道の7000形と重複
を避けるため7051から始まっている。これらは導入された年によって型式が異なっているがほとんど同じで細
部が少し変わっている。

 
2003年12月に36年ぶりの新型車両MLRV1000形が登場した。デ7000形、デ7060形は廃車
になったが車庫に1両ずつ解体されずに残っている。デ7070形6両のうち7072は車両の状態が悪いため、
2009年8月で検査切れとなるが検査を受けずそのまま廃車となる。
2号車のMLRV1002は、導入時に脱線するなどのトラブルがあったが、現在は順調に走っている。MLRV
1003はライトがハロゲンライトに変更され、LEDの行き先表示機が周波数の高いものに変更された。MLR
V1004からは室内の配色がブルー系統に変更された。

MLRV1000
2003年 新潟トランシス製
電動機出力:100kW×2
制御装置 :
VVVFインバータ制御
ブレーキ :
発電/回生、ステップレス油圧式 電磁吸着式保安ブレーキ
台  車 :
ボルスタレス4輪ボギー
定  員 :80名(座席30)
車体寸法 :長さ18.4m 巾2.4m 高さ3.4m
自  重 :21t
設計最高速度:70km/h
運転最高速度:40km/h

MLRV1001

東新湊−中新湊 2007/04/14

庄川口−六渡寺  2010/11/30
MLRV1002

坂下町交差点 2010/07/06

庄川口−六渡寺  2010/11/30
MLRV1003

海王丸−越ノ潟   2009/12/02

庄川口−六渡寺   2009/08/03
MLRV1004

荻布駅 2010/03/05

江尻駅    2009/12/03
MLRV1005-1006

1005  志貴野中学校前 2010/07/06

1006  中伏木駅   2010/07/26

MLRV1002  運転台

MLRV1002  車内案内表示板

MLRV1002   車内

MLRV1004  車内

MLRV1002  運賃箱と両替機

MLRV1004   連接部分


7070
形冷房取付車
7071、7073
1967年日本車輌製
電動機出力:50kW×2  吊掛式歯車比4
85
制御装置 :間接非自動制御
ブレーキ :電気・空気併用
台  車 :N―110B
定  員 :102名(座席34)
車体寸法 :長さ12.7m 巾2.4m 高さ3.9m
自  重 :15.9t
この形式から、側面窓の変則がすっきりした配置に改められた。列車無線が最初から取り付けられている。他形式
にもこの年列車無線が取付けられた。この形式の増備と伏木線の廃止によりデ5010形の出番は無くなった。デ
7071とデ7073が冷房化改造された。万葉線では今後も低床車両の導入計画があり、冷房化改造は2両に止
まっている。
7071

米島口−能町口 2009/08/29

六渡寺−庄川口  2009/09/10

1999/08/01 庄川鉄橋(加越能鉄道)

運転台

車内
7073

中伏木−六渡寺 2010/07/26

高岡駅前  2010/07/06

新湊かまぼこ広告電車
1998/10/03 高岡駅前(加越能鉄道)

新湊かまぼこ新工場完成後
2001/09/16 米島口電停(加越能鉄道)

割烹かわぐち広告電車
2009/09/09 六渡寺−庄川口

運転台

ドア付近

車内


7070

7072、7074、7075、7076
1967年日本車輌製
電動機出力:50kW×2  吊掛式歯車比4.85
制御装置 :間接非自動制御
ブレーキ :電気・空気併用
台  車 :N―110B
定  員 :102名(座席34)
車体寸法 :長さ12.7m 巾2.4m 高さ3.9m
自  重 :15.3t
この形式から、側面窓の変則がすっきりした配置に改められた。列車無線が最初から取り付けられている。他形式
にもこの年列車無線が取付けられた。この形式の増備と伏木線の廃止によりデ5010形の出番は無くなった。デ
7071とデ7073が冷房化改造された。万葉線では今後も低床車両の導入計画があり、冷房化改造は2両に止
まっている。非冷房車は11月から4月までの冷房が必要でない期間に使用される。また、積雪の多い場合は70
70形のみで運行される場合がある。7072は通常定期運行には就かず夏季のビール電車に使用されている。
7072

米島口車庫 2010/10/07

越ノ潟駅  2006/01/09

ねこの足が現在と異なる 広小路駅

ネコ電どうしの行き違い 六渡寺駅

時々幼稚園児のギャラリーになる車内
7074  広告スポンサー:インド料理店シャングリラ

荻布電停 2007/04/14

六渡寺−庄川口  2010/11/30

万葉線に引き継ぐまで山岡石材
2000/11/05 越ノ潟(加越能鉄道)

万葉線開業時
2002/04/20 海王丸駅

石友ホーム広告電車
2002/05/03 江尻−市民病院前

国民年金広告電車
2004/05/01 片原町電停

住宅・土地統計調査広告
2003/08/30 高岡駅前

国勢調査広告電車
2005/09/18 米島口
7075   広告スポンサー:北陸コカコーラ

海王丸駅 2006/01/09

高岡駅前  2006/05/21

2000年とやま国体広告電車
2000/08/06 高岡駅前(加越能鉄道)

2000年とやま国体終了後
2000/11/05 越ノ潟(加越能鉄道)

窓と屋根の間に広告受けがある
2006/03/04 高岡駅前

運転台

車内

吊掛式モーター
7076  広告スポンサー:越中一宮高瀬神社

志貴野中学校前駅 2008/12/01

ビール電車・末広町  2009/08/06

今村証券新湊支店
1998/11/28 高岡駅前(加越能鉄道)

広告終了後
2000/08/06 高岡駅前(加越能鉄道)

弁当チェーン店 ぴあらいぶ
2002/04/09 東新湊−中新湊

広告終了後
2003/11/15 高岡駅前

陽だまりの湯オープン前
2004/07/24 米島口

陽だまりの湯オープン後
2006/04/23 中伏木−六渡寺


除雪機械5022号

1950年日立製作所
電動機出力:竣工時 38kW×4  吊掛式歯車比4
50 (7070形の50kWに交換か)
制御装置 :間接非自動制御
ブレーキ :連結運転用非常弁付直通空気ブレーキ
台  車 :W―1−10
定  員 :現役時72名
(座席24)
車体寸法 :長さ12.64m 巾2.5m 高さ3.952m
自  重 :18t
1950年に日立製作所で製造され、富山地方鉄道の600V線区間の代表的車輌であったデ5010形も、笹津
線、射水線、伏木線の廃線で活躍の場を失い相次いで廃車となった。一部は和歌山県の野上鉄道に譲渡されたが同
線の廃線によってすべて解体された。デ5022は除籍とはなっているが、走行できる唯一の5010形車輌であ
る。2004年1月23日からの久しぶりの大雪で除雪作業に活躍した。日中に除雪する姿も見られた。出力は3
8kW×4の152kWで7000形の100kWより大きい。静態保存の行田公園のデ5028が無くなった現
在、現存する唯一の5010形である。

米島口車庫 2007/02/25

米島口車庫  2004/01/17

デ5022運転台(高岡駅前側) 

車内 ウエイトの砂袋は降ろしてある

日立製の台車

米島口 CG  冷房装置は7071の写真を使用

射水線で活躍していた頃のデ5010形   1975

富山地方鉄道にとって歴史的車両であり、今後とも動態保存してもらいたい。冷房を取付け本線上で活躍する姿を
CGで作成してみました。

現実には老朽化で除雪車で使用するのも限界に近い状態で、静態保存が精一杯かもしれません。もし動態保存する
場合は富山地方鉄道ということになるでしょう。

万葉線(株)移行後廃車となった車両