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富山地方鉄道 2017年3月期決算発表

 富山地方鉄道と加越能バスが5月25日発表した2017年3月期決算は北陸新幹線の開業効果が薄れ、共に減収となった。富山地鉄
は開業1年目と比べて観光客の反動減が生じたため鉄道事業が赤字転落し、加越能バスは貸し切りバス収入を減らした。
 富山地鉄単体の営業収益は前期比0.6%減だった。部門別では鉄道線が3.1%減、 軌道線(市内電車)が0.7%減。鉄道線は観光客
を中心に立山方面がほぼ前年並みだったが、宇奈月温泉方面の乗客数が減った。定期客は1.7%増えたが 単価の高い観光客の落ち込み
をカバーできず、2億1千万円の営業損失だった。辻川徹社長は「(新幹線開業1年目に)特需的な要素があった」と反動減を説明した。
 軌道線は、市内電車の富山駅高架下乗り入れによる利便性向上やTOYAMAキラリの開業効果などで定期客が8.4%増え 営業利益
が1億3300万円と好調を維持した。
 富山地方鉄道の2017年3月期決算(単体)は減収増益となり、経常損益が2期連続で黒字だった。営業収益は前期比 0.6%減の6
6億1100万円。不動産事業で住宅団地の分譲が進んだことが寄与し、経常利益は38.5%増の 1300万円。工事負担金受け入れ
額や補助金などの特別利益があり、純利益は69.1%増の5億100万円だった。 1株当たりの配当は、普通株式で2円50銭、第二
普通株式で1円とする。
 連結は、営業収益が0.1%減の120億6900万円で、経常利益は81.3%減の3400万円、純利益は 31.0%増の8億25
00万円だった。
掲載日:2017/05/27

加越能バス 2017年3月期決算発表

 加越能バスの2017年3月期決算は、貸し切りバス事業を中心に北陸新幹線開業効果が薄れ、営業収益は前期比3.7%減の 21億
1千万円で3期ぶりの減収となった。経常損失は前期比6500万円増の2億5400万円。
 貸し切りバスの営業収益が14.9%減と落ち込んだ
和倉温泉方面の「わくライナー」や南砺金沢線などが2017年3月期から路線
バスに移行した影響を差し引くと「貸し切りバスの減少幅は実質6%程度になる」としている。
 新幹線と競合する東京行きの高速バスは前期に続き苦戦した。名古屋線は好調だった。
 乗合バス事業の対象路線に対する公的補助金を加えた純利益は前期比800万円減の7900万円だった。純利益については8年連続
で黒字を確保した。
 事業別売上高は乗合バスが8億7400万円、貸し切りバスが6億7300万円、保険代理業などの付帯事業は5億6100万円。
掲載日:2017/05/27

富山駅周辺整備事業 今後のスケジュール発表

 5月24日、富山市議会まちづくりと公共交通対策特別委員会が駅周辺整備事業の今後のスケジュールを報告した。一般車両の降車場
となる駅高架下の西口交通広場と、駅西側を走る都市計画道路の富山駅南北線については、2020年度に工事に取り掛かり、2021
年度中の完成を見込んでいる。
 駅の南側を走る富山地方鉄道富山市内軌道線と、駅北側で富山ライトレールが運行しているLRTの富山港線との「南北接続事業」は
2020年3月までの完了を予定している。


富山駅の南側を走る富山地方鉄道富山市内軌道線富山駅   20203月接続  富山駅の北側を走る富山ライトレール富山港線富山駅北駅
掲載日:2017/05/27
夏ダイヤスタート〜立山黒部アルペンルート全線開通に伴う増発・増結実施

 「立山黒部アルペンルート」は4月15日、約4カ月半ぶりに全線で営業を始めたが、それに合わせ地鉄の夏ダイヤが同日からスター
トし、それに伴い、特急アルペン号の運転や特急立山号の増発、それに伴う運用変更などが行われた。
 特急アルペン号はアルプスエキスプレス編成充当の4号に新デザインのヘッドマークが掲出されている。
 土休日2往復となった特急立山号は、14760系・10030系用のヘッドマークがデザインを維持して新調されたが、該当の3・
2号が5月中旬まで16010系が充当されたため、ヘッドマーク掲出を確認できたのは5月14日の2号だった。
 なお、ダブルデッカーエキスプレス編成は今年の夏ダイヤでは、土休日立山線系統のみの運用となっているが、たまに特急立山1号で
立山へ下った後、側線に留置されるが、電鉄富山へ戻り特急うなづき1・10号で富山〜宇奈月温泉間を往復することがある。
 特急うなづき号は土休日にアルプスエキスプレス編成充当の特急うなづき3・12号の「特急アルプスエキイプレス号」のヘッドマー
クがデザインを維持して新調されている。特急うなづき8号は10030系が充当されている。また14760系、10030系を充当
するうなづき号には、製作時期不明の、丸型のヘッドマークが使用されている。なお、ヘッドマークがつかない場合もある。
 また「立山黒部アルペンルート」への観光客輸送のため、立山行きの列車の運用変更や岩峅寺止の列車の立山延長などを行った。「ダ
ブルデッカーエキスプレス」編成は、土休日は特急立山1号からの運用だが、その前運用として電鉄富山〜立山間を1往復したほか、平
日は不二越・上滝線経由で電鉄富山〜岩峅寺間を1往復するのみのクハ175+モハ10026+モハ10025編成が土休日に309レ
〜312レ、平日にも313レなどで立山まで入線している。これらの増結、増発はほとんどがゴールデンウイーク期間中までだが、一
部は以降も継続している。


アルプスエキスプレス編成「アルペン号」の新ヘッドマーク                 電鉄富山駅ホームの「立山号」ヘッドマーク
掲載日:2017/05/27
富山の魅力を再発見 ディスカバーキャンペーン出発式

 立山黒部ジオパーク協会は4月27日、電鉄富山駅で富山の魅力を再発見する「ディスカバー富山キャンペーン」の出発式を開いた。
 キャンペーンでは、県内の駅や観光案内所で配布されるフリーペーパー「ビジター手形」を、協賛している店舗や公共施設で提示する
と、割引などの特典を受けられる。期間は来年3月末までで、来年度も実施する予定。出発式には同協会員のほか、富山市牛島新町のな
でしこ保育園の園児22人が参加した。
 立山黒部ジオパーク協会の中尾会長は「このキャンペーンをきっかけに、ジオパークの活動を盛り上げたい」とあいさつした。

掲載日:2017/05/27
「立山あーとれいん2017」運行開始

 立山町と富山地方鉄道が2014年度から実施している立山線を走る電車内を美術館にする「立山あーとれいん2017」が4月15
日から運行開始した。使用車両は昨年度と同じく14760系のモハ14773+モハ14774編成で車内の中吊り広告のスペースに
町内の自然や風景を捉えた写真30点が9月30日まで展示されている。またヘッドマークが新調され、今年度は立山町の雷鳥をモチー
フにしたマスコットキャラクター「らいじぃ」と孫娘の「らいらい」のツーショットのデザインとなっている。


立山あーとれいん2017 モハ14774+モハ14773                                           立山あーとれいん2017のヘッドマーク
掲載日:2017/05/27
春の「くろワン」黒部、楽駅停車の旅始まる

 黒部市内を走る富山地方鉄道の電車と、一部の路線バスが500円で一日乗り放題になる「黒部ワンコイン・フリーきっぷ 楽駅停車
の旅 2017春」(くろワン)が3月25日始まり、電鉄黒部駅で出発式が行われた。2007年から毎年春と秋に実施しており、これ
までに延べ約4万7千人が利用。21回目の今回はバスが2路線増え計5路線となり、これまで以上に利便性が高まった。4月30日ま
での土、日曜・祝日の計12日間、500円(小学生250円、未就学児無料)の「くろワンきっぷ」で、電車の電鉄石田−宇奈月温泉駅
間と、路線バスの新幹線市街地線、生地循環線、池尻線、新幹線生地線、南北循環線が一日乗り放題になった。出発式で、菅野実行委員
長と村井義治富山地鉄鉄軌道部長、堀内康男黒部市長があいさつ。田家保育所の園児約20人が元気な歌と、同実行委制作の「公共交通
のうた〜僕は、くろワン〜」に合わせた踊りで花を添えた。あいさつした3人に同保育所の園児1名が加わりテープカットし、園児が倉
谷浩司運転士に花束を贈った。参加者らは早速、宇奈月温泉行きの電車に乗り込み出発した。記念イベントとして、この日は電鉄黒部駅
待合室で鉄道愛好家でつくる「くろてつの会」が模型の列車をジオラマの中で走らせた。26日は「バスで行く東布施『そば打ち体験会
』」が実施された。
 北陸新幹線開業で切符の販売が前売りのみとなっていて不評だったため、今回から当日販売、車内販売も復活した。

掲載日:2017/05/27
桜井・宇奈月中学校統合で荻生駅新築

 黒部市は2020年4月の桜井、宇奈月両中学校の統合に伴い、電車通学の生徒が利用することになる桜井中学校最寄りの富山地方鉄
道荻生駅を、現駅向かいに新築する方針を示した。2017年度に富山地方鉄道と協議を進め、2018年度の着工、2019年度の完
成を目指すことにしている。
 荻生駅は1922年(大正11)年11月5日に開業した無人駅で、片面ホームは長さ55m、幅1.9〜2.5mで、上屋はない。待合
室は12uで、トイレは男女共用となっている。2015年度の乗降者数は1日平均84人。
 桜井、宇奈月両中学の統合時点で、現宇奈月中学校区から全生徒約130人が富山地鉄の電車で通学する見込み。一度に多くの生徒が
乗り降りするようになるため、線路を挟んだ現駅の向かい側に新築し、安全な通学環境を確保することにした。
 新駅はホームの長さ60m、幅3m。ホームには40m上屋を設ける。約60uの待合室や男女別のトイレ、多目的トイレを整備、ス
ロープを設置し、バリアフリー化する。
 2017年度は事業主体などについて富山地鉄と協議するほか、用地交渉・買収、設計などを進める。総事業費は1億3千万円程度を
想定している。
 荻生駅は元は相対式ホームの行き違い可能駅で貨物も扱っていた、廃止ホームや線路跡などの敷地が残っている。
 桜井中学校は建設から55年が経過し、老朽化が目立つことから統合を機に新築することになり、2015年10月21日に着工して
いる。完成は2017年7月の予定となっている。


富山地方鉄道本線荻生駅                         貨物用の幅広ホームが残っている
掲載日:2017/03/16
釜ケ淵駅今後も大切に守ります よくする会結成10周年

 立山町末三賀東部の住民でつくる「釜ケ淵駅をよくする会」の結成10周年記念行事が3月10日、立山町道源寺の富山地方鉄道立山
線釜ケ淵駅であり、釜ケ渕小学校6年生15人や住民、地鉄社員ら約20人が節目を祝い、駅を大切に守っていくことを誓った。
 釜ケ淵駅は1921年に開設され、現在は無人駅。住民が2007年に同会を設立し、駅舎の清掃や周辺の除草、花壇づくりなどをボ
ランティアで続けている。
 10日は全員で清掃活動を行い、児童代表の堀倭果帆さんと奥村代表がナナカマドを記念植樹。6年生が1人ずつ待合室用に手作りし
た座布団を浅倉光羽君が贈り、伊東希望さんが会からの祝い品を受け敢った。風船に地区の魅力を書いた札を付けて飛ばした。
 釜ケ淵公民館で式典があり、奥村代表は2010年に町が整備したパークアンドライド用の無料駐車場を例に「地域の拠点に多くの支
えがある。感謝を胸にさらに活動を前進させたい」とあいさつ。舟橋貴之町長が祝辞を述べた。


釜ケ淵駅舎 駅舎前も花いっぱい                                                                     釜ケ淵駅ホーム 「釜ケ淵駅をよくする会」が設置した廃ホームのプランター
掲載日:2017/03/12
富山地方鉄道3月4日 ダイヤ改正

 富山地方鉄道は2月10日、3月4日からの鉄道・市内電車のダイヤ改正を発表した。鉄道線(本線、立山線、不二越・上滝線)では、
朝の通学利用が多い平日の電鉄富山−上市間の1往復を電鉄富山−中滑川間に変更する。電鉄富山−上市間の等時隔性を高め、朝の混雑
緩和と利便性の向上を図る。
 また、立山黒部アルペンルートの観光客増加に対応するため、立山線の4月15日〜11月30日まで運行する季節列車で、休日に電
鉄富山−立山間の特急列車を2往復運行するほか、普通列車も3本を増発し、観光客の輸送力と速達性を高める。
 2016年は季節列車で、電鉄富山→立山の片方向で休日に2本、平日に1本の特急列車が運行されていた。2017年も平日は片方
向で1本運行される。
 市内電車環状線では、北陸新幹線の6時19分発東京方面の「かがやき500号」と接続させるため始発の富山駅発5時43分発6時
8分着に変更する。休日の10分間隔運転を10時から19時まで延長し、更に利便性を向上する。


休日増発される立山行き特急列車 電鉄富山駅                  休日の10分間隔運転を19時まで延長される環状線  西町
掲載日:2017/02/13