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■JR西日本金沢支社(東海)、■富山地方鉄道、■万葉線、■富山ライトレール、■黒部峡谷鉄道
■JR西日本金沢支社(東海) ![]()
■3月17日ダイヤ改正
JR西日本金沢支社は12月16日、平成24年3月17日(土)に実施するダイヤ改正の内容を発表した。
利用客のの減少に伴い、大阪〜青森間の寝台特急「日本海」と、大阪〜新潟間の夜行急行「きたぐに」の定期運行を廃
止し、多客期に臨時列車として運転する。
日中時間帯に521系電車を富山まで運転する。運行時間は車両に余力のある、朝の通勤通学時間終了時から通学の帰
宅時間開始まで。現在の3両編成が2両編成になるが、転換クロスシートでお見合いシートが解消され、見知らぬ人と目
線を合わせることを嫌う人も着席できるようになる。
521系で運転する列車の番号はは金沢発富山行きが439M、441M、449M、453M、481M。高岡発富
山行きが443M、447M、451M。
富山発金沢行きが430M、438M、440M、442M、460M。富山発高岡行きが428M、432M、43
6Mとなっている。
高山線では平日の朝通勤通学時間帯に速星行き列車が復活する。富山発速星行きが6時26分発、速星発富山行きが6
時57分発。現在の854D猪谷行きは越中八尾行きに変更となる。折り返しの越中八尾発が13時2分発となる。その
他、北陸本線普通列車で列車間隔の均等化や行き先の変更が行われる。
■寝台特急「日本海」定期運行廃止
JR東日本とJR西日本の両社が、大阪駅−青森駅間約1023kmを結ぶ北陸本線を通る寝台特急「日本海」を廃止する。
「ブルートレイン」の愛称で知られる青い車体が富山県内から姿を消す。北陸本線の寝台特急は大阪と札幌を結ぶ車体が
深緑色の「トワイライトエクスプレス」のみとなり、県内の鉄道ファンからは「なくなるのは残念」と惜しむ声が相次い
だ。
JRの関係者によると、廃止は利用客の減少や車体の老朽化などが原因で、利用客が空路や高速バスなどに移り、乗客
数は10年前より約40%減り、乗車率は50%程度にとどまっているという。
「日本海」は1950年に急行「日本海」として登場、その後特急「白鳥」の登場により姿を消すが、1968年に新
設の寝台特急として復活。現在、大阪−青森間を約15時間で結んでいる。かつては1日2往復運行し、1988年の青
函トンネル開通に伴い、うち1往復が2006年まで函館駅まで運行していた。2008年3月からは1日1往復となっ
ている。
北陸本線では2010年3月に金沢駅−上野駅間を走る寝台特急「北陸」が廃止されたばかり。滑川市上島の大橋誠司
会員は北日本新聞社のインタビューに答え「『日本海』に乗って朝、目覚めた時に車窓から見た秋田沖の日本海が忘れら
れない、トワイライトエクスプレスは人気があって予約が難しい。寝台特急は高根の花になりますね」と語った。

寝台特急「日本海」 富山−呉羽間 金沢駅
■夜行急行「きたぐに」定期運行廃止
JR西日本とJR東日本の両社が、2012年3月17日のダイヤ改正で、大阪駅−新潟駅間約580kmを結ぶ北陸本
線の電車寝台急行「きたぐに」を廃止する。県内の鉄道ファンからは、半世紀にわたって親しまれた列車が消えることを
惜しむ声が上がった。
「きたぐに」は1961年に新潟駅−金沢駅間を結ぶ気動車の昼行急行列車として登場、1968年に大阪駅−青森駅
を結ぶ寝台急行に名前を譲る。1982年から新潟駅−大阪駅間に運行を短縮し、約8時間で結んでいる。
乗客数はピークの1988年度には1日平均270人だったが、夜行バスや空路など交通手段の多様化によって減少。
2010年度は120人に下がり、全座席に占める乗客数の割合を示す乗車率は約30%にとどまっている。
2010年3月には寝台特急「北陸」と急行「能登」が廃止され、今回のダイヤ改正では寝台特急「日本海」の廃止も
決まった。県内に乗り入れる夜行列車が相次いで姿を消すことになる。
前川英雄会長は北日本新聞社のインタビューに答え「きたぐには全国でも数少ない電車型の夜行列車で、なくなるのは
残念。他の乗客と語り合うのが楽しかった」と語った。
JRは今後、「きたぐに」と「日本海」を年末年始や夏場などに臨時列車として運転する。両列車のラストランは3月
16日。「きたぐに」は大阪発23時27分(富山着4時28分)、「日本海」は大阪発5時47分(富山着22時18分)。
■ハットリくん列車リニューアル完了
2004年3月から運行されている「忍者ハットリくん列車」は検査更新時にラッピングのリニューアルを行うことに
なり、順次リニューアルが進められ、最後となったキハ402136が運用に入り、3両が揃った。
1両目のキハ402135がリニューアル後運用に付いた5月23日に高岡駅氷見線ホームで関係者が出席して「忍者
ハットリくん列車」リニューアル出発式が開催されている。
リニューアルではハットリくんのほかに氷見線・城端線の観光名所や行事が描かれている。キハ402135は氷見に
向かって左側に高岡大仏と氷見海岸からの立山、右側に砺波チューリップフェアと五箇山・世界遺産の合掌集落が描かれ
ている。キハ402136は氷見に向かって左側にチューリップと飛び跳ねるブリ、合掌家屋、右側に高岡御車山祭り、
鋳物の町金屋の町並み、伏木曳山祭りが描かれている。キハ402137は氷見に向かって左側に城端の麦屋踊り、沿線
各地で行われる獅子舞、砺波平野を飛ぶ熱気球が描かれている。

キハ402135 キハ402136 キハ402137
■新高岡駅全列車停車を要望
富山県西部産業開発協議会と能越商工観光懇談会、高岡商工会議所北陸新幹線対策特別委員会は11月11日、JR西
日本本社と日本金沢支社で北陸新幹線新高岡駅(仮称)への全列車停車など3項目を盛り込んだ要望書を提出した。
ほかの要望事項は、北陸新幹線金沢開業に伴う平行在来線への支援強化およびJR城端線・氷見線・七尾線・高山線の
利便性向上。北陸新幹線金沢開業後の関西方面からの優等列車の金沢以東への運行。
新幹線全列車停車を求める理由として、新高岡駅の利用圏域の人口は能登や飛騨も含め80万人を超え、観光客は観光
施設だけでも年間1000万人以上であることなどを示した。
石井富山県知事は沿線市長との意見交換会で、10月にJR西日本の佐々木社長と懇談し、2015年春の北陸新幹線
金沢開業後に北陸線が第3セクター鉄道に移行した後も、枝線の城端線、氷見線はJRが経営を継続することを確認した
と報告している。
■ラッセル車試運転
降雪シーズンを前に11月1日、富山県内でラッセル車の試運転や除雪車の出動式が行われた。JR西日本金沢支社富
山地域鉄道部はJR北陸本線の富山貨物駅構内で除雪用ラッセル車を点検し、糸魚川駅まで試運転を行った。11月下旬
までに高山、城端、氷見の各線でも実施する。昨シーズンは豪雪のため民営化後初めて金沢支社管内全線運休が発生した。
富山地域鉄道部富山施設管理センターの係員が、線路脇(複線区間の線路と線路の間)の雪を取り除くウイングを広げ、
線路上を除雪するフランジャーを上げ下ろしして動作を確認。富山貨物駅を出発し、ウイングやフランジャーを動かしな
がら試験走行した。
富山地域鉄道部のラッセル車はDE15複線形で単線区間もウイングを畳んで片側へ除雪する。北陸本線では軸重の大
きいDD15形も活躍している。積雪が20cmを超えると予想されるときに出動し、ほとんどの場合、始発列車の運行前
に除雪する。豪雪の場合は列車を運休して日中にも出動することもある。
昨シーズンは豪雪で出動回数は119回だったが、近年は暖冬による少雪化で、除雪用モーターカーで済む場合が多く出
動回数は少なくなっていた。
■富山駅南口連絡通路を移転
JR富山駅南口の仮駅舎とホームを結ぶ2階連絡通路が、12月10日から1階に移転する。新しい通路は2階連絡通
路の東側に設置される。通路が2階にあると新幹線駅舎工事の支障になるため移すことにした。
新通路は南口仮駅舎から2番線ホームの中央に結ばれる。10日の2時22分発急行「きたぐに」に合わせ供用開始さ
れる。新通路設置の工事に伴い、とやま駅特選館の2階にある改札口は11月11日の21時で閉鎖される。JR西日本
金沢支社では、富山、高岡など県内各駅や列車内にポスターを張り、利用者に移転を知らせる。とやま駅特選館が入る駅
ビルは2012年に取り壊される。
■富山県内区間に521系導入
JR西日本は2012年3月のダイヤ改正時に、北陸本線の金沢以東へ521系を導入する。ステップのない521系
のために一部の駅でホームの嵩上げ工事が行われている。また富山県内区間で試運転も行われている。北陸新幹線による
経営分離の対象となっていない金沢以西では2011年3月改正時に七尾線からの乗り入れ車両以外はすべて521系に
置き換えられている。
金沢以東は製造から45年以上が経過した3両単位編成の475系と413系が使用されている。富山県は第3セクタ
ー会社による並行在来線の運営にあたって、県内の利用実態を踏まえて車両の編成数をきめ細かく増減させることを計画
している。
2両単位編成の521系なら、こうした柔軟な運用ができ、第3セクター会社の収支改善にも繋がる。経営分離前の新型
車両の導入で、経営分離時に減価償却がある程度進んだ新型車両を譲受する可能性が高まった。
JR西日本は金沢以東に導入した車両を第3セクター会社に譲渡せず、七尾線の車両置き換えに転用するという情報も
あり、新型車両の譲渡は交渉次第となっている。(521系は下り1本のみ6両編成で津幡駅まで乗り入れ)
■高岡駅万葉ロードに「銘店街」
JR西日本高岡駅の南北自由通路「万葉ロード」に10月15日、観光案内所を備えた仮設店舗「万葉ロード銘店街」が
オープンした。8月に橋上駅化された改札口に隣接し、駅利用者が待ち時間に利用できる。新ステーションビルが完成す
るまでの約2年半、駅での土産物販売や観光案内の拠点となる。
現在のステーションビルは2012年春に解体される予定で、土産物店などテナントの退去が進んでいる。工事期間中
も駅を利用する観光客らが地元の名産・特産品に触れる場を設け、高岡のPRと駅の賑わい創出につなげたいと、ビルを
運営する高岡ステーションビルが万葉ロードを管理する高岡市の許可を得て設けた。
仮設店舗は幅約6m、長さ約30mの平屋建てプレハブで、万葉ロードのほぼ半分の幅を占める。内部は中央に通路が
あり、左右に県西部の菓子店7店、蒲鉾、ます鮨、地酒、総菜などを扱う6店、高岡市観光協会の観光案内所が並ぶ。営
業時間は9時から18時で年中無休。
ステーションビル1階のコンビニも改札口正面の万葉ロードテラス部分に移転した。駅のコンビニ「ハートイン」が閉
店となったため規模が拡大された。営業時間は7時10分から20時10分。横に待合スペースが設けられ3人掛けのベ
ンチが6個設置された。
■「鉄道の日」記念フリーきっぷ発売
JR西日本は今年18回目となる「鉄道の日」を記念して、JR全線またはJR西日本管内の普通列車普通車自由席を
自由に乗り降りできる「乗り放題きっぷ」を9月30日から10月16日まで発売した。
「鉄道の日記念 JR全線乗り放題きっぷ」は
JR全線の普通列車普通車自由席、およびJR西日本宮島フェリーが自
由に乗り降りでき、1枚のきっぷで3回または3人まで利用できる。1人1回あたりの有効期間は乗車当日限り1日。利
用期間は10月1日〜10月1 6日までで、おとな9,180円こども4,590円。使用条件は青春18きっぷと同じ。
「鉄道の日記念
JR西日本一日乗り放題きっぷ」はJR西日本エリア内の普通列車普通車自由席、
およびJR西日本宮
島フェリーが1日乗り放題のきっぷで、発売期間・利用期間は「JR全線乗り放題きっぷ」と同じ。おとな3,000円、
こども1,500円で乗車日当日限り有効。
■北陸新幹線で駅舎改築工事
石川県の北陸本線3駅が新幹線白山車両基地への路線に架かるため、駅舎の改築工事が行われている。西金沢、野々市
松任の3駅で、西金沢と松任は橋上駅化される。松任は8月8日に、西金沢駅は10月2日に橋上駅化された。どちらも
メインの入口が仮設で今後も工事が行われる。野々市駅は自由通路が既に整備されているため東口駅舎の改築が行われて
いる。
■「おわら風の盆」臨時列車運行
JR西日本は9月1日〜3日に、富山市八尾町で行われる「おわら風の盆」に合わせ、高山本線の富山−猪谷間に臨時
列車を運行した。
臨時列車は13時台から翌日0時台まで、富山発18本、越中八尾または猪谷発を19本を運行した。一部列車を除き
快速運転で富山、越中八尾、猪谷の3駅だけで客扱いをした。ピーク時は各駅に運転停車した。臨時列車運行に伴い、定
期列車も時刻の変更や減便が行われた。
今年初めて、期間中に「ようこそおわら風の盆記念切符セット」を発売した。セット内容は富山−越中八尾間の往復乗
車券と両駅の記念入場券(いずれも硬券)と円形の記念台紙の3点セット。1セット920円で、限定3000セットを富
山、越中八尾の2駅で販売した。
今年の「おわら風の盆」は台風12号の影響で開催が危ぶまれたが、台風がコースを逸れたため、3日間例年通り開催さ
れた。3日間の観客は19万人で、台風による悪天候から昨年より1万人減となった。
■高階哲夫紹介の構内放送を開始
JR滑川駅で9月1日、滑川市出身の音楽家、高階哲夫(1896〜1945)の功績を紹介する構内放送がスタートした。高階
生誕115周年を記念した顕彰プロジェクトの一環で、郷土が誇る偉人の活躍を市の玄関口でPRする。
高階は滑川市山王町に生まれ、東京音楽学校に進学。大正から昭和初期にかけてバイオリン演奏や作曲、指揮、映画の
音楽監督など多彩な分野で活躍し、代表曲に「時計台の鐘」や「朝」がある。「時計台の鐘」を記念した時計台が市内の
東福寺野公園にある。
構内放送は約2分半で、市内の小学生による「時計台の鐘」の合唱と、高階の功績を紹介するナレーションが流れる。
滑川市教育委員会が作成し、魚津市のサンビデオがCDを制作した。放送はプロジェクトのメイン期間である10月まで
朝夕の通勤・通学時間帯を中心に繰り返し流す。
■平行在来線・糸魚川市と一体協議へ
滑川、魚津、黒部、入善、朝日の3市2町議会の平行在来線問題を所管する特別委員会の正副議長会議が8月30日魚
津市役所で開かれ、新潟県の糸魚川市議会がオブザーバーとして初めて出席し、今後も協議に加わり、情報交換していく
ことを確認した。
会議は北陸新幹線開業後の平行在来線の課題を話し合うために設け、この日が3回目。糸魚川市議会から意見が相次い
で出された。糸魚川市議会側も「北越が無くなるのは困る」と応じた。
会議では地鉄線との相互乗り入れなどについても話し合い、新幹線開業後も平行在来線の住民の利便性が損なわれない
よう県東部の市町が足並みをそろえていくことを申し合わせた。
■平行在来線で論戦
北陸新幹線開業時にJRから経営分離される平行在来線をテーマに県議会議員同士が討論する県議会政策討論委員会が
9月30日、高岡市のウイング・ウイング高岡で開かれた。委員15人が、第三セクター会社による運営へ移行が予定さ
れる平行在来線の経営方針や国、JRからの経営支援の在り方などについて意見を交わした。
県議会改革の一環として、会場を県議事堂から移して初の「出前形式」で開いた。時間帯も県民が参加しやすいよう1
9時からとし、事前に申し込んだ人を中心に約300人が傍聴した。
坂田光文議長のあいさつに続いて梶敬信委員長が趣旨説明。論点を
■国とJRによる支援拡充
■平行在来線の経営方針
■地域公共交通の利便性確保 の三つに絞って討論した。
■とやま駅特選館・ハートイン富山仮店舗建設
富山駅周辺土地区画整理事業に伴い、株式会社富山ステーションデパートの「とやま駅特選館」と株式会社ジェイアー
ルサービスネット金沢の「ハート・イン富山店」が旧駅舎取り壊しにより、代替施設の仮店舗を建設する。場所は富山駅
南口仮駅舎前で、敷地面積約1,200u、鉄骨造1階で店舗面積約750u。
とやま駅特選館のおみやげ・飲食店46店とハート・イン富山店が入居する。2011年12月中旬完成予定で、201
4年末まで使用する予定になっている。
■魚津駅前バスターミナル改修
魚津市は9月から、JR魚津駅前バスターミナルの改修工事に入る。市民バス各ルートと富山労災病院バスの乗降場を1
カ所にまとめ、乗り換えをしやすくする。新ターミナルの利用開始は10月1日で、市営駅前有料駐車場は廃止する。
地鉄バスの降車場となっている駅舎前の歩道部分に簡易ベンチや屋根などを設置し、6ケ所のバス乗降口を設ける。市
民バス各ルートや労災病院バスの乗り降りが1ケ所に集約され、乗り換えが便利になる。地鉄バスの降車場は9月1日か
ら乗車場所に統合する。
コイン式の有料駐車場は廃止し、約半分のスペースをバスターミナルに充てる。約10台分は送迎などの駅利用者短時
間駐車場として残す。
■高岡駅橋上化完成
北陸新幹線の開業に向けたJR高岡駅の橋上駅化と南北自由通路「万葉ロード」の整備が終わり、8月28日から使用
が開始された。分断されていた駅の南北を繋ぎ、バリアフリー化で高齢者などが利用しやすい施設を実現。8月28日に
記念式典が行われ、関係者が新しい交通拠点の誕生を祝った。
乗り換えしやすいターミナル機能の向上と市街地活性化を目指す高岡市がJR西日本と整備を進めてきた。2007年
10月に着工し、氷見線移設を含めた事業費は約71億円。
橋上駅は改札口を中央部に一本化した。改札口から南北の出入口へ向かう自由通路は長さ100m、幅12〜20m、
高さ4.5〜7mで
内装にはアルミや鋳物など地場産品を活用。南口「瑞龍寺口」は上下のエスカレーター、エレベータ
ー、階段で地上部分と結ばれている。北口「古城公園口」の整備は2014年度に新ステーションビル完成時に完了する
ため、仮階段と仮エレベーターが設けられた。同時に1〜6番線ホームに設置されたアルミとガラス製で冷暖房完備の待
合室も使用開始された。
8月28日現在、旧駅舎の物販店は売店チャオ、ハートイン高岡とパン販売店を除いて閉鎖された。源弁当販売店のみ
改札口付近に移転している。
■「大阪ステーションシティ」発売開始
JR西日本金沢支社では
往復のJR乗車券と昼食または商品券がセットになった「駅長おすすめ駅プラン」"大阪ステ
ーションシティ"
を5月13日から発売した。5月4日に開業した大阪ステーションシティでのショッピングやグルメが
楽しめる。
発売期間は2011年5月13日〜9月27日で利用期間は2011年5月20日〜9月30日となっている。但し、
施設により利用できない日がある。
発売価格は福井駅発着10,300円〜13,300円、金沢駅発着13,000円〜16,000円、富山駅発着14,0
00円〜17,000円で高岡駅などからの設定もある。
往復特急指定席+昼食1回または 商品券3,000円分で食事施設8施設および、JR大阪三越伊勢丹商品券が用意さ
れる。7月14日までは大阪ステーションシティ内のカフェや売店で割引などの特典が受けられる。利用の3日前までに
2名以上で申し込む必要があり有効当日限りの日帰り設定となっている。
■七尾線電化開業20周年
1991年9月1日に七尾線(津幡〜和倉温泉間)が電化開業し2011年9月で20周年を迎える。この節目を迎える
にあたり、JR西日本金沢支社は地元と一体となった記念事業を展開し"地域と共に歩む鉄道"として地域の活性化と利用
拡大に結びつける。特に記念事業の実施にあたっては「能登ふるさと博」と連携し集客力のある効果的な展開を目指す。
七尾線電化開業20周年記念式典が2011年8月27日(土)10時から七尾駅前で開催される他、多彩なイベントが
予定されている。
2011年7月1日〜9月30日まで、地元ゆかりのキャラクターをデザインした「和倉温泉わくたま号」、「七尾と
うはくん号」、「UFOのまち羽咋号」の415系3両・3編成をラッピングし運行する。
■映画「ほしのふるまち」衣装や小道具展示
氷見市を舞台にした映画「ほしのふるまち」の衣装や小道具を展示したディスプレーコーナーが6月6日、JR氷見駅
に設けられた。観光客を迎える氷見市の玄関で、氷見でロケが行われ、大勢の市民が出演した「ほしのふるまち」をPR
していく。
映画は、東京の進学校で落ちこぼれた高校三年生の堤恒太郎が、転校先の氷見で、同級生の一ノ瀬渚ら地元の人たちと
出会い、新たな夢を見いだす姿を描いている。昨年4月に氷見市でロケが行われた。
ディスプレーコーナーは、映画の氷見支援委員会が設置した。恒太郎を演じた中村蒼さんと、渚役の山下リオさんが使
用した高校の制服、シューズ、リュックサックなどの衣装、プラネタリウム装置や「星の大図鑑」といった小道具を展示
した。ロケや映画のシーンの写真パネル、ポスターもあり、映画の世界に浸ることができる。
映画にはJR氷見線や加越能バスも登場し、藪田のバス停は主要場面に登場する。
■踏切事故防止啓発
JR西日本金沢支社と富山県警鉄道警備隊は5月11日、この日から始まった春の全国交通安全運動に合わせて、富山
市金屋のJR高山線金屋踏切前でドライバーせて、富山市金屋のJR高山線金屋踏切前でドライバーに無理な横断をしな
いよう呼びかけた。
JR富山駅の職員など12人が参加。ドライバーに車を停めてもらい、踏切事故を防ぐために一旦停止や左右確認を呼
び掛け注意を促すチラシを手渡した。
■高山線活性化2010年実績
富山市は5月10日、高山線活性化社会実験の2010年度の結果を発表した。西富山−越中八尾駅間の乗客数は実験
前の2005年度に比べ13.5%増の約1,011,000人、1日平均2,770人で、実験開始以来最多となった。臨時
駅の婦中鵜坂駅やパークアンドライド用駐車場の利用も伸びた。実験は終了したが、富山市は実験の成果を受け、朝夕の
増便継続と婦中鵜坂駅の3年間延長を決めた。
社会実験は2006年度から開始。2010年度は上下線合わせて1日25本増便し、59本を運行した。乗客数は実
験開始以降、毎年増えており、2010年度は初めて100万人を超えた。乗客増は通勤、通学時間帯が中心で、平日の
昼間は増便効果が見られなかった。
2008年に開設した婦中鵜坂駅の2010年度の利用は、前年度比22.7%増の約63,000人。婦中鵜坂、速星
千里、越中八尾の4駅に設けたパークアンドライド駐車場の2010年度の利用率は83%。実験を始めた2006年度
の34%から右肩上がりとなっており、パークアンドライドが市民に浸透し、マイカーから鉄道利用への転換が徐々に進
んでいる。
2010年度までの実験結果を受け、富山市は活性化事業に取り組んでいる。朝夕に7本を増便し1日41本を運行す
る。増便経費と婦中鵜坂駅の維持費計約3000万円を富山市が負担し増便による増収分はJR西日本から還付される。
2009年度の還付は約1500万円だった。富山市は活性化事業を3年間は継続する方針で利用者の推移を見て今後の
事業の在り方をJR西日本と協議していく。
■呉羽高校生が呉羽駅清掃
呉羽高校の生徒会ボランティア推進委員ら生徒約35人は4月28日、呉羽駅と周辺で清掃活動を行い、地域美化に励
んだ。呉羽高校では地域への貢献を目的に、生徒会が中心となってボランティア清掃を毎年2、3回実施している。今年
からは、これまで以上に活発に行おうと、ボランティア推進委員を新設して活動に取り組む。この日は、駅構内の窓拭き
やトイレ掃除、通路に落ちているゴミを拾う活動に取り組んだ。
■高岡駅橋上化8月28日完成
高岡市の高橋市長はJR高岡駅の橋上駅化完成と南北自由通路万葉ロード開通が8月28日になると発表した。当初の
予定より約4カ月前倒しとなる。
高岡駅は橋上駅化完成と同時に、2階部分に設置される改札口から南北の出入口へ向かう万葉ロードも完成する。万葉
ロードの内装にはアルミや鋳物など地場産品を活用。古城公園口(北口)は2014年春に完成予定の高岡ステーションビ
ルの2階部分と繋がり、エスカレーターと階段で駅前広場とつながる。瑞龍寺口(南口)はエスカレーター、エレベーター
階段で地上部分と行き来できる。
土産店などが入居する現在のステーションビルは、2012年から取り壊す。万葉ロードは長さ100m、幅12〜2
0m、 高さ4.7〜7mの広い空間があり、新ビル完成までは万葉ロード上に物販用の仮設店舗を設ける。自由通路は新
ビル完成後、イベントや展示、カフェなどに使われる予定となっている。
■新幹線レール富山県内初敷設
北陸新幹線のレールの敷設作業が5月31日、県内区間のトップを切って朝日町竹ノ内の朝日軌道基地近くの高架橋上
で始まった。2014年度末の長野−金沢開業に向け、13年4月までに県内区間約90kmでレールを仮敷設する。
県内の軌道工事は鉄道・運輸機構鉄道建設本部北陸新幹線第二建設局が担当。昨年12月に朝日トンネル内へのレール
搬入が始まり、長さ25mのレールを200mに溶接する作業を行ってきた。
この日は、専用の機械を使い、溶接したレールを20m/分の速さで路盤となるコンクリート上へ送り出す作業が始ま
った。作業員は2本のレールが1.43m幅でまっすぐ延びるように微調整し、慎重に仮敷設した。
朝日軌道基地の工事区間は新潟県境から黒部川までの約15km。仮敷設した後はレールの下に枕木の代わりとなるコン
クリート製軌道スラブ板を敷き固定する。
長野−金沢間では既に石川県、新潟県の2カ所でレールの敷設が始まっている。2013年度末までに全長300kmの
敷設を終え開業に備える。
■城端・氷見線の利用促進へ法定協議会
北陸新幹線開業を控え、城端・氷見線活性化推進協議会が3月29日、国の支援で両線の具体的な利用促進をめざす法
定協議会を発足させた。ソフト中心だった従来の活動から、新駅や駐車場などハード面整備を重点に公共交通の連携計画
づくりをめざす。
法定協議会発足の臨時総会に高岡、氷見、砺波、南砺各市と商工会議所、自治振興会協議会などの団体代表20人余が
参加。会長の高橋正樹・高岡市長は「北陸新幹線と地域の結節点として新駅や現高岡駅周辺を整備し、城端線、氷見線の
一体的利用を促進しなければならない」などと話した。
総会では、沿線人口や乗降客の減少傾向が続く両線で、記念列車などのイベントやラッピング車両の運行、レンタサイ
クルなどの取り組みが報告された。沿線に多い広域的医療機関や観光地向けに、路線バスとの連携やダイヤの工夫の必要
性も指摘された。
法定協議会では地域公共交通活性化法に基づき、新年度に地域公共交通総合連携計画を策定、国の補助を受けて実行す
る。 任意団体だった従来の協議会では、両線の時刻表作成などソフト面の事業が中心だったが、今後は新幹線駅に併設
計画のある城端線新駅や、パークアンドライド用駐車場整備などハード面も進める計画となっている。法定協議会になる
ことで加盟団体には尊重義務が伴い、確実な事業推進を図るとしている。
■東日本大震災の影響で普通列車運休
JR西日本金沢支社は東北地方太平洋沖地震の影響により、運転に必要な車両保守部品を製作するメーカーの生産設備
が被災し、部品を製作する工場が福島第一原発の30km圏内にあり復旧の目処が立っていない。車両保守部品の供給が危
惧される状況にあり、メーカーへの安定供給に向けた努力のお願いするとともに、在庫の調整や他メーカーからの手配な
どに努めているが、設備の被災などにより製造の見通しが立たないことから、現時点において、運転に不可欠な部品の調
達目処が既に立っていないものがでている。このまま推移すると最も早い車両では4月下旬から運転できないものが出始
める。
不足する車両保守部品は直流モーター用のブラシで、該当車両は国鉄から引き継いだ直流電動機を使用している車両約
2,300両で、
金沢支社では413系、415系、475系が該当しする。金沢以西で運行する521系と特急用車両
はインバーター制御で交流モーターを使用しているため影響はない。JR西日本には国鉄型車両が多く残っており、在来
線電車約4,700両のうち約50%を占める。
対策として4月2日から利用の少ない日中の列車を運休し、部品が不足するのを先延ばしする。運休するのは金沢富山間
で12本、富山−糸魚川間で10本。
JR西日本金沢支社は4月2日から実施していた間引き運転を8日から通常運転に戻した。日立市の被災した日立化成
の部品素材製造工場が操業再開し、原発避難区域内にある加工工場の代替目処が立ち部品の調達が見込めるようになった
として間引き運転を中止した。
■3月12日ダイヤ改正
特急「雷鳥」419系、キハ28・58系姿を消す
JR西日本金沢支社は2011年3月12日に実施した、ダイヤ改正で、金沢−大阪間で運行している特急「雷鳥」を
廃止した。「雷鳥」は、1964年に運行を開始した。富山と大阪を結ぶ列車として、富山県の県鳥であるライチョウを
銘々して登場し、北陸と関西を結ぶ列車として活躍してきた。ピーク時には20往復するなど花形特急として長年愛され
てきたが、新型車両の「サンダーバード」に徐々に置き換えられ、末期は金沢と大阪を結ぶ列車となっていた。最後まで
残っていた1往復がダイヤ改正で姿を消した。特急列車の停車駅見直しでサンダーバード10号の小杉駅停車が無くなっ
た。
普通列車では419系と高山本線のキハ28・58系が廃止となった。419系は1985年3月ダイヤ改正で、北陸
本線金沢・富山都市圏へ電車型ダイヤを導入することとなり、これに合わせて登場した。寝台特急電車583系から改造
されたが、仙台地区や北九州地区に投入された715系は交流専用だった。北陸本線は交流区間のほか、滋賀・新潟県内
で直流電化区間を有していたことから、改造前と同じく交直両用電車となった。715系がすべて廃車になった後も使用
され続け、4半世紀にわたって運行された。
普通列車は北陸新幹線開業で第3セクター化される金沢−直江津間とJRで存続する金沢以西で運行が完全に分離され
た。富山県から普通列車で金沢以西へ行く場合、金沢駅ですべて乗り換えとなる。七尾線から小松への直通運転も廃止さ
れた。今回のダイヤ改正に際して521系20編成40両が投入された。
枝線では平日列車を運休しての保線工事が無くなった。氷見線と越美北線では運休があるが代行バスが運行される。

廃止された特急「雷鳥」
武生駅
廃止された419系 糸魚川駅
40両増備された521系 福井駅
■最後のキハ28・キハ58運転終了
平成23年3月12日のダイヤ改正に伴い、日本全国で活躍した国鉄急行用気動車「キハ28・キハ58」が高山本線
のJR西日本区間運行を最後に定期列車での運行を終了する。引退する「キハ28・58」に感謝の気持ちをこめ、JR
西日本富山地域鉄道部では、車両に記念ヘッドマーク「ありがとうキハ28・58」取り付け、記念入場券セット発売や
イベントなどを実施した。
キハ28とキハ58は同形の車両でキハ28はエンジンが1台、キハ58はエンジンが2台でキハ58には水タンクが
キハ28には3両分をまかなう冷房用電源が搭載されている。1961(昭和36)年にデビューし約半世紀にわたって全
国各地の非電化区間で運行された。途中駅での分割併合が可能で15両編成の列車も登場した。
高山本線でも多客期には一部の駅でホームにかからない13両編成の急行「のりくら」が運行された。2010年12
月にJR九州の2両が廃止され、高山本線の富山−越中八尾間を2両編成2組が1日4往復するだけとなっていた。塗装
は城端・氷見線色のキハ58-1114+キハ28-2346と国鉄急行色キハ58-477+キハ28-2360が存在す
る。(キハ58-1114のみパノラミックウインドウ車)
記念ヘッドマークは、利用者や、鉄道ファンへの感謝の気持ちを示すとともに、引退する車両のはなむけとしてJR西
日本金沢支社富山地域鉄道部が作成した。直径80センチの円形で、車窓から見える立山連峰と、走っている八尾にちな
んで「おわら風の盆」の女性の踊り手を図案化している。
引退セレモニーは3月11日(金)19時から富山駅2番線ホームで行われ、アトラクションとして駅員がおわら踊りを披
露した。当日は10時から富山駅みどりの窓口で、富山駅から猪谷駅の間の10駅分(無人駅を含む)の硬券入場券セット
(平成23年3月31日まで有効で1400円)を「キハ28・58」の写真を使用したオリジナル台紙付で限定2000
セット販売した。また、運転最終日の3月11日有効の富山駅−越中八尾駅間往復乗車券(640円)に社員がデザインし
たオリジナル台紙付で限定1000セット販売した。入場券と乗車券をまとめて購入した先着228名には、乗務員用の
時刻表がプレゼントされた。

キハ58-477+キハ28-2360
キハ58-1114+キハ28-2346
記念ヘッドマーク図案
■乗客に感謝のチョコレート
JR富山駅は2月14日、バレンタインデーに合わせ、利用客にチョコレートなどをプレゼントし、日ごろの感謝の気
持ちを伝えた。JR富山駅では若手駅員が「HAPPY VALENTINE」などと記されたメッセージカードとチョ
コレート、飴を1粒ずつ袋詰めした物を400袋用意。駅員が、みどりの窓口や改札で「いつもありがとうございます」
と声を掛けて贈った。
■高岡駅城端線ホーム用エレベーター設置
12月21日、橋上駅化工事が進められている高岡駅城端線ホーム用のエレベーターが供用開始された。高岡駅城端線
ホームはエスカレーターはあったが、エレベーターは無く、バリアフリーにはなっていなかった。
設置されたエレベーターは積載量750kg、定員11名で、上昇下降速度は分速45m。車椅子仕様はエレベーター内
手摺付で点字・音声案内が付いている。設置箇所は連絡通路(跨線橋)富山側。南口エレベーターは10月1日に供用開始
されており、高岡駅のバリアフリー化が完成した。
■さようなら特急「雷鳥」
半世紀近くにわたって北陸本線を走り続けてきた特急「雷鳥」が2011年3月12日のダイヤ改正で廃しされる。J
R西日本金沢支社が「雷鳥」と「サンダーバード」を一本化し、全て681系、683系で統一すると発表した。富山県
内の利用者や鉄道ファンからは、愛着のある列車名と昔懐かしいカラーの車体が消えることを惜しむ声が上がっている。
特急「雷鳥」は1964(昭和39)年12月、北陸本線のスピード化を目指して導入され、富山と大阪を結ぶ列車とし
て活躍した。
東海道新幹線が開業するまで、国内最速だった「こだま」と同型のボンネット車両が使用され、鉄道ファンからは「夢
の超特急」と呼ばれた。富山レールクラブに所属する滑川市の大橋誠司さんは「35年前に初めて乗った時はわくわくし
た。いつまでも走っていてほしかった」と残念がる。
1990年代初めのピーク時には富山−大阪間で23往復が運行され、先頭に展望車のついたスーパー雷鳥も登場。新
潟や神戸まで延長運転した時期もあった。しかし、車両の老朽化が進み683系との格差が大きくなり、平成21年10
月からは大阪と金沢を一往復するだけとなり、富山県内では臨時列車以外見ることができなくなった。富山県内では同型
車両の「白鳥」や「しらさぎ」は走っていたが「雷鳥」の定期列車は2001(平成13)年に姿を消している。

最後の一往復「雷鳥8号」2010/03
県内最後の「スーパー雷鳥」
2000/09 489系ボンネット型 2001/02
長岡京駅 高岡駅 富山駅
■ハットリくん列車変身へ
JR氷見線・城端線の沿線自治体や商工会議所などでつくる「城端・氷見線活性化推進協議会」は2011年3月に両
線で運行している「忍者ハットリくん列車」のラッピング塗装をリニューアルする。2004(平成16)年の開始以来、
初めて装いを一新する。まんが「忍者ハットリくん」の作者で氷見市出身の藤子不二雄Aさんの協力を得て、氷見ぶりな
ど沿線4市の観光資源を採り入れたデザインに変更する。
ハットリくん列車は、観光振興や公共交通利用促進につなげようと氷見、高岡両市や商工会議所などでつくる「氷見線
・城端線に『忍者ハットリくん列車』をはしらせる実行委員会」が企画し2004年3月27日から運行している。
車両のデザインはハットリくんがブリに乗った「いきいき富山夢列車」、立山連峰と氷見沖にある唐島をバックにハッ
トリくんが空を飛ぶ「忍者ハットリくん空を飛ぶ」の2種類あり、キハ40形3両にラッピング塗装されている。
運行車両が検査時期を迎えたことに合わせ、ラッピングのデザインを一新し、新たな誘客の目玉にする。リニューアル
に掛かる費用は約1300万円で、氷見市は12月の定例市議会に提出する一般会計補正予算案に氷見市負担分365万
3千円を盛り込んだ。

ハットリくん列車見参 2004/03/28 高岡駅
藤子不二雄A氏のサイン
■ハ入善駅前のクスノキLEDでイルミネーション
北陸本線入善駅前のクスノキにLED電球のイルミネーションが飾られ、通勤・通学客ら駅利用者の目を楽しませてい
る。冬の夜空を彩ろうと、入善町観光関係団体連絡協議会が2007年から毎年この時期に実施している。高さ約8mの
クスノキには約2000個のLED電球が取り付けられ、師走の駅前を照らしている。イルミネーションは2011年2
月末まで毎日16時30分〜23時まで点灯する。
■富山県平行在来線会社
■糸魚川・金沢まで運行
富山県と市町村、経済団体でつくる富山県在来線対策協議会は11月14日、県民会館で幹事会を開き、北陸新幹線開
業後の並行在来線(北陸本線富山県内区間)の経営計画素案を示した。
県境をまたぐ運行については、利用者の利便性を確保するため、隣県の並行在来線運営会社と相互乗り入れを行う方向
で各県と調整する。富山県側から金沢、糸魚川までそれぞれ運行するほか、石川県側からは富山駅まで運行。利用の少な
い新潟県側からは泊駅までを基本として、通勤・通学時間帯は糸魚川−富山駅の直通運転も含めて協議する。いずれも、
利用実態と、各駅が列車の折り返し機能を備えていることを考慮した。
停車駅の少ない快速列車は、北陸新幹線や在来線特急列車の運行見通しを踏まえながら、通勤・通学時間帯に県東部の
駅と金沢駅の間などで運行を検討する。普通列車は利用者の多い富山−高岡駅で朝夕の利便性をより高める方向でダイヤ
を見直し、各区間の日中の時間帯については現行の運行本数の維持を基本とする。
ワンマン運転設備を備えた新型車両521系の導入に伴い、日中(10時〜15時ごろ)は車掌のいないワンマン化を検
討し、コスト削減を目指す。
この日示した素案はさらに検討を加え、来年1月の並行在来線対策協議会で第1次案として取りまとめる。さらに、そ
の後実施する旅客流動調査や需要予測の見直しなども踏まえて最終的な経営計画を策定することにしている。
■運営第三セクター会社の社名公募
富山県並行在来線対策協議会の幹事会で示した経営計画素案で、県は第三セクター会社の厳しい収支見通しを踏まえ、
並行在来線を運営する第三セクター会社の社名公募や沿線住民らによるサポーターズクラブ創設といった利用促進策も打
ち出した。
社名公募やサポーターズクラブ創設は、県民に「マイレール意識」を持ってもらい、利用増につなげる狙い。パークア
ンドライドや交通ICカードの導入、富山地方鉄道など他の交通事業者との連携による共通切符の販売や乗り継ぎしやす
いダイヤ設定などにも努める。
県外からの観光客らのニーズに合わせ、季節限定列車や休日の臨時列車の運行なども検討し、第三セクター会社の増収
につなげる。開業に向けては県並行在来線対策協議会を改組して、利用促進協議会のような組織も設ける。
■小杉−呉羽間に新駅要望
北陸新幹線開業後の並行在来線について、射水市の地元関係者が市内に新駅を設置するよう求める要望書を提出した。
要望書を提出したのは射水市の自治振興会や企業でつくる新駅設置推進協議会で、11月9日は代表者らが夏野市長を
訪ね、新駅の設置を求めた。
要望によると、協議会は新駅を JR小杉駅の東2.2kmの企業団地や整備中の県道31号線に隣接する射水市の手崎に設
置するのが望ましいとした。夏野市長は「厳しい収支が予想される並行在来線の利用促進策の一つとして県と協議しなが
ら検討する」としている。
■富山地方鉄道
■電鉄魚津駅・新駅舎、駅前整備
北陸新幹線開業を前に、富山地方鉄道電鉄魚津駅の新駅舎や駅前広場を整備することで魚津市と富山地方鉄道が大筋で合
意した。新しい駅舎は2012年度に着工し、駅前整備は2013年度末頃までに完了する予定。新駅舎はテナントビル
などは設けず、バリアフリー化したコンパクトな造りにする計画になっている。
電鉄魚津駅は1936(昭和11)年に供用を開始。乗降客数のピークは1964(昭和39)年の1日平均9420人だ
った。1967(昭和42)年に線路が高架化され、ステーションビルが完成して駅周辺は多くの人で賑わった。1970
(昭和45)年の大阪万博のころから車社会が始まり、マイカー利用者が増えて乗降客数は激減。現在の乗降客数は1日平
均約800人台で推移している。ステーションビルのテナントは2007(平成19)年までに全て撤退した。
新しい駅舎は現在と同じ3階建てだが、スリム化した建物を想定している。現在ホームはビルの3階部分にあり、エレ
ベーターはない。階段だけでは高齢者が利用しづらいとの声が多いため、新駅舎にはエレベーターを設ける。現在の駅ビ
ルは取り壊し、市民バスや地鉄バスの乗降場のスペースを拡充し、一般車両の短時間駐車場や駐輪場も整備する。
■バスファン「青バス」の旅満喫
富山地方鉄道の旧型路線バス、通称「青バス」を借り切ったツアーが11月13日、富山と石川の両県で行われた。地
鉄の路線バスが観光目的で使用されること自体が珍しく、石川県に乗り入れることもめったにない。バスファン21人が
参加し、旧型車両独特の乗り心地を楽しんだ。
ツアーでは富山県内の工場で製造され、20年間活躍する現役の青バスを使った。塗装変更や新型への置き換えで路線
バス120台の内、青バスは残り19台となっている。「子供の頃から慣れ親しんだバスで旅がしたいと高岡市と黒部市
のバスファンが中心となって企画した。
参加者はぴかぴかに磨き上げられたバスに乗り込み、JR富山駅北口を出発、富山市から金沢市の兼六園、白山市の加
賀白山バス車庫、羽咋市の千里浜渚ドライブウェイを巡った。
■立山ロープウェイ24年ぶり客車更新
立山・黒部アルペンルートの大観峰駅と黒部平を結ぶ立山黒部貫光立山ロープウェイの新型客車2両が11月5日、立山
の室堂に到着し大型クレーンを使って搬入作業が行われた。
客車は1988(昭和63)年以来の更新で3代目。全長6.3m、幅、高さとも2.6mで定員81人。色は立山の自然
すべての季節に映えるブルーを基調にオレンジ色のラインが入り、前照灯や室内灯はLEDが使用されている。4日夜に
大型トラックで大阪市の大阪車輌工業工場を出発し5日朝に室堂に到着。大型クレーンを使って専用台車に積み替え、大
観峰駅へ運んだ。冬季休業中の2012年1月中旬から更新工事にかかり、2月下旬に完了する。試運転を行った後4月
10日から運行を開始する。
■RAILWAYS関連商品発売
映画「RAILWAYS」の公開を前に各種関連商品が発売される。11月1日、日の出屋製菓は16010系特急を
モチーフにパッケージした「特急しろえびせんべい号」を直営店で発売した。年内限定の商品で10日からは取引小売店
でも発売された。パッケージデザインは富山地方鉄道の監修を受けた。中身は富山湾のシロエビを乾燥して砕いて練り込
み、小判形に焼き上げたせんべい60グラム入り2袋で価格は525円。
11月4日には駅弁「黒部名水ポーク弁当」が東京と埼玉で発売された。「黒部名水ポーク」やシロエビなどの地元食
材を使っている。映画の特別優待割引券付で価格は1000円。東京、上野、新宿、大宮のJR各駅で来年の1月末まで
販売する。
映画が先行公開される11月19日から富山地方鉄道からオリジナル模型が発売される。オリジナル模型は同社を代表
するモハ14760形で導入時の地鉄特急色とモハ10030形導入時に塗装変更された黄色と緑の塗り分けの2種類。
映画の総指揮を努め鉄道ファンでもある阿部秀司さんが監修した。後へ引くとゼンマイが巻かれ、手を離すと走り出す。
地鉄特急色は「急行 電鉄富山」、黄色と緑は「特急
宇奈月温泉」と行き先が表示されている。価格は1000円で電
鉄富山駅、宇奈月温泉駅の売店、南富山駅など地鉄の主要駅や映画を上映する全国の映画館で販売する。
■RAILWAYS主役2人が富山PR
富山市は新たな観光PRポスターを作成した。映画「RAILWAYS
愛を伝えられない大人たちへ」に主演する三浦
友和さんと余貴美子さんが登場し、富山と映画の魅力をPRしている。ポスターには「富山で休もう」のキャッチコピー
とともに、富山地方鉄道上滝線月岡駅で、三浦さんと余さんが並んで座っているロケ中の写真を使っている。背景には地
鉄を代表する車両のモハ14760形と雄大な立山連峰がとらえられ、キャッチコピーにぴったりの、ゆったりとした雰
囲気を伝えている。ポスターはB1判で1000枚作成。市内の宿泊施設や公共施設、東京の富山県アンテナショップな
どに配布する。
■富山地方鉄道ツアー開催
富山地方鉄道を舞台にした映画「RAILWAYS」公開を記念して10月22日に富山地方鉄道ツアーが開催された。
各地の鉄道を紹介する人気漫画「新・鉄子の旅」の作者と編集者が招かれた。県内外から参加した約130名が、富山市
から黒部市まで富山県東部を走行する全路線のロケ地を巡り、映画と鉄道の魅力を満喫した。
参加者は特別試写会で映画を鑑賞した後、電鉄富山駅から貸切電車で出発した。本線は終点の宇奈月温泉駅まで、立山
線と上滝線は岩峅寺駅まで走行。車両はモハ14761+モハ14762が使用された。
■「ちてつdeウオーキング」開催
富山地方鉄道を利用して目的地まで向かい、散策を楽しむ「ちてつdeウオーキング」が「RAILWAYS」公開を記
念して3回開催された。1回目は「映画のスタートシーンを歩こう!」と題し10月30日に開催された。地鉄電車で本
線新宮川駅へ集合して白岩川沿いを歩き、ささら屋立山工場を見学して立山線田添駅まで約9kmを歩くコースで小雨が降
る中約150人が参加した。
2回目は「ポスター写真の撮影場所を見に行こう!」と題して11月6日に開催された。地鉄電車で本線電鉄黒部駅に
集合し黒部市街地を歩き片貝川橋梁のポスター撮影場所へ向かい本線経田駅まで約7kmを歩くコースで、小雨が降る中約
130人が参加した。
3回目は「感動のラストシーンがここに!」と題して11月12日に開催された。地鉄電車で上滝線南富山駅に集合し
市街地を歩き、ラストシーンが撮影された上滝線月岡駅まで約9kmを歩くコースで爽やかな天候の下、約130人が参加
した。いずれのコースでも映画ロケに関わった地鉄社員が撮影の様子などを解説した。
■セントラム児童虐待防止を啓発
富山市は児童虐待防止推進キャンペーンの一環として11月1日から環状線セントラムの9003号の車体にオレンジ
のリボンを貼って11月30日まで運行する。
キャンペーンは児童虐待防止法が2004年度に施行されたことにより、毎年11月を推進月間として官民一体で啓発
活動を進めている。同キャンペーンのセントラムを使った車体広告は初めて。9003号の降車ドア付近に大きなリボン
をデザインし、車窓の下にも幾つもの小さなリボンがある。
■地鉄電車サンクスデー開催
富山地方鉄道を舞台にした映画「RAILWAYS」公開を記念して「地鉄電車サンクスデー」が10月23日に稲荷
町の車両基地で開催された。
検収庫では塗装を終えたばかりでピカピカの14760系のクハ175、モハ14765+モハ14766、1002
0系のモハ10025+モハ10026が展示された。屋外には16010系のモハ16013+モハ16014が展示
開放され、乗り込んだ子供たちが警笛を鳴らしたりブレーキハンドルを操作して楽しんだ。
検収庫では午前と午後の2回映画関係者のトークショーが行われたほか、11月に北日本新聞社から発行される写真グ
ラフ「とやま電車王国」に掲載される鉄道写真や映画場面のパネルが展示された。富山地方鉄道の鉄道線全63駅の人気
投票「推エキ総選挙も行われ、552人が投票した。1位は43票の本線・宇奈月温泉駅、2位は40票の上滝線・大庄
駅、3位は34票の立山線岩峅寺駅だった。
鉄道センター前ではグッズや書籍の販売が行われ、1番線ホーム階段付近に臨時改札口が設けられ、帰りの乗車券販売と
集札が行われた。
映画「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」は富山地方鉄道の運転士と妻が定年後の生き方を探る物語で
全編富山県内でロケを行った。11月19日富山県内公開で全国公開は12月3日。
■RAILWAYS号運行
富山地方鉄道を舞台にした映画「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」の公開を控え、広告電車が10月
末から映画公開中運行される。
市内電車のデ1014に映画をPRするラッピング広告を行った「RAILWAYS号」を富山市が南富山駅前−大学前
間を走らせている。
ラッピング広告は、車体の側面と前後に、映画のタイトルとともに主人公の富山地鉄の運転士役、三浦友和さんと妻役
の余貴美子さんの大きな写真を配置した印象的なデザインで、側面には富山地鉄を代表する車両の14760系が描かれ
11月19日から県内で先行公開されることもPRしている。
映画は長年連れ添った夫婦の心のすれ違いを中心に、鉄道に関わる人々のドラマを温かなタッチで描かれている。
■旧型車両のNゲージ模型発売
トミーテック社の私鉄旧型電車をラインアップしたトミーテック「鉄道コレクション」シリーズの第14弾で、地鉄電
車は、懐かしい青色のモハ14710形2種類と地鉄特急色のモハ14750形のほか、未公開の商品としてオレンジ色
のモハ14750形がシークレット発売されている。通販販売では1個735円。
宇奈月温泉駅売店や立山駅、地鉄社内での販売価格は700円。通販ではブラインドパッケージで何が入っているか判
らないが地鉄の発売分は地鉄車両のみ購入できる。
■RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ
富山地方鉄道を舞台に制作された映画の題名が「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」に決まった。映画
は11月19日に富山県内で先行公開され、12月3日から全国で公開される。一般前売り券は9月から発売される。
映画のロケが3月中旬から4月下旬まで富山市など地鉄沿線で行われた。定年退職を目前にした主人公の運転士と、主
人公とは別の生き方を模索する妻、家族らの心の交流や絆を描く。
映画は1930(昭和5)年の創立以来80年間にわたり、地域の足と住民の生活を支えてきた富山地方鉄道が舞台で、
地鉄に42年間勤め、定年が1カ月後に迫った運転士(三浦友和さん)の人生を鉄道になぞらえ、妻(余貴美子さん)や職場
の同僚との心温まるドラマが展開される。監督は第1作のチーフ助監督だった蔵方政俊さんが務め、出演は娘役に小池栄
子さん、地鉄社員や地元エキストラが多数出演する。映画の主題歌「夜明けの雲」は第1作と同じ松任谷由実さんが作詞
作曲、歌唱する。
制作はROBOT、松竹、富山市、北日本新聞、北日本放送で、富山市は映画制作に1312万円を出資する。自治体
が映画に出資するのは初めてで市の知名度向上やイメージアップを図り、ロケ地観光による交流人口の拡大につなげる。
■仙台線に山形県庁前バス停新設
富山地方鉄道と宮城交通で共同運行している「高速バス富山−仙台線」に2011年8月1日から「山形県庁前バス停が
新設された。合わせて出発地点を高岡駅前に変更し、小杉、富山大学前にも停車する。1日1往復で運賃は高岡駅前・小
杉−山形県庁前が8400円、富山大学前・富山駅前−山形県庁前が8100円となる。仙台までは500円増しとなる。
■不二越・上滝線7本増発で社会実験
富山地方鉄道不二越・上滝線の増発社会実験が9月1日から始まった。平日16時から19時台と23時台に上下7本を
増発する。社会実験は2011年度末まで行い、夕方に増発し終電時間を繰り下げることで利用状況がどう変化するかを
検証する。
不二越・上滝線は富山市の電鉄富山駅と立山町の岩峅寺駅間17.3kmを結ぶ路線で駅は岩峅寺駅以外はすべて富山市。
富山市はまちづくりの軸である公共交通活性化を進めており、昨年、同線の南富山駅から、市内軌道線への乗り入れな
どの計画を示し、富山地方鉄道に提案している。今回の社会実験は地鉄が主体となって取り組み市と国が補助金を出す。
平日16時から19時台に上下3本増発する他、全日23時台に電鉄富山発を1本増発する。電鉄富山発の終電時刻が
22時42分から23時10分となり、平日の運行本数は上下50本から57本となった。
富山市は増発に合わせて、月岡駅に16台分のパークアンドライド駐車場を増設整備する。朝菜町駅や上堀駅へのアク
セス道路改善に向け本年度測量を行うことも計画している。
■魚津市民バス10月から実験運行
魚津市は10月1日から市民バスのダイヤ変更と新たな実験運行を行う。実験運行は、地鉄バスの東蔵線と黒沢線の利用
料金を市民バスと同じ1回100円とする。それぞれ夕方に1便増発するほか、東蔵線は東城地区で利用者が予約した場
所で乗車できるデマンド運行を新たに行う。地鉄バス東山線は廃止となり、黒沢線は大沢まで延伸される。
このほか、経田−道下、天神の両ルートで魚津高校前、魚津工業高校前、新川学びの森天神山交流館前のバス停を新設
する。
■おでかけ定期、利用16%増
市民の高齢者が1回100〜200円でバスや電車に乗ることができる富山市の「おでかけ定期券」の利用は2011
年7月末段階で、前年同期比16%増えた。新たに市内電車と富山ライトレールに乗車できるようになり、利便性が高ま
ったのが要因とみられる。
まちなかのにぎわい創出や公共交通の利用促進などを目的としたおでかけ定期は、65歳以上の市民が対象。中心市街
地の指定バス停・駅で、富山地方鉄道の路線バスや地鉄本線、立山線、不二越・上滝線に乗降すれば、1回の運賃がバス
は100円、電車は200円となる。2011年度から市電と富山ライトレールも100円で乗車できる。
2011年度7月末までの利用は、前年同期比15.6%増の延べ29万5081人。
新たに加わった市電の利用は3
万3358人、ライトレールは2万2748人で、公共交通機関の選択肢が広がったことが利用増につながった。一方、
おでかけ定期の申し込み者は16.3%減の2万1941人。
本年度、紙の定期券からICカードに切り替えたことで、
利用方法が難しいと思う高齢者がいることや、発行費用が500円から千円となったことが背景にあるとみられる。
富山市中心市街地活性化推進課は、定期券の提示で市施設の利用料が半額になるサービスや、1枚で複数の交通機関を
利用できるICカードの利便性をPRし、申し込みや利用を増やしたいとしている。
■安野屋−大学前軌道複線化工事開始
富山地方鉄道は2011年度末完成予定の富山大橋架け替え工事に伴い、富山市内軌道線安野屋−大学前間の複線化工事
を開始した。現在は富山大橋の東側が複線、橋上および西側が単線となっている。富山大橋の架け替えに合わせて、単線
区間を騒音や振動を抑制する制振軌道により複線化する。
工事延長は約1.3km。内、橋梁部は466m。新しい橋の幅員は30.5mで、 中央部の軌道敷の幅員は6.5mとな
る。現在の富山大橋は1936年の供用から75年経過しているため、富山県は老朽化や渋滞緩和などの対策から掛け替
えを決め2006年より工事を開始した。完成後は車道は2車線から
4車線に、歩道も幅員2mから4.5mに広がり、
安全性が確保される。
■ecomycaで1日フリー乗車券
富山地方鉄道はICカード乗車券「えこまいか」の利用者を対象とした運賃割引サービスを2011年7月23日(土)
から開始した。このサービスは、同一日にICカード乗車券「えこまいか」を利用して市内電車に3回乗車すると、3回
分の運賃を引き去りの上限として、4回目以降の運賃が原則無料となるもので、実質1日フリー乗車券となる。富山ライ
トレールのICカード乗車券パスカでも同様のサービスが受けられる。
ICカード乗車券を使用した場合、1回の乗車が170円に割引されるので、510円の1日フリー乗車券となる。
■路面電車と接触注意キャンペーン
富山地方鉄道や富山中央警察署などは7月26日、富山市堀川小泉の交差点でドライバーに路面電車との接触事故に注意
を呼びかけるキャンペーンを行った。
市内電車の運転士ら約30人が「軌道内に入る場合は必ず後方確認」「電車の停止距離は車の約3倍」などと書いたチ
ラシをドライバーに手渡した。富山中央警察署によると、路面電車と車による事故は同署管内で2010年は22件、今
年は6月まで8件発生している。富山地方鉄道の山本民子運転士は「軌道に進入する際には、慌てずに電車が来ないか注
意してほしい」と話した。
■栃屋駅ペイントラッピング
富山地方鉄道本線栃屋駅のペイントラッピング事業が7月30、31日の両日行われ、地域住民らが駅舎修繕や壁の塗り
替え作業などに精を出した。
黒部まちづくり協議会黒部ワンコイン実行委員会が古里の鉄道に親しみを持ってもらおうと、2009年の浦山駅、2
010年の舌山駅に続いて実施した。地元の浦山自治振興会、富山地方鉄道、黒部塗装組合が協力した。
30日はホームの手すりや待合室の壁などの汚れを落とし、さび止め処理をし、周辺の草刈りも行った。31日はペン
キ塗りが行われ、駅舎はきれいな緑色によみがえった。
■上市駅に観光案内所開設
上市町観光案内所が7月12日、富山地鉄上市駅舎内に開設された。町が開設を進めている観光ルートや特産品をPR
する窓口として、にぎわい創出を目指す。上市町にはこれまで観光案内所がなく、町庁舎の産業課産業観光班が問い合わ
せに対応していた。
案内所は駅舎内のJAアルプス旅行センターの一角に設置。4月に採用した観光コーディネーターの黒田勲さんが観光
案内に努める。観光のホームページも年内に開設する。案内所の営業は9時〜17時で土日祝日は休み。
■ちてつdeウオーキング開催
富山地方鉄道の駅を起点に沿線の名所を歩く「ちてつdeウオーキング片貝川コース」が5月29日魚津市・滑川市で開
催された。あいにくの雨の中、県内各地から参加した約150人が景色を楽しみながら海岸沿いのコースを歩いた。富山
地方鉄道、北日本新聞社共催で毎年行われている。
参加者は地鉄の電車やバスでスタート地点の電鉄魚津駅に集合し、雨の中、早月川周辺や海岸沿いなどを通る7約kmの
コースをそれぞれのペースで歩き、ゴール早月加積駅に到着した。
6月4日には「ちてつdeウオーキング美女平コース」が立山町の美女平周辺で行われた。県内各地から集まった約23
0人が青空の下、雄大な自然の中を散策した。
参加者は地鉄の電車やバスでスタート地点の地鉄立山駅に集合し、立山駅からケーブルカーに乗って美女平駅に到着。
2kmと6kmのコースに分かれ山道を歩いた。富山県ナチュラリスト協会員からブナやタテヤマスギについて解説を聞きな
がら森林浴を楽しんだ。
6月11日には「ちてつdeウオーキングとがり山コース」が開催され、参加者約250人は岩峅寺駅に集合し、森林浴
を楽しんだ。前日の雨でぬかるんだ山道では足下に気をつけながら登り、山頂からの眺めを満喫した。
ちてつdeウオーキングは秋にも3回実施される。
■富山市内定期観光バス運行
富山市内の名所を巡る定期観光バスの2011年度の運行が4月28日から始まった。午前、午後の2便体制で5月8
日まで毎日運行された。期間中、東日本大震災で富山県内に避難して来た被災者を無料招待した。
富山市内定期観光バスは富山地方鉄道や富山市観光協会などが毎年春と夏に運行している。富山駅北口発着で、午前の
コースは県民会館分館内山邸−梅かまU−mei館−北前船問屋・森家−岩瀬の街自由散策−岩瀬カナル会館−富山駅北
口。岩瀬カナル会館−富山駅北口は、そのままバスに乗るかライトレールに乗るか選択できる。
午後のコースは源ます寿司工場−八尾おわら資料館−諏訪町通り散策−富山市民族民芸村−富山駅北口となっている。
大人2,500円、小学生1,000円、親子セット3,000円で乗車記念品が付く。富山市内定期観光バスは夏休み期間
中にも運行される。
■バスの回数券発売中止
富山地方鉄道は6月1日からバスの金券式回数券11枚綴り、34枚綴り、セット回数券、乗り継ぎ回数券の発売を中止
する。3月5日からバスでIC乗車券「えこまいか」が使用できるようになったのに伴い廃止する。
「えこまいか」を使用すると運賃が15%割引される。電車バス共通回数券、環境回数券は当面販売を続ける。なお、
手持ちの回数券は発売中止後も使用できる。
富山ライトレールのICカード「ぱすか」も「えこまいか」同様に使用できる。もちろん「えこまいか」で富山ライト
レールに乗車することも可能。
■立山町民中学生お気軽パス発売
富山地方鉄道と立山町は共同で、4月4日から2012年3月31日まで「立山町民中学生お気軽パス」を発売する。
このパスは立山町在住の中学生を対象に、越中泉〜榎町駅間、または沢中山〜五百石駅間の3ケ月定期券を15,000円
で発売するもので、両区間は通常24,300円。
事前に立山町での利用登録が必要で、発売箇所は寺田、五百石、岩峅
寺の各有人駅。
63才以上が対象で2009年から発売されている「立山町民お気軽パス」は定着した利用があり、このパスと共に高
齢者や中学生などの立山町民鉄道利用の促進が図られる。
■電鉄富山駅にアルペンルート乗車券端末
富山地方鉄道と立山黒部貫光では、4月10日から電鉄富山駅と乗車券センターに、立山黒部アルペンルートの乗車券発
券端末アリネットを設置した。アリネットは、アルペンルートの各種乗車券の発券をはじめ、立山ケーブルカーの予約や
乗車整理票の発行ができ、鉄道利用者がスムーズにケーブルカーに接続乗車できるようになった。立山駅で長時間待たさ
れることがなくなり、待ち時間を富山市内で有意義に使えるようになった。
■軌道線・旅客案内システム整備
富山地方鉄道は整備を進めていた軌道線旅客案内システムの増設完了に伴い、3月31日より使用を開始した。新たに整
備されたのは、西町、富山駅前南富山駅前行き電停の接近表示装置と、大町−新富町間の放送案内装置及び監視カメラな
ど。この案内システムは、2010年度に環状線区間に導入されたGPS装置と無線を組み合わせた装置で、運行車両の
接近情報や、最寄りの電停で表示される。
今回の整備により接近表示を行える電停が増えたほか、諏訪川原〜大学前間を除く電停に、南富山運転区から、事故や
遅延情報などを肉声により案内することが可能になった。
■越中三郷駅トイレ竣工
地鉄本線越中三郷駅のトイレ設置工事が完工し、3月27日、現地で竣工式が行われた。この事業は、越中三郷駅美化
推進協議会が中心となり、富山地方鉄道のほか地元企業などの協力と富山市の補助を受けて実施されたもので、竣工式に
は地鉄から辻川常務が出席し関係者とともに記念のテープカットを行った。トイレは4月1日から使用開始された。
■春のくろワンきっぷ
黒部まちづくり協議会と富山地方鉄道は3月19日〜5月8日までの土曜、日曜、祝日の21間、今回で9回目となる
イベント「春のくろワンきっぷ楽駅停車の旅」を実施する。電鉄石田駅から宇奈月温泉までの、富山地方鉄道本線黒部市
区間が、500円(小学生250円)で乗り放題となる。黒部まちづくり協議会では、電車に乗りながらふるさと黒部を再
発見し、その魅力に触れてもらおうと毎年、春と秋の2回開催している。また末端区間の乗客増にも寄与している。
今回は2014年度の北陸新幹線開業などを見据え、黒部市内富山地方鉄道沿線活性化を図り、折立−宇奈月温泉間開業
88周年(米寿)も記念する。
「くろワンきっぷ」は実施日(土日祝日)は電鉄黒部駅、宇奈月温泉駅、電鉄石田−宇奈月温泉間の車内で販売する。実
施日以外は電鉄黒部駅、宇奈月温泉駅、くろワンきっぷ事務局、黒部市役所新幹線交通対策課で販売する。
期間を通してクイズ「プチ黒部検定パート9」、「くろわんスタンプラリー」が行われる。4月16日に「折立・愛本
まち歩き」、23日に「黒部古道「山街道を往く」などが実施される。プチ検定とスタンプラリーは5月11日締め切り
となっている。
■地鉄新駅で基本協定
北陸新幹線の新黒部駅(仮称)に併設する富山地方鉄道の新駅について、黒部市の堀内市長と地鉄の川岸社長が3月28
日、富山市桜町の地鉄ビルで整備スキームを定めた基本協定書に調印した。調印式で堀内市長は「周辺をより黒部らしく
するため、今後も地鉄を始め民間の知恵をお借りしたい」とあいさつ。川岸社長も「黒部峡谷など観光地への利便性や、
地域の足として役割を果たしていきたい」と語った。
地鉄新駅は請願駅として黒部市が工事費約2億円など事業費を負担し、2014年度末の開業に向け整備する。新駅は
片面ホームで連絡通路の歩行者用シェルターや駅前広場が整備される。
地鉄新駅によって、新幹線駅からすぐ乗り換えできるようになり、宇奈月温泉や黒部峡谷など観光地へのアクセスが向
上する。
■おでかけ定期券ICカード化
富山地方鉄道と富山市が共同で発行している「おでかけ定期券」が2011年度より、ICカード化され、利用範囲が市
内電車にも拡大される。なお、ICカード化に伴い発行手数料500円が1000円に値上げされる。有効期限は201
2年3月31日までで毎年更新する必要がある。
「おでかけ定期券」制度は2004年から始まったサービスで、富山市内在住の65才以上の人が対象で9時から17
時までの間、市内各地から中心市街地まで、路線バス、鉄道線、軌道線、富山ライトレール、フィーダーバスが低料金で
利用できる。
利用機会の多い人は富山地方鉄道が発行する63才以上のすべての人を対象にしたゴールドパスが便利、乗り降り一切
制限なしで1ヶ月6,200円。
例えば2日に一度の頻度で利用すれば1日400円で、宇奈月温泉や立山山麓の温泉へ
も行くことができる。
■取り壊される五百石駅で感謝の集い
立山町の仮称「元気創造館」建設に伴い取り壊される立山線五百石駅の「ありがとう感謝の集い」が3月6日行われ、大
勢の住民らが、慣れ親しんだ駅舎との別れを惜しんだ。
五百石駅は1913(大正2)年6月25日に開業した。富山県で中越鉄道に次いで2番目の鉄道路線である立山軽便鉄
道が滑川駅から上市駅を経て五百石駅までを開通させたのに伴い、その終着駅として開業した。
立山鉄道は1931(昭和6)年に富山電気鉄道に合併となり、この時現駅舎が造られた。左右対称のモダンな造りで、
立山と浄土山、別山の立山三山をイメージしたと言われている。立山町の玄関口として親しまれ、ピーク時の1965年
には1日4300人が利用。現在は1日800人が利用している。
感謝の集いは富山地方鉄道が主催した。神事の後、川岸社長が「地域の皆さんにかわいがってもらったことを感謝した
い」とあいさつ。立山町の舟橋町長が「再び町のシンボルとしてにぎわうようにしたい」と述べた。地元の下町公友会が
稚児舞と獅子舞を披露した。
駅舎の取り壊しは翌7日から始まり、元気創造館は図書館や町民交流センターなどが一体化した施設で五百石駅も館内
に整備される。新駅舎の完成は2011年度末の予定で、完成まで線路の向側に仮駅舎が設けられる。地鉄では3月31
日まで五百石駅の写真を募集し、作品は仮駅舎内に展示する。

五百石駅舎 待合室 元気創造館
■上滝線で増発実験など公共交通活性化施策
富山市は、まちづくりの軸である公共交通の活性化に向けて多様な施策を展開する。2010年6月に市電の乗り入れ
や新駅設置などの活性化案を示した富山地方鉄道上滝線で今年の夏から増発の社会実験を行う。朝夕の時間帯が中心とな
る予定で、詳細は地鉄と協議する。平成の大合併により、上滝線は末端の岩峅寺駅を除いて富山市域となった。
増発に合わせて月岡駅のパークアンドライド駐車場を増設整備する。判りにくい朝菜駅へのアクセス道路改善に向け、
2011年度は測量を実施する。社会実験の費用と合わせて総事業費は1570万円。
市内中心部を周回する市電環状線の利便性をアップするため、西町付近の電停新設へ実施設計を行う。環状線の電停は
「グランドプラザ前」の次が「荒町」のため、商店街関係者から新しい電停を求める声が上がっていた。西武富山店跡地
付近に造る予定で2012年度の完成を目指す。
市内電車は交通ICカード(パスカ・えこまいか)利用者に限り、1日複数回乗車した場合、4回目以降の運賃を無料に
する制度を導入し、中心市街地の賑わい創出を図る。

上滝線月岡駅パーク&ライド駐車場
西町を通過する環状線電車(左)
富山市「おでかけ定期券」
■路線バスにICカードを導入
富山地方鉄道は3月5日、車内の読み取り機にかざすだけで運賃の精算ができる、交通ICカード「ecomyca
(えこまいか)」を路線バスにも利用拡大し、JR富山駅前バスターミナルで記念式典を行った。 2010年3月から市
内電車、富山ライトレール、同フィーダーバス、まいどはやバスの均一料金路線で利用を開始していた。
記念式典では川岸社長が「県民1人につき1枚を目標に、利用拡大と公共交通の活性化を図っていきたい」と挨拶し、
国土交通省北陸信越運輸局富山運輸支局長、富山県総合交通政策室長、富山市都市整備部長が祝辞を述べた。
導入記念として2012年3月31日まで運賃を15%割り引き、利用状況が好調なら3月以降も割引率を据え置く。
新たに導入されたのは、高速バスや、季節運行バス(登山バスなど)を除く地鉄の路線バス。今までは均一料金区間のみ
の使用で降車時のみに読み取り端末にタッチしていたが、バスは均一運賃ではないので、乗車時に読み取り端末にタッチ
し降車時にもタッチする。ICカード使用時は面倒な整理券を取る必要はない。
ecomycaは2000円で発売し、1500円分運賃として使える。500円は保証料でカードを返却した場合、
返金される。2万円まで車内の端末でチャージできる。定期券カードもあり、バスの定期券と路面電車の定期券を1枚に
集約することができる。ICカードecomycaは電鉄富山駅乗車券センター・西町乗車券センター・電鉄富山駅・南
富山駅・富山自動車営業所・西部自動車営業所・八尾自動車営業所・黒部自動車営業所・富山駅北口アーバンプレイス内
『北電産業フレンドシップ』・富山市下大久保『立山観光』・JR 小杉駅前『呉西トラベル小杉営業所』・JR
高岡駅
前『加越能サービスセンター』。

ICカード乗車券「えこまいか」 場車口読み取り機 降車口読み取り機
■ICカードの鉄道線導入に支援
富山県は富山地方鉄道が路面電車やバスで導入済みの交通ICカード「ecomyca(えこまいか)」を鉄道線に導入す
るのを支援する。平成23年度予算に導入支援事業費3325万円を盛り込む。「ecomyca」は2010年3月に
市内軌道線に導入済みで3月からはバス路線にも広げられた。利用者の乗り継ぎに配慮し、23年度は鉄道線にも拡大す
ることにした。
富山ライトレールのICカード「passca(パスカ)」と相互利用が可能で、富山ライトレールのポートラムとフィ
ーダーバス、まいどはやバスでも使える。鉄道線への導入で、県内公共交通網での利用範囲が大きく広がることになる。
■映画「RAILWAYS」ロケ
鉄道に携わる人々の人生に光を当てて反響を呼んだ映画「RAILWAYS(レイルウェイズ)」の第2弾が、富山地方鉄
道を舞台に制作されることになり、ロケが3月中旬から4月下旬まで富山市など沿線で行われる。定年退職を目前にした
主人公の運転士と、主人公とは別の生き方を模索する妻、家族らの心の交流や絆を描く。今年の夏に完成し、2012年
に全国公開される。映画には16010系(元レッドアロー)や14760系などの地鉄電車が登場する。ロケはすべて富
山県内で行われ、公募したエキストラが電車の乗客役などで出演する。
2010年5月に公開された「RAILWAYS」第1作は、エリートサラリーマンから島根県のローカル私鉄一畑電
車の運転士に転職する49才の男が主人公で、中井貴一さん演じる主人公は、運転士の仕事や古里での生活を通して人間
らしさを取り戻し、それまでぎくしゃくしていた妻や娘と心を通わせていく。自分の心に正直に生きる主人公の姿は共感
を呼び、60万人を動員した。公開後、映画に登場した国内最古級の車両「デハニ50形」は注目を集め、多くの人が全
国各地から訪れた。
第2弾は1930(昭和5)年の創立以来80年間にわたり、地域の足と住民の生活を支えてきた富山地方鉄道が舞台と
なる。地鉄に42年間勤め、定年が1カ月後に迫った運転士の人生を鉄道になぞらえ、妻や職場の同僚との心温まるドラ
マが展開される。監督は第1作のチーフ助監督だった蔵方政俊さんが務め、出演者は主人公の運転士を三浦友和さん、そ
の妻を「おくりびと」にも出演した余貴美子さん、娘を小池栄子さん、他に富山県出身の西村雅彦さんや立川志の輔さん
も出演する。制作は第1作と同じROBOT、松竹などが制作する。
富山市は映画制作に1312万円を出資する。自治体が映画に出資するのは初めてで市の知名度向上やイメージアップ
を図り、ロケ地観光による交流人口の拡大につなげるとともに、興行収入による配当も見込める。ロケ地マップの制作費
用141万円も予算化した。

地鉄電車16010系
稲荷町の鉄道センター
デハニ50形 一畑電車HPより
■NHK教育TVで若手鉄道車両整備士を紹介
2月4日19時30分から放送されたNHK教育テレビ「あしたをつかめ・平成若者仕事図鑑」に地鉄稲荷町テクニカ
ルセンターの藤野克也さんが登場した。この番組は、社会へ出ることを考え始めた若者に、様々なジャンルの職業を紹介
し、その特徴や魅力について考えてもらう「仕事ガイダンス番組」で、稲荷町テクニカルセンターで12月20日から約
1週間収録が行われた。
〜放送内容〜 富山地方鉄道社内誌「ちてつ」より転載
私たちの生活の足として欠かせない電車。その安全を支えるのが「電車整備士」です。
富山地方鉄道では、31人の整備士が車両のメンテナンスを行っています。入社6年目の藤野克也さん(24歳)は、日
常の点検作業は一通りこなせるようになってきましたが、突然の故障では先輩の後ろで作業を見守り、必要な工具を取り
に走り回るので精一杯。一人前になるのに10年はかかるといわれる世界で日々、修行を重ねる身です。
この冬、藤野さんは初めて電車の心臓部、モーターの回転部分の整備を任されました。彫刻刀のような道具で、金属部
品の角を一つ一つ100分の1ミリの制度で削っていきます。うまく削れていないと回転時に火花が散り、電車は止まっ
てしまいます。同じ作業をする大先輩、71歳の大場さんの仕上がりと比べるとその差は歴然。
大先輩の技と仕事に向かう姿勢に触れ、職人として成長する姿が紹介されました。
■上滝線上滝駅ライトアップ
富山市上滝地区の住民でつくる「上滝線を愛する会」が上滝駅にイルミネーションを灯した。「駅を気持ちよく使って
ほしい」という願いを込め、会員がボランティアで実施した。ほかにも季節ごとに駅舎内を手芸品で飾り付けるなど、地
域の賑わいづくりに一役かっている。上滝駅を愛する会は、富山地方鉄道上滝線の活性化を目指し、駅周辺の清掃や草刈
りなどを行っている。ライトアップは2008年から実施。通勤・通学客に好評なため、12月中旬から青色のLED6
50個を設置し、日没から早朝まで駅の屋根を華やかに飾っている。イルミネーションは1月31日まで点灯した。
■市電環状線開業一周年
2010年12月23日富山市内軌道線の環状線は一周年を迎え、「市電環状線開業一周年記念乗車券を発売した。こ
の乗車券は開業100日目と200日目に発売された記念乗車券の第3弾で、200円券5枚が付いて1000円、20
00セット限定販売。100日記念乗車券に付いていた台紙に挟み込むと、連続したデザインが完成する。
9003が開業一周年記念のラッピングで1月23日まで運行された。黒色の車体に「Thanks 1st Anniversary」の感謝
を表すメッセージを表示。環状線と「人と街のつながり」をイメージした金色と赤色の輪もデザインされた。
また、富山市民プラザ、富山市、富山地方鉄道共催で「セントラム写真コンテスト」が行われ、23日に表彰式が行わ
れ、富山市民プラザ2階ギャラリーで入選作品が展示された。

右端が1周年記念乗車券
台紙裏面
開業一周年ラッピング
■合格祈願お守り付市電乗車券発売
富山地方鉄道は、1月7日から「合格祈願お守り付市電乗車券」を発売した。この乗車券は受験シーズンを迎え、沿線各
校などの受験生を応援するため、市内電車の乗車券4枚とセントラムに使用している滑り止め砂をお守りとして組み合わ
せ、1セット700円、1000セット限定で販売した。お守りは「富山の天神様」として崇敬を受ける、天満宮於保多
神社でお祓いを受けた。使用期限は2011年3月31日までで、電鉄富山駅、南富山駅、西町乗車券センターなどで販
売した。
■年末年始ふりーきっぷ発売
富山地方鉄道は2010年12月20日から2000円で地鉄全線1週間乗り放題の「年末年始ふりーきっぷ」を発売し
た。12月20日から2011年1月9日までの自分で選んだ連続7日間が乗り放題となる。自分が使用しない時は家族
や友人に貸して有効に使用できる。今回デザイン様式が一新された。バスは高速バス、受託運行バスは利用できない。鉄
道線の特急に乗車する場合は特急券を購入しなければならない。
地鉄のパンフレットにも「ご家族や友達同士どなたでもご利用いただけます。」と記載されている。バスや電車に全く
乗ったことがない世代が増えているため、公共交通の便利さを理解してもらうのも目的のひとつとなっている。

デザインが一新された
22年度は削った状態で販売
料金と注意事項
■富山駅前バスターミナル移転
北陸新幹線開業に向けた富山駅周辺都市整備工事に伴い、富山駅前バスターミナルが12月15日からJR南口仮駅舎
前へ移転した。仮バスターミナルは新幹線開業の平成26年度末(2015/03/31)まで4年間使用される。移動したのは従来
のバスターミナル内にあった高速バスと3〜6番乗り場で、降車場やそれ以外の乗り場は従来どうり使用する。バス案内
所も仮設バスターミナルへ移動した。
富山駅周辺都市整備事業では、2012年度末に旧JR富山駅ビルを解体、跡地と旧バスターミナルのスペースを活用
して新たな駅前広場を整備し、新駅舎を高架化する。駅南口と北口にそれぞれバス・タクシー乗降場を設け、高架下の西
口に自家用車乗降場と短時間駐車場を整備する計画となっている。

4、5、6番乗り場
バス待機場とJR南口仮駅舎
仮駐輪場前の地鉄バス案内所
■立山線釜ヶ淵駅にパーク&ライド駐車場
立山線釜ヶ淵駅にパークアンドライド用の無料駐車場が整備され、11月26日、同所で記念式典が行われた。
駐車場は、立山町が富山県の補助制度を活用して、ホーム立山駅側の廃線跡地などに一般用9台、障害者用1台の10
台分を整備した。式典は周辺住民でつくる「釜ヶ淵駅をよくする会」が実施した。式典には関係者約30人が出席し、舟
橋町長、桑原町議、辻川富山地方鉄道常務、釜ヶ淵駅をよくする会の奥村代表がテープカットして完成を祝った。

立山駅側からパーク&ライド駐車場 ホームからパーク&ライド駐車場 パーク&ライド駐車場整備前
■地鉄無料電車運行始まる
冬の宇奈月温泉への誘客を目的とした富山地方鉄道の無料電車「宇奈月温泉謝恩号」の運行が11月10日(水)から、
電鉄富山駅−宇奈月温泉駅間で始まった。初日は宇奈月温泉駅でセレモニーが行われ、宇奈月温泉の女将でつくる「かた
かご会」のメンバーなどが乗客を歓迎した。2011年4月まで毎日2〜3往復運行する。
第1便となった電鉄富山9時13分発の123列車が10時43分に宇奈月温泉駅に到着すると、改札口で女将が「よ
うこそ」と笑顔で出迎え、タオルを配った。セレモニーでは、黒部・宇奈月温泉観光協会の川端康夫会長が「冬の宇奈月
に、謝恩号を利用してたくさんの人に来ていただきたい」と挨拶し、黒部市の中谷副市長が祝辞を述べた。かたかご会の
中島喜代美会長(ホテル黒部女将)が第一便の竹脇運転士に花束を贈り、乗客らにつきたての餅が振る舞われた。無料電車
の運行は観光協会と地鉄が2001年から始め、今年で10年目となる。
■絵画で残す五百石駅
立山町の「元気創造館」の建設に伴い取り壊される富山地方鉄道立山線五百石駅を描き残そうと、地元の雄山中学校美
術部が絵画制作に励んでいる。駅前で開かれた写生会では、立山町の玄関口として親しまれてきた歴史に思いをはせなが
ら絵筆を走らせた。
五百石駅は1913(大正2)年に開業し、1931(昭和6)年に富山電気鉄道の寺田−五百石間開業で現在地に移転新
築された。建物は大正時代の建築様式を残しており、また一つ貴重な建物が失われる。「元気創造館」をめぐっては立山
町議会で紆余曲折があったが、五百石駅、図書館、町民交流センター、健康福祉センターが一体化した複合施設を平成2
3年度末までに完成させる予定で、駅舎は来春解体される。
作品作りは、駅の風景を後世に伝えるため、町立図書館と雄山中学校が企画した。10月16日に行われた写生会には
美術部の1、2年生33名が参加して駅舎や待合室、ホームを水彩やパステルで写生した。作品は学習発表会で展示した
後、完成後の元気創造館に展示する予定になっている。

解体されることになった立山線五百石駅
■秋の「ちてつdeウオーキング」開催
北日本新聞社と富山地方鉄道は、地鉄電車・バスを利用して、ゆっくりと歩きながら自然と触れ合う、秋の「ちてつdeウ
オーキングを10月31日(日)、11月7日(日)、11月13日(土)の3回開催した。
10月31日は「トキメキコース」と題し、電鉄黒部駅〜黒部市総合公園〜石田浜〜電鉄石田駅の約8kmのコースで行わ
れ、参加費は1000円で電鉄富山からは9時37分発の電車で電鉄黒部駅集合。
11月7日は「つるぎコース」と市川右岸〜つるぎ恋月(入浴)の約7kmのコースで、帰りは恋月の送迎バスで上市駅へ向
かった。参加費は2000円で、電鉄富山からは10時17分発の電車で新宮川駅集合。
11月13日は「殿様林コース」と題し、大庄駅〜常願寺川左岸〜雄山神社〜吉峰温泉(入浴)の約8kmのコースで、帰
りは吉峰温泉の送迎バスで岩峅寺駅へ向かった。参加費は2000円で電鉄富山からは10時19分発の電車で大庄駅集
合。いずれのコースも小学生は半額。
■ちてつ電車フェスティバル開催
10月16日(土)の10時から15時まで電鉄富山駅1番ホームで鉄道の日記念イベント「ちてつ電車フェスティバル」
が開催された。1番線ホームでは富山レールクラブ協力で鉄道模型運転会、電気機関車12021と作業用貨車の展示、
鉄道部品の販売が行われた。鉄道部品の販売では1番線に飾られているヘッドマークの販売も入札制で行われ、最高1枚
13万円の値が付いた。
メインイベントとして「鉄道の日」記念臨時列車が運転された。臨時列車は16010形(旧西武レッドアロー)に中間
車サハを連結して運転された。定員は先着150名で「鉄道の日」記念臨時乗車券(硬券)が発行された。
立山線経由で立山駅まで往復し、途中の岩峅寺駅では上滝線ホームへ入線するサービスもあった。
フェスティバルのパンフレットでは3両編成最後の臨時運転となっている。
■セントラムに秋のデザイン
富山市内軌道環状線に10月1日、秋のデザインを施した車両が登場し、11月30日までの2カ月間運行される。セン
トラムの車体デザインは、中心市街地のにぎわいにつなげようと季節ごとに新しいものを取り入れている。これまで春の
桜をイメージしたものや、おわら風の盆をイメージしたものなどを運行してきた。今回は白色の9001の側面にモミジ
の葉やトンボのシルエットをブラウン系の色で表現し、秋の雰囲気を演出している。担当は富山市路面電車推進室で、環
状線の車両は富山市の所有になっている。

秋のデザインの9001 地鉄ビル前
■秋のくろワンきっぷ
黒部まちづくり協議会と富山地方鉄道は9月18日〜11月7日までの土日祝日の20間、今回で8回目となるイベント
「秋のくろワンきっぷ楽駅停車の旅」を実施した。電鉄石田駅から宇奈月温泉までの、富山地方鉄道本線黒部市区間が、
500円(小学生250円)で乗り放題となる。黒部まちづくり協議会では、電車に乗りながらふるさと黒部を再発見し、
その魅力に触れてもらおうと毎年、春と秋の2回開催している。また末端区間の乗客増にも寄与している。
「くろワンきっぷ」は実施日(土日祝日)は電鉄黒部駅、宇奈月温泉駅、電鉄石田−宇奈月温泉間の車内で販売、実施日
以外は電鉄黒部駅、宇奈月温泉駅、くろワンきっぷ事務局、黒部市役所新幹線交通対策課で販売した。
■万葉線
■「鉄道の日」万葉線電車まつり開催
万葉線株式会社は10月14日の鉄道の日を記念して10月8日10時から15時まで米島口電停前の本社周辺で、万
葉線電車まつりを開催した。晴天に恵まれ、朝から大勢の親子連れや鉄道ファンが訪れた。
今年は米島口で下車した乗客に帰りの乗車券が配られた。低床車両アイトラムMLRV1005を使用した「アイトラ
ム運転体験会」では鉄道ファンや子供たちが体験運転を楽しんだ。駐車場でのミニアイトラムでは親子連れが、子供をミ
ニアイトラムに乗せデジカメやビデオで撮影した。その他、鉄道グッズの販売や、似顔絵コーナー、ホットドックや大仏
焼きの販売があり、RACDA高岡は、うどんと蕎麦を販売した。日本ボーイスカウト高岡地区協議会は創立50周年行
事として万葉線沿線を巡るウォークラリーを開催した。
■臨時おでん電車運行
10月22日、本来の運行より2ヶ月ほど早く、臨時の万葉線「おでん電車」が運行された。RACDA高岡の会員と
能町児童クラブの関係者ほかが乗り合わせ、金曜夜に放送されているNHK「金とく」の収録が行なわれた。
臨時おでん電車は高岡駅前を出発し、射水市新湊庁舎前でトイレ休憩者を一旦降ろして、中新湊で折り返してからトイ
レ休憩者を乗せ、高岡駅前までの約1時間30分の運行で、中新湊行き18時25分発に続行して発車、高岡駅前行きは
中新湊を19時20分発米島口行きに続行し、米島口から単独で高岡駅前へ到着。
車両は、おでんの熱が発生するため、10月というのに7071冷房車が使用された。
万葉線の「新酒おでん電車」は例年1月中旬から3月中旬まで運行される。若鶴「玄」の新酒とソフトドリンク、おで
んが付いて1運行50,000円。料理などは参加者が持ち込み可能で、定員は25名。
NHK「金とく」は中部地方のみの放送で、福井鉄道と豊橋鉄道を加え、3都市の電車の旅をまとめ、12月2日20
時〜20時45分まで放送される予定。
■ヌーボー電車運行
万葉線株式会社は11月第3木曜日(17日)のボジョレーヌーボー解禁に合わせて、ヌーボー電車を運行する。運行す
るのは解禁日の17日の他、18日、19日、21日、22日の5回、定員は20名で参加費は1人3,500円でホテル
ニューオオタニ高岡特製のおつまみが付く。
運行ダイヤは高岡駅前発18時26分、射水市新湊庁舎前折り返しで、高岡駅前に戻るのは19時59分となっている。
万葉線の飲酒電車では唯一個人参加が可能。
■日本大学万葉線で研究発表会
万葉線の将来像や活用方法を研究している日本大学理工学部社会交通工学科の中山晴幸専任講師が9月2日、高岡市荻
布の万葉線株式会社本社で研究発表会を開いた。万葉線や高岡、射水市の職員ら約20人が参加した。竹平社長が「発表
内容を参考に万葉線の将来像を考えたい」とあいさつ。中山専任講師は、発電機を乗せて非電化区間も走っているドイツ
の路面電車を紹介したほか、県内の公共交通について「新幹線開業を好機とし、再構築してはどうか」と提案した。同学
科の学生らも研究成果を発表。万葉線を舞台にしたアニメの可能性などを説明した。
■「ドラえもん1日フリーきっぷ」発売
万葉線株式会社では、子供たちに楽しい夏の思い出をつくってもらおうと、万葉線が1日乗り放題の、「おかげさまで
開業10年 ドラえもん1日フリーきっぷ」を発売した。
この1日フリーきっぷは、高岡市出身の漫画家、藤子・F・不二雄さんの人気キャラクター「ドラえもん」をあしらっ
た楽しいデザインとなっている。希望日する1日万葉線を自由に乗降可能で発売価格は大人1枚800円、小人1枚40
0円、大人・小人セットで購入の場合1,000円。
発売期間は2011年7月15日〜2011年9月30日までで、有効期間は2011年7月15日〜2011年10
月28日。万葉線株式会社総務課、軌道課、富山呉西トラベル、その他売札所で販売する。
■万葉線1000万人達成記念乗車券発売
万葉線株式会社は乗客1000万人達成記念として、「おかげさまで開業10年
万葉線1000万人達成記念乗車券」
セットを発売した。1 セット 1,000円で、限定1000セット販売する。内容は入場券2枚、片道乗車券2枚、往復
乗車券1枚の硬券がセットになっている。発売箇所は万葉線総務課、軌道課、万葉線車内、呉西トラベルなど、郵送でも
受け付ける。
■「路電の日」万葉線電車まつり開催
万葉線株式会社は6月10日の路電の日を記念して6月11日、10時から15時まで、米島口電停前の本社周辺で万
葉線電車まつりを開催した。今年は午前中、時々雨が降る天気だったが、午後からは晴れて家族連れや鉄道ファンなど大
勢の人が参加した。2代目ねこ電車7073を使った「ねこ電車を運転してみよう」では鉄道ファンや子供たちが体験運
転を楽しんだ。
パーク&ライド駐車場でのミニアイトラムでは親子連れが子供をミニアイトラムに乗せデジカメやビデオで撮影した。
初代ねこ電車7072はフォトギャラリーとして開放された。縁日コーナーでは1枚500円の似顔絵に親子連れが並び
RACDA高岡では恒例の、うどんと蕎麦を販売した。万葉線電車まつりは毎年2回、6月10日の路電の日と10月1
4日の鉄道の日の前後の休日に開催している。
万葉線は2002年4月1日の開業以来10周年を迎え、この日運行されたアイトラムには車両ごとに色の異なる記念
のシールが貼られていた。
■ビール電車試乗会
万葉線の夏の風物詩となっている「納涼ビール電車」の試乗会が6月2日行われ、高橋高岡市長、夏野射水市長ほか2
5人が「走るビアホール」の魅力を満喫した。
ビール電車は2009年末に運用を外れた7072号初代ねこ電車を使用する。車内は手作りのちょうちんなどで装飾
されている。運行期間は6月3日から10月31日まででJR高岡駅前または中新湊駅から1日1往復運行する。料金は
ビールなど飲み放題で50,000円。
料理やドリンクの持ち込みは自由だが、万葉線株式会社でもオードブル3人前2,000円、にぎり鮨3人前2,000
円で希望者に用意する。日曜日の運行はなく、土曜日は午後の日中も運行する。
■スイーツ電車運行
車窓の風景を眺めながら和菓子や洋菓子を味わう「スイーツ電車」が5月11日運行され、乗客が楽しいひとときを過
ごした。20人がアイトラムを貸し切り高岡駅前を出発。射水市新湊庁舎前で折り返し、高岡駅前に戻る約1時間半でス
イーツ5品を味わった。抹茶のショートケーキにいちごおはぎ、甘酒ようかん&ワインと醤油のゼリー、黒ごまアイスク
リーム、シュークリームが出され、出品した店のパティシエらが特徴を紹介した。万葉線株式会社が運行開始10年を記
念して企画した。
■万葉線電停クリーン作戦
3月20日(日)の8時30分から11時まで「万葉線電停クリーン作戦」と題して電停の清掃作業が行われた。ボーイ
スカウト高岡21団ボーイ隊の隊員を中心に,能町校下児童クラブ連絡協議会、万葉線(株)、RACDA高岡会員など総
勢40名で、電停の清掃を行なった。万葉線(株)では清掃用具を用意し、清掃に使う水を社有車で各電停に配った。
8時に能町公民館に集合し、3班に別れ、高岡駅前から庄川口までの19電停を手分けして清掃、15分ごとに来る電
車で次の電停に移動(清掃隊員は運賃無料)。万葉線(株)から社員3名が安全確認のため同行した。終了後は参加者全員で
RACDA高岡が坂下町通りの高岡朝市で出している「うどん」をみんなで食べてから解散した。

能町公民館前で注意事項説明
広小路越ノ潟方面電停での清掃 全員でRACDA高岡のうどん
■ホワイトデーでプレゼント
万葉線株式会社はホワイトデーの3月14日特別装飾をしたネコ電車車内で、乗客に飴やクッキーをプレゼントした。万
葉線株式会社が日頃の感謝を伝えようと企画した。ハート形の風船で飾られた車内で、運転士の制服を着た社員が「いつ
もありがとうございます」とお菓子の詰まった袋を一人一人に手渡した。
■バレンタイン電車運行
万葉線株式会社は2月5日から14日まで特別装飾をしたバレンタイン電車を運行した。車両は縁結びで知られる南砺市
高瀬の越中一ノ宮高瀬神社の広告電車7076号。車内にはハート形の風船や紙で作った天使の飾り付けがされ、最終日
の14日は乗客にチョコレートやキャンディーを配るサービスが行われた。高岡市のゆるキャラ「利長くん」と射水市の
「ムズムズくん」が乗り込みチョコレートの他、低床車両アイトラムとネコ電車をモチーフにしたキャンディーなどの菓
子の詰め合わせ100個を配った。
■新酒おでん電車運行
万葉線株式会社は1月11日から3月12日までの日曜日を除く日に貸切で「新酒おでん電車を運行した。コースは高
岡駅前発18時40分、射水市新湊庁舎前で7分間トイレ休憩後、折り返し高岡駅前19時58分着。料金は新酒、ソフ
トドリンク、おでん込みで貸切1回5万円。ビールなどの酒類、料理は持ち込み自由。乗車定員は25名で、25名で利
用した場合1人2,000円となる。
■海鮮食彩ツアークーポン券
越中・飛騨観光圏協議会は2010年11月9日から富山湾の獲れたて新鮮な魚介類をつかった、お得な限定料理を万
葉線沿線の「キットキト魚のまち 新湊」の寿司店・割烹料理店で味わうことができる「海鮮食彩ツアークーポン券」を
販売している。
クーポン券は、高岡駅周辺の宿泊施設等で、昼用2,000円、夜用5,000円で購入できる。六渡寺駅前の「はかま
鮨」、射水市新湊庁舎前駅前の「浪花鮨」、新町口駅前の「割烹かわぐち」、中新湊駅前の「はやし食堂」など20店舗
で利用できる。クーポン券には万葉線電車内において、万葉線の1日フリーきっぷを半額で購入できる割引券が付いてい
る。
■荻布、新能町、米島口の3電停改良
万葉線では移転予定の高岡駅前と安全島設置の不可能な片原町を除いて末広町から旭ヶ丘までの電停改良工事が終わって
いるが、8月から荻布電停越ノ潟方面ホームの改良工事が始まり、9月に荻布電停、10月に新能町電停、11月には米
島口越ノ潟方面電停が完了し、12月に残る米島口高岡方面電停の改良が完了した。米島口電停は駅名表示板などのデザ
インが変更になっている。これで、安全島を造るスペースの無い片原町、新吉久、吉久以外の電停改良が全て完了した。
荻布越ノ潟方面電停 新能町越ノ潟方面電停 米島口越ノ潟方面電停
■旧型車2両「第二の人生」
アイトラム導入により廃車となった万葉線のデ7052とデ7062が、今夏をめどに埼玉県の眼科医院と石川県のブ
ドウ園に運ばれ、オブジェなどとして「第二の人生」送ることになった。2両は2007年と2008年に廃車となって
いた。鉄道車両の買い取りや転売を手がける金沢市のJR貨物北陸ロジスティクスが旧伏木貨物駅に運んで整備した。
デ7052は埼玉県さいたま市の「ほしあい眼科医院」が引き取り、医院のシンボルとして展示する。星合院長は鉄道
ファンで、既に医院敷地には別の車両1両が展示されている。デ7062は石川県内のブドウ園が購入してオブジェなど
として使われる。デ7052は加越能鉄道のオリジナル塗装に変更されている。

旧伏木貨物駅で保管中のデ7052 旧伏木貨物駅で保管中のデ7062 加越能鉄道オリジンル塗装の7052
■乗客にクリスマスプレゼント
万葉株式会社は12月24日、アイトラムを使用したクリスマス電車を運行し、車内で乗客の先着100人にプレゼン
トを贈った。リースやベルなどが飾られた車内で、サンタクロース姿の社員が「いつもありがとうございます」と声を掛
けながらトランプやペンケースを配った。日ごろの感謝の気持ちを伝えるとともに、クリスマスを楽しく過ごしてもらお
うと実施した。
■富山ライトレール
■ポートラムのアテンダント体験
ポートラムのアテンダントを体験するイベントが10月16日に開催され、小中学生の女の子が、乗務員気分を味わっ
た。
14日の「鉄道の日」を記念し富山ライトレールが初めて企画した。参加者は実際の制服を身に着け、乗務アテンダン
トに付き添われ、富山駅北駅から城川原駅間の約4.5kmを往復し、車内放送などを行った。
■LRT都市サミット富山2011PR電車運行
富山ライトレールは11月4日(金)と5日(土)の両日、富山国際会議場とグランドプラザで開催される、LRT都市サ
ミット富山2011をPRする電車を運行した。車両はポートラム5号車TLR0605。
LRT都市サミット富山2011には路面電車の走る都市から、札幌市、高岡市、射水市、豊橋市、京都市、岡山市、
広島市、松山市、高知市、長崎市、熊本市、鹿児島市、富山市の13都市が参加する予定になっている。5日(土)には、
女優の星野知子さんの記念講演やパネルディスカッションが行われる。
■ハロウィン装飾電車運行
富山ライトレールはハロウィンの時期に合わせて特別装飾電車『Trick or TreaTram(トリック オア
トリートラム』
を9月28日(水)から10月31日(月)まで運行した。
『Trick or TreaTram』号は、仮装をした『とれねこ』を車体に配置し、窓枠面には富山駅北と、魔女やお化け達の住む
世界をイメージした装飾となっている。装飾を行った車両は例年通り、ポートラム2号車のTLR0602。
■ライトレール・マスター・スタンプラリー実施
富山ライトレールは、7月23日(土)〜8月31日(水)まで、ライトレール電停・沿線施設にて「ライトレール・マスタ
ー・スタンプラリー」を実施した。期間中には、スタンプラリーイベントの他、イベント期間限定の1日乗り放題特別乗車
券(500円)の販売、ポートラムアテンダントからの「岩瀬ゆうこ」シールの配布などが行われた。
スタンプラリーの台紙はポートラムショップ富山駅北、粟島電停、城川原本社待合室、蓮町フィーダーバス待合室、東
岩瀬旧駅舎、岩瀬浜駅待合室で配布された。
■パスカで1日フリー乗車券
富山ライトレールはICカード乗車券パスカの利用者を対象とした運賃割引サービスを2011年7月23日(土)から
開始した。このサービスは、同一日にICカード乗車券パスカを利用して3回乗車すると、3回分の運賃を引き去りの上
限として、4回目以降の運賃が原則無料となるもので、実質1日フリー乗車券となる。富山地方鉄道のICカード乗車券
「えこまいか」でも同様のサービスが受けられる。
ICカード乗車券を使用した場合、1回の乗車が170円に割引されるので、510円の1日フリー乗車券となる。
■天の川装飾電車運行
富山ライトレールは7月7日、車体に天の川などをデザインした特別装飾電車「StarligTRAM」の運行を始めた。
旧暦
の七夕の8月7日まで運行する。ドア部分が青色のTLR0606の車体両面に織姫と彦星のシルエットや、天の川をイ
メージした無数の星を描いた。富山駅北を1時間ごとに出発し、多い日で1日17往復する。
9日夜には車両を貸切とし、車内を青く光るLED照明で演出し19時26分に富山駅北を出発、車内ではアテンダン
トによる星座物語の読み聞かせが行われた。貸切電車は7月30日にも運行され、浴衣で参加した人には記念品がプレゼ
ントされた。
■ポートラム・フィギィア発売
玩具メーカーのトミーテックが、富山ライトレールのポートラム・アテンダントをアニメキャラクター化したフィギィ
アを全国発売した。人気企画「鉄道むすめ」シリーズの新作で、県内の鉄道会社の社員がモデルになるのは初めて。ポー
トラムをはじめ、路面電車や富山地鉄など多彩な列車が走る〃鉄道のまち・富山〃のPRに一役買いそうだ。
フィギィアは高さ12cm。岩瀬浜駅と富山ライトレールのマスコットキャラクター「とれねこ」の「ゆうくん・ここく
ん」にちなみ「岩瀬ゆうこ」と名付けられた。富山県らしく大家族の末っ子で介護福祉士の資格を持ちネコが好きという
設定になっている。昨年8月に誕生したアテンダントの制服をトミーテックが監修協力したことを機にフィギィアとして
商品化する話が進んだ。
「鉄道むすめ・岩瀬ゆうこ」は1体945円で、富山県内では富山市桜橋通りのアニメイト富山店ほか、ホビー店で取
り扱う。「とれねこ」を抱いた限定バージョン1440体も発売され、こちらは富山ライトレール本社、富山駅北のポー
トラムショップでも販売する。
■富山ライトレール5期連続黒字
富山ライトレールの2011年3月期決算は、純利益2600万円で、開業以来5期連続黒字になることが6月1日の
取締役会で発表された。
輸送人員はポートラムが前年とほぼ同じの1,843,960人、フィーダーバスが4.3%増の123,044人。営業
収益は前期比2.7%増の3億2550万円。経常損失が9950万円となっが、補助金などの特別利益が2億6580
万円あり最終的に黒字となった。
取締役会では川岸宏富山地方鉄道社長、神田昌幸富山市副市長の取締役就任が内定した。
■こどもの日ポートラム運転体験会開催
富山ライトレールは5月5日、城川原の車両基地でポートラムの運転を体験するイベントを開き、小中学生約20名が
あこがれの運転士気分を味わった。
ポートラムのファン拡大を目指し「こどもの日」に合わせて開いた。子どもたちは本社会議室で運転レバーの操作方法を
学んだ後、ポートラムに乗り込んだ。参加者は、運転士に教わりながら本線と車両基地を結ぶ片道約120mの引き込み
線を1往復させた。
■開業5周年記念乗車券販売
富山ライトレールは4月29日に開業5周年を迎え、「飛び出す絵本」の仕掛けを施した立体型の乗車券を販売した。
乗車券は二つ折りで縦21cm、横10cmで、中を開くと「立山連峰をバックに駅に入るポートラム」という沿線を象徴す
る風景が飛び出してくる。乗車券5回分が付いて1枚1000円で、限定1000枚。城川原駅の本社と富山駅北電停の
ポートラムショップで取り扱っている。
■クリスマスポートラム運行
富山ライトレールは12月23日、貸切電車「クリスマスポートラム」を運行した。事前に予約した親子11組30人
が乗車し、富山駅北−岩瀬浜間を往復した。参加者は、白い衣装を着けた雪の妖精役のアテンダントに出迎えられ、全員
でクラッカーを鳴らして出発。子どもたちはクリスマスカードに願い事やメッセージを書き、車内の壁面に飾り付けた。
折り返しの岩瀬浜駅からは富山ライトレールの根塚社長がサンタクロースの姿で登場し、全員にプレゼントを配った。
親子はサンタクロースと写真撮影したり、それぞれが持ち寄ったプレゼントを交換してクリスマス電車の旅を楽しんだ。
■ポートラムにかわいい動物
富山ライトレールは12月10日から2011年1月13日まで赤色のTLR0601に特別装飾を施して運行した。名
称は「Cocoro HOTRAM」で車両の側面にかわいらしい動物の姿がデザインされ、冬の雰囲気を演出した。
車内にも動物がデザインされ、乗降口から車内への床に肉球付きの動物の足跡がデザインされている。今回は「雪降る
富山の動物たちが暖かいポートラムにやって来る」がテーマで、干支のウサギなどが描かれている。

側面 富山駅北
正面 岩瀬浜 車内には肉球の足跡
■ハローウィンポートラム運行
富山ライトレールは10月15日から、10月31日のハローウィンに合わせてオレンジ色のTLR0602に特別装
飾を施し10月31日まで運行した。
ハローウィンをイメージしたカボチャのランタンやコウモリ、キャンディーなどをデザインし、「Happy Hal
loween」と書かれている。車内には、お化けに仮装したポートラムマスコットの「とれねこ」7種類のシールが貼
られている。
10月31日は「ハローウィン・パーティー」とし、仮装したポートラムアテンダントが特別装飾車両に添乗し、乗客
にお菓子を配った。魔女などに仮装した乗客にはプレゼントが贈られた。富山駅北発11時と岩瀬浜発11時31分発の
1往復で実施した。
富山駅北を発車したTLR0602
■中央大学生がまちづくりを学ぶ
中央大学の学部連携プログラムの授業を選択した学生や指導教授らが10月16日、富山市を視察し富山ライトレール
に試乗して行政の現場やまちづくりの施策を学んだ。
中央大学出身の森富山市長が今年2月、中央大学が主催する公共政策に関するシンポジウムにパネリストとしての出席
がきっかけで行われた。2〜4年生や教職員ら84人が15日から3日間の日程で視察や企業訪問、意見交換を行った。
16日は学生らが富山港線の路面電車化の経緯などの説明を受けた後、富山ライトレールに試乗した。
■黒部峡谷鉄道
■17年ぶりに新型機関車
関西電力と黒部峡谷鉄道が導入する新型機関車2両が10月3日納入された。今後、点検や走行試験などを行い、2
012年7月から本格運転を始める。
新型機関車は17年ぶりで来年始まる黒部川第2発電所の工事に使う資材などを運ぶ。黒部峡谷鉄道は日立製作所製
の機関車を使ってきたが今回初めて川崎重工に発注した。
型式はEDV形で交流モーターを動かすVVVFインバーター方式で回生/発電ブレーキ付、下り坂のブレーキ操作
で発生する電力を他の車両で使用することにより2年間で150万円電気料金が削減できる。
機関車は10月10日に「鉄道の日記念イベントの車庫見学会で一般公開された。
■旧宇奈月町地域住民トロッコの旅に招待
創立40周年を迎えた黒部峡谷鉄道は9月2日、旧宇奈月町地域住民をトロッコの旅に招待する事業をスタートさせ
た。黒部峡谷鉄道は1971(昭和46)年7月に営業運転を開始。40周年に合わせ、さまざまな記念イベントを展開
している。
この日は第1陣となる明日(あけび)地区の16人が参加。宇奈月駅9時42分発のトロッコ列車に乗り込み、社員の
見送りを受けながら欅平に向け出発した。
今回の招待には旧宇奈月町地域7つのグループから計約140人の参加申し込みが寄せられている。期間は9月末ま
での平日で、1グループ15人以上で受け付ける。乗車運賃と駐車場料金が無料となっている。
■40周年記念 山彦橋にミニSL
黒部峡谷鉄道の創立40周年記念イベント「遊びにおいでよ!黒部峡谷トロッコ電車」が8月22日行われ、かつて
トロッコ電車が走っていた黒部川に架かる山彦橋の上で、ミニSLの運行が行われた。
ミニSLは小矢部市の有沢稔さんが手作りしたもので、連結した客車に大勢の親子が乗り込み、山々と川が織りなす絶
景を眺めた。
山彦橋はかつての鉄道橋で、宇奈月ダム建設に伴って線路が移設され、トロッコ電車は上流側の新山彦橋を通るよう
になっている。山彦橋は橋の先にあるトンネルとともに遊歩道として整備され、新旧山彦橋と宇奈月ダムを見渡せる展
望台へ行くことができる。
■凸型機関車運行の旅
今年創立40周年の黒部峡谷鉄道は7月1〜7日、1971(昭和46)年の創立当時に、第一線で活躍していた「凸
型電気機関車」を特別に運行する。運転席が中央部から突き出した形をしていることから「凸型」と呼ばれている。鉄
道ファンの人気も高く、現在は、駅構内での車両入れ換え時などに活用されている。
「昭和46年にタイムスリップ!凸型機関車運行の旅」と銘打ち、創立当時使われていた客車との編成で、宇奈月−
欅平間を1日1往復させる。欅平までが大人3,320円、子ども1,660円。イベントの売り上げは東日本大震災の
義援金に充てる。定員は1日90人。
■小学生をトロッコ電車の旅に招待
黒部峡谷鉄道が黒部市内の児童をトロッコ電車の旅に招待する事業が5月25日から始まり、第1陣に当たる黒部市
立荻生小学校の5、6年生43人が、峡谷美を満喫した。
児童は黒部峡谷鉄道の宇奈月駅前にある関西電力黒部川電気記念館を見学して黒部川の電源開発の歴史に触れた。宇
奈月駅を午前9時42分に出発するトロッコ電車で終点の欅平まで移動し大自然の眺めを楽しんだ。
郷土への愛着や鉄道の仕組みへの理解を深めてもらうのと、地元住民ほどトロッコ電車に乗った経験が少ない傾向に
あることから2009年に初めて実施した。この日を含め、今シーズンは7月までに7校、計約320人が参加する。
■黒部峡谷開き2011開催
黒部峡谷鉄道の全線開通を前に、オープニングセレモニー「黒部峡谷開き2011」が5月1日、宇奈月駅ホームで
開催され、春の観光シーズンの到来を告げた。
セレモニーには関係者約60人が出席した。川端康夫黒部・宇奈月温泉観光局代表理事と加藤和彦黒部峡谷鉄道社長
が「多くの人に黒部峡谷を楽しんでもらいたい」などとあいさつ。堀内康男黒部市長が祝辞を述べた。
温泉旅館の女将でつくる「かたかご会」のメンバーが運転士と車掌に花束を贈り、関係者がテープカットした。「ち
びっこ駅長」の合図で観光客348人を乗せたトロッコ電車が部分開通の鐘釣に向けて出発した。今年は積雪が多く欅
平まで全線開は5月10日となった。
■春に向けトロッコ点検
黒部峡谷鉄道は、冬季運休しているトロッコ電車の解体、点検整備作業を本格化させている。2月16日も同社の機
関車検修庫で、ヘルメットに作業着姿の社員が油まみれになって作業した。4月18日に宇奈月−猫又間で営業運転を
再開、欅平までの全線開通は5月1日を予定している。
点検整備しているのは、電気機関車23両、内燃機関車2両、客車138両。作業には専門の車両係員のほか、乗務
員や駅員らも加わり、計90人が交代で進めている。
車体や台車、モーター、パンタグラフなどに分解し、それぞれの部品の消耗度や故障の有無を調べる。一連の点検整
備には機関車1両当たり、約10人で10〜15日かかるという。同社は「安全運転を第一に、多くの人に乗車を楽し
んでもらいたい」としている。
点検整備は3月末ごろまで行い、4月から試験走行。2月15日現在の黒部峡谷の積雪は出し平ダム214cm、小屋
平ダム236cm、仙人谷ダム309cmとなっている。
■厳冬期への準備急ピッチ
ダムの保守管理や工事のため、厳冬の黒部川上流に滞在する関西電力社員らの越冬物資の荷揚げ作業が、急ピッチで
進められている。11月25日は荷上げ基地となる黒部峡谷鉄道宇奈月駅の貨物ヤードから、米や野菜、加工食品など
計6.4トンを仙人谷ダム近くの人見平寮・合宿に運んだ。
黒部川上流には黒部ダム寮、出し平ダム寮など計8カ所9
施設があり、厳冬期も社員や工事の作業員らが交代で常駐する。トロッコ電車は冬期間運休し、鉄道輸送ができなくな
るため、毎年この時期に保存できる食料品や日用品をまとめて運ぶ。25日は朝7時頃から作業が始まり、作業員が食
料品などが詰まった大量の段ボール箱を手分けして貨車に積み込んだ。今シーズンは6月から荷揚げ作業を始めており
12月上旬まで宇奈月側と大町側から計38トンを輸送する。
■トロッコ電車機関車研修庫見学会
黒部峡谷鉄道は8月1日から31日までの、お盆休み期間中とイベント開催の23日を除く毎日、「トロッコ電車で
学ぼう!機関車研修庫見学会」を黒部市宇奈月温泉の機関車研修庫で行った。ふだん見ることのできない凸型機関車や
ディーゼル機関車などを公開した。初日は観光客や県内外の鉄道ファンら約40人が参加した。黒部峡谷鉄道は機関車
、客車、貨車、特殊車両を合わせ計322両所有し、中小民間鉄道では日本一の保有数となっている。参加者は記念写
真を撮ったり、運転席に乗ったりして楽しんだ。新幹線からトロッコ電車まで、さまざまな重さのレールも展示してい
る。
■チビッコ駅長の日
黒部峡谷鉄道は7月23日、30日、8月6日の3回チビッコ駅長の日を実施した。23日は富山県立山町と三重県
松坂市の小学生が駅長の仕事を体験した。子どもたちの夏休みの思い出づくりにと毎年行っている。今年は10府県の
67人の応募があり、今年は2名ずつ6人が参加する。辞令交付を受けた小学生は、制服と制帽、白手袋姿でホームに
立った。9時発の欅平行き列車が発車すると、笑顔で大きく手を振って黒部峡谷の旅に向かう乗客を見送った。
■JR西日本金沢支社(東海)、■富山地方鉄道、■万葉線、■富山ライトレール、■黒部峡谷鉄道
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